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Notebook: あのQBを倒すには
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年1月31日
- マイク・マッカーシーHC。「今日はいつもより20分ほど長く練習し、よい練習ができた。まだダラスでやる分を残してあるが、かなりの量をこなした。選手たちは(明日)ダラスに向かう準備はできている」
- 30日(日)午後2時に現地のメディア・センターがオープン。グリーンベイの地元記者たちも現地入りを始めている。
- パッカーズはラスコリーナスにある Omni Mandalay というホテルに宿泊する(地図)。地上28階、421室のホテルをすべて借り上げ、5000平方フィート(465平米)のホールもある(準備を進めるホテルの記事)。取り壊されたテキサス・スタジアム跡地が数kmのところにある。
- スティーラーズも同グループの Omni Fort Worth に宿泊する。 (地図)
- サザン・メソジスト大スタジアムでの練習についてマッカーシーHCは、「(雨で滑るなど)ケガのリスクがあったり、練習の質に問題がある場合にのみインドア施設に移す。(悪天候も予想されるが)低温や湿度のことは心配していない。気温よりも風の方が問題だが、いまのところインドアに移ることは予想していない」と語っている。ホテルでジョグ・スルー練習を済ませてから練習用スタジアムに向かうため、現地での練習は20分ほど短いとのこと。
- 2009年のスティーラーズ戦では1点差の惜敗。勝負どころでQBベン・ロスリスバーガーを捕まえきれず、逆転TDパスを許してしまった。「フィルムを見ながら私は数えた。5サックを挙げたほかに5回はチャンスがあった。本物のチャンスがね。しかしそこがベンのすごいところで、捕まえ損なったり、ヒットしながら逃げられたりした」とドム・ケイパースDC。
- ILBデズモンド・ビショップ。「ロスリスバーガーのパンプフェイクに引っかかったり、しっかり抱え込まずに失敗する選手が多い。捕まえるチャンスが来たら、ヒットして、抱え込み、すべての基本技術を総動員し、すべての体重をかけなければならない。彼は本当にデカくて倒れないから」
- 「先発右OLBは(ゾンボではなく)エリック・ウォルデンだ。彼は実力でそれを勝ち取ったのだし、ゲームに間に合うよう、あらゆるチャンスを与える」とマッカーシーHC。水曜に行う現地初練習の前に足首を検査し、練習参加の可否を決めるとのこと。
- DEカレン・ジェンキンズはもともとプレシーズンでふくらはぎを負傷、開幕戦で手を骨折、その両方が治ってきた第13週SF戦でふくらはぎを大幅に悪化させ、4試合欠場。しかしプレーオフ初戦で復帰してから徐々に調子を上げ、CHI戦は最近ではベストの活躍だった。今回はバイウィーク明けの@MIN戦以来11週ぶりにインジャリーリポートから外れている。「毎週よくなってきている。今はシカゴ戦よりずっといいし、さらに休めるのは大きいね。ゲームまでに100%になれたらと思う」
- 今季パッカーズのラン守備は1回4.7yds(NFL28位)と昨年より大幅に悪化したが、プレーオフでは平均3.5ydsと調子を上げている。AFC決勝で27回121yds(平均4.5)・1TDを走ったRBラシャード・メンデンホールを止めるのが重要なのは言うまでもない。
- Kメイソン・クロスビー。「現時点では、ゲームへの準備はすべて精神的な部分だ。身体的には、体に覚えさせたものを信頼するだけ。僕のポジションでは、どのゲームもさほど変わらない。ボールがスナップされ、ホールドされ、僕が蹴る。ビッグゲームであろうと、そのようにできるかぎり単純化してとらえようと心がけてる」
- 前日のロジャース発言から再燃したIR入り選手の問題についてマッカーシーHC。「問題でもなんでもない。昨日アーロン(QBロジャース)とニック(ILBバーネット)が直接話し合い、もう終わったことだ。我々はみな大人だ。ただ、ときに小さなことが大騒ぎになってしまう」
- QBアーロン・ロジャース。「僕からニックに連絡を取って、解決することができた。どちらかの謝罪が必要だとは思わない。コーチのオフィスに行って全員をチーム写真に加えるよう訴えた1人が僕だったことも彼に伝えた。スーパーボウル前だからなにかと話題になってしまうことは理解しているけれど、もう何でもないことだ」
- 今季QBロジャースはプレーオフを含めたドーム4試合でパス85/113(成功率75.2%)、1057yds、8TD、1INTのレーティング123.6とずば抜けた成績を残している。ドームでのキャリア通算でも成功率67.6%、26TD、5INTのレーティング111.1。
- おなじくWRジェニングスも、プレーオフを含めた今季ドーム4試合でパスキャッチ合計24回424yds、3TDと質の高いプレーができている。
- セーフティコーチのダレン・ペリーにレイダーズも興味を持っているとの報道あり。ペリーは2009年にパッカーズに来る前にレイダーズで2年間DBコーチを務めていた。契約があと1年残っているのでパッカーズは拒否することも可能だが、マッカーシーHCは出世を邪魔することはしないと予想されている。
- いっぽうマイク・ターゴヴァックDLコーチはチーム残留を明言。「自分が選べるのなら(クビにされなければ)、来季もパッカーズに残る。いずれは(DCを)やりたいが、今は私にとってふさわしいタイミングではない。(2009年1月に)グリーンベイに来ることを妻と決断したとき、3年間は続けると決めた。娘(16歳)をまた引っ越しさせたくない。そう決めていた」
- パッカーズが練習を行うサザン・メソジスト大のフォード・スタジアムの写真集とヴァーチャル・ツアー(要Quicktime)。周囲に高い建物がないので、外部の目を気にする必要がない。現地を取材した記者による写真1・写真2・写真3。フィールドにちゃんとGマークをペイントしてあるのが嬉しい。
- スーパーボウル勝利チームの選手にはそれぞれ$83000ドル、敗れたチームの選手には$42000ドルのボーナスが支給される。パッカーズ選手はワイルドカードの勝利で$19000ドル、ディビジョナルの勝利で$21000ドル、NFC決勝の勝利で$38000ドルをすでに手にしている。今回もし勝ったらポストシーズン合計$161000ドルのボーナスとなる。
- スティーラーズは創立最初(当時はパイレーツ)のロード敗戦が、グリーンベイでの0-47の完封負けだった(1933年10月15日)。またヴィンス・ロンバルディHCにとって、パッカーズ時代の最後の敗戦がスティーラーズ相手だった(1967年12月17日)。
- イーグルスのKデヴィッド・エイカーズはパッカーズとのワイルドカード・プレーオフでFG2本を失敗し、大きな敗因となった。直後にチームメイトが「個人的な問題を抱えていた」と弁護していたが、このたび詳細が判明。6歳の娘が卵巣がんの疑いで、ゲーム2日前に精密検査を受けていたのだ。試合後、恐れていたとおり悪性の腫瘍と判明したものの、さいわい手術が成功してぶじ退院している。
- QBロジャースはMLBミルウォーキー・ブリュワーズのスター、ライアン・ブラウンとともにNBAバックスのゲームを観戦。ライアンは新人王(2007)、オールスター3回など、ウィスコンシンで最も人気のある野球選手といってよく、年齢もロジャースと同じ27歳。「素晴らしい体験だったよ。観客の反応がものすごくて、信じられないエネルギーだった。アーロンはとても静かで自信に満ちていた。地に足のついた、素晴らしい人だ。僕らは共通の友人がいたりして、たくさんの話をした」とブラウンは振り返っている。
- ラスベガスのヒルトン・ホテルにて、「誰が最初にタッチダウンを挙げるか」のオッズ(写真)は、WRジェニングス、RBメンデンホール、WRウォレスの順となっている。(ただし数日前の映像)