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Packers 48 - 21 Falcons
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年1月16日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (12-6) |
0 |
28 |
14 |
6 |
48 |
Falcons (13-4) |
7 |
7 |
0 |
7 |
21 |
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パッカーズにとって今季2回目のジョージアドーム。第2Q途中までは両者タッチダウンの応酬で互角の展開だったが、CBトラモン・ウィリアムズが自陣エンドゾーンでインターセプトを奪ってからは一方的なパッカーズペース。前半終了間際にCBウィリアムズがINTリターンTDを決めて14点差で折り返すと、第3QにもQBロジャースが連続ロングTDドライブを成功させて事実上勝負あり。第4Qのファルコンズは連続ファンブルロストもあって反撃は7点どまりだった。
パッカーズのディフェンスは4ターンオーバーを奪い、オフェンスは第2Qから第3Qにかけて5シリーズ連続タッチダウン。QBロジャースはまさに完璧な内容で、このところキャッチミスの目立ったWRも素晴らしい働きで汚名返上。第2Qにキックオフリターンを許したスペシャルチームも、後半は立て直すことができた。今回はPティム・マステイのパント機会がなんとゼロだった。
NFC決勝は米東部時間の23日午後3時(日本時間24日午前5時)から。シカゴとシアトルのどちらが勝っても、パッカーズはアウェーでNFC決勝を戦うことになる。
第1Q
- ATL陣22から。3rdダウン6からWRホワイトへの10ydsパスで1stダウン。RBターナーの5ydsラン、投げ捨て、WRホワイトへの11ydsパスでGB陣へ。RBターナーのラン2回止まって3rdダウン10、RBスネリングへのパス成功も4ydsどまり。
- GB陣11から。RBスタークスの3ydsロス、スクリーンパス失敗で3rdダウン13、キャッチしてロングゲインしたWRジェニングスがファンブルロスト。
- GB陣48から。RBターナーの4ydsラン、WRジェンキンズへの22ydsパスでFG圏内へ。RBターナーの1ydsラン、サック4yds(OLBマシューズ)、WRホワイトへの12ydsパスで4thダウンインチズ、FBマヘリのランで1stダウン。RBターナーの12ydsランで先制タッチダウン。
- GB陣19から。オフサイド、RBスタークスのラン2回で初1stダウン。RBジャクソンの13ydsラン、RBスタークスの4ydsラン、FBクーンへの7ydsパスでATL陣へ。3rdダウン6からWRジェニングスへの18ydsパスでFG圏内に進んで第2Qへ。
第2Q
- WRドライバーへの5ydsパス、WRジェニングスへの2ydsパスで3rdダウン3、WRネルソンに8ydsパスが通ってATL陣08へ。RBスタークスの2ydsランのあと、WRネルソンに6ydsTDパス成功。
- WRウィームズが102ydsのキックオフリターンTD。
- リターナーのミスでGB陣08から。WRジェニングスへの6ydsパス、WRドライバーへの24ydsパス、WRジェニングスへの12ydsパス、WRジョーンズへの34ydsパスでレッドゾーンへ。3rdダウン3からサックと思われたが、ATLイリーガルコンタクトで1stダウン。RBスタークスの2ydsラン、ATLパスインターフェアで再び1stダウン。RBスタークスのランが止まったあと、FBクーンが1ydsTDラン。
- ATL陣35から。RBターナーの4ydsラン、WRフィネランへの11ydsパスでハーフラインへ。ラフィングザパサー(DEジェンキンズ)、RBターナーの7ydsラン、WRジェンキンズへの13ydsパスでレッドゾーンへ。フォルススタートとサック7yds(CBウッドソン)で3rdダウン21、CBトラモン・ウィリアムズがエンドゾーンでインターセプト。
- 残り2分22秒、GB陣20から。TEクウォレスへの6ydsパスで2ミニッツ。オフサイドで1stダウン。QBスクランブル6yds、ディレイオブゲーム、WRジェニングスへの20ydsパスでATL陣48へ(GBタイムアウト#1)。TEクウォレスへの8ydsパス、パス失敗で3rdダウン2、WRドライバーへの20ydsパスでATL陣20へ。WRジョーンズに20ydsTDパス成功。
- 残り37秒、ATL陣35から。3rdダウン6からパスインターフェア23yds(CBシールズ)、パスインターフェア12yds(CBウィリアムズ)でFG圏内へ。サック(OLBマシューズ)で9yds退がり、残り10秒で最後のタイムアウト。サイドライン際のパスをCBウィリアムズがインターセプト、そのまま70ydsリターンしてタッチダウン。前半終了。
第3Q
- GB陣20から。サック10yds、WRジェニングスへの7ydsパス、WRジョーンズへの15ydsパスで1stダウン。WRネルソンへの9ydsパス、RBスタークスの13ydsランでATL陣へ。RBスタークスの9ydsラン、2ydsランで1stダウンを取り、3rdダウン7からWRネルソンに14ydsパスが通ってレッドゾーンへ。WRネルソンへの10ydsパスのあと、QBロジャースがスクランブルで7ydsのTDラン。
- ATL陣27から。RBターナー落球、RBターナーの2ydsラン、WRジェンキンズへの24ydsパスはチャレンジで覆って結局パント。
- パントミスでハーフラインから。WRドライバーへの3ydsパス、RBスタークスの2ydsランで3rdダウン5、WRネルソンへの8ydsパスで1stダウン。ラン2回で3rdダウン5、WRドライバーへの22ydsパスでレッドゾーンへ。FBクーンの4ydsランのあと、FBクーンへ7ydsTDパスが決まって28点差。
- ATL陣27から。ATLパスインターフェア、TEゴンザレスへの7ydsパス、WRフィネランへの10ydsパスで3rdダウン3、WRジェンキンズへの22ydsパスでGB陣44へ。WRホワイトへの12ydsパス、WRフィネランへの19ydsパスでGB陣13に進んで最終Qへ。
第4Q
- WRフィネランへの8ydsパスのあと、WRホワイトに6ydsTDパス成功で21点差に。
- オンサイドキックはわずかに10ydsに届かず失敗し、ATL陣39から。3rdダウン10からRBジャクソンへの7ydsパスで1stダウンならず。50ydsFGトライは左アップライトを直撃して失敗。
- ATL陣40から。サック(NTラジ)、GBホールディング、WRホワイトへの5ydsパス、4ydsパスで3rdダウン1、QBスニークの際にQBライアンがボールをこぼしてOLBマシューズがリカバー。
- ATL陣44から。WRネルソンへの14ydsパス、RBスタークスの3ydsロス、WRジェニングスへの6ydsパス、WRネルソンへの9ydsパスでレッドゾーンへ。RBスタークスのノーゲイン、4ydsラン、サック10ydsで1stダウンならず、43ydsFG成功で24点差に。
- ATL陣21から。オフサイドなどで4thダウン1、パスキャッチしたWRジェンキンズがファンブルしてSSペプラーがリカバー。
- 残り5分32秒、ATL陣33から。QBフリンが登場。RBスタークスのラン5回で1つ1stダウンを取ってATL陣14へ。2ミニッツ明けに32ydsFGが決まって27点差に。
- 残り1分50秒、ATL陣27から。ロングパス失敗、サック(DEウィルソン)、RBジョンソンの4ydsランで1stダウンならず、パント。
- ニーダウンで試合終了。
- 先発QBアーロン・ロジャースは31/36(成功率86.1%)、366yds、3TD、0INTでレーティング136.8。
- レーティングが示すようにまさに完璧な出来で、パスの判断やコントロール、ポケットでの落ち着き、逃げるタイミングなどすべて申し分なし。
- パス最長はWRジョーンズの34ydsとWRジェニングスの30yds。どちらも十数ydsのパスをランアフターキャッチでロングゲインにしたもので、今回はロングボムをほとんど投げなかった。
- 3rdダウンで10回投げてすべて成功。(1回だけ1stダウンに届かず)
- QBスクランブルは2回13yds、1TD。TDランは第12週ATL戦以来、今季4回目。
- 第3Q冒頭にDEジョン・エイブラハムにサックされ、ロジャース独自の「チャンピオンベルト」のパフォーマンスをエイブラハムにされてしまった。しかしそのドライブの最後はQBロジャースがTDランを決め、やっぱりチャンピオンベルト。(写真)
- 元CBディオン・サンダースとジム・モーラJr.がQBロジャースのハイライトを見ながら分析(というか絶賛)するビデオ。
- チームラッシングは31回96yds(平均3.1)、2TD。先週と比べて苦戦したが、第12週ATL戦と比べればラン回数を増やすことはでき、相手に的を絞らせないバランスの取れたオフェンスが展開できた。
- RBジェームズ・スタークスは25回66yds(平均2.6)。前半はなかなか走らせてもらえなかったが、点差の開いた後半は相手が切れたのか好ゲインも出た。
- RBブランドン・ジャクソンは1回13ydsのみ。レシービングは1回7ydsのみ。そのほかスクリーンパスが2回あったが、どちらもQBが投げ急がされたせいか失敗に終わっている。
- FBジョン・クーンは2回5yds、1TD。レシービングでも2回14yds、1TDを決めている。
- RBディミトリ・ナンスはインアクティブ。
- WR/TE陣は以下のとおり。このところミスの目立ったWRだが、第1QのWRジェニングスのファンブルロスト後はほぼノーミスで、ランアフターキャッチもよかった。やや不安視されていたATLのセカンダリーを蹂躙したといっていい。
- 好調WR陣はなんと70yds以上が4人。WRドライバー、WRネルソン、WRジョーンズは来たボールをすべてキャッチしている。
- WRグレッグ・ジェニングスは8回101yds。最初のファンブルロストだけが減点材料。斜め後ろから追走する選手が見えておらず、ボールを両手で守っていなかった。
- WRドナルド・ドライバーは6回76yds。ショートパスを中心に、彼らしいキレのある動きだった。
- WRジェームズ・ジョーンズは4回75yds。20ydsのTDパスキャッチは、先週の汚名を返上する見事なプレーだった。
- WRジョーディ・ネルソンは8回79yds。ランアフターキャッチがよく、第2Q最初の6ydsTDパスキャッチはよくエンドゾーン左に飛び込んだ。
- WRブレット・スウェインはパスキャッチ機会なし。
- TEアンドリュー・クウォレスは2回14yds。
- 先発OL陣はLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTブラガ。
- 被サックは2回20yds。パスプロテクションはかなり安定し、ブリッツのピックアップもよく、QBロジャースは落ち着いて投げることができた。
- 後半最初のサックはLTクリフトンがDEエイブラハムにインサイドを抜かれ、QBロジャースが逃げ切れなかったもの。第4Q半ばのサックはカバレッジサックか。5WR隊形から投げる場所が見つからないまま、RTブラガとLGカレッジが突破を許した。
- ランブロッキングは先週と比べると今ひとつ。1stダウンでRBスタークスのランを読まれてシャットアウトされる場面が多かった。
- 第2QのFBクーンのTDランの際には、なんとNT B.J.ラジがフルバックの1人として入り、好ブロックで思いっきり押し込んだ。(FBホール欠場のため、FBクーンをテイルバックにすると2FB隊形が使えなくなる)
- トータルオフェンスはパッカーズ442ydsに対してファルコンズが194ydsと大差がついた。
- 第2Qから第3Qにかけての5シリーズ連続TDのうち、4シリーズが80yds以上のロングドライブだった。
- タイムオブポゼッションもパッカーズが38分19秒と圧倒。後半は点差が開いたためファルコンズは得意のランがコールできなかった。
- フィールドポジション争いはパッカーズが自陣33yds、ファルコンズが自陣32yds。後半にオンサイドキック失敗とファンブルロスト2回でパッカーズが逆転したが、「キックオフリターン後のオフェンス開始位置」では完敗だった。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが8/12の67%と素晴らしい数字。4回の失敗のうち3回は、大差がついた第4Qでのもの。
- ファルコンズの3rdダウン成功率は3/10の30%で、ここで大きな差がついた。最初のシリーズで2回成功したあとはわずか1回しか成功させられなかった。
- オフェンスの犯したターンオーバーはWRジェニングスのファンブルロストのみ。最初のオフェンスの3rdダウン13、ランアフターキャッチでせっかく1stダウンのラインを超えながら、後ろから追ってくるLBニコラスが見えておらず、片手で持っていたボールを叩き落とされた。30ydsもロングゲインした後だったのがさいわい。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは4つ。前半の2INTはどちらも値千金で、後半の2ファンブルリカバーはおまけのようなもの。
- 第2Q半ば、エンドゾーンへのパスをCBトラモン・ウィリアムズが見事なインターセプト。一瞬WRジェンキンズがフリーになったようにも見えたが、そこから素晴らしいスピードで追いついて助走付きのハイジャンプ。WRが転んでいる間に、こちらは一番高いところでキャッチすることができた。
- 第2Q最後のプレー、CBトラモン・ウィリアムズがINTリターンTD。サックでGB陣35まで退がったあと、FG圏内に戻すためサイドライン際のWRロディ・ホワイトへのショートパスを狙ったが、読んでいたCBウィリアムズが完璧なタイミングで飛び込んだ。QBライアンのタックルを軽々とかわし、エンドゾーンへ一直線。
- 第4Q、スニークしようとしたQBライアンがボールをこぼし、OLBマシューズがリカバー。
- 同じく第4Q、パスキャッチしたWRジェンキンズからSSペプラーがファンブルフォース、ILBビショップがリカバー。
- ラン守備重視のため、DEカレン・ジェンキンズでなくNTハワード・グリーンが先発。
- パス守備はQBマット・ライアンを20/29、186yds、1TD、2INTのレーティング69.0。
- パッカーズ守備のサックは5回37yds。OLBマシューズ、CBウッドソン、OLBマシューズ、NTラジ、DEウィルソンの順。
- さすがにQBライアンは簡単にはバタバタしてくれないが、それなりにプレッシャーはかけることができた。とくに第2Q末、OLBマシューズのサックは大きかった。ロスでGB陣35まで退がって最後のタイムアウトを使ったため、戻すためにはサイドライン際に投げるしかなく、INTリターンTDに直結した。
- パスカバレッジはまずまずで、最長22ydsどまり。長めのパスがポンポンと通ったのは第3Q末から第4QのTDドライブぐらいだった。
- ラン守備は14回45yds(平均3.2)。
- プロボウラーの先発RBマイケル・ターナーは10回39yds。
- 点差が開いたため、後半はわずか3回しかランがコールされなかった。RBターナーは前半は9回37yds、後半1回2yds。これが勝因の1つだろう。
- 反則は6回65ydsと久しぶりに多かった。ファルコンズはレギュラーシーズンの反則がNFL最少(わずか58回)だったが、今回は7回32yds。
- 第2QにはDEカレン・ジェンキンズがラフィングザパサー。手がQBの顔に行ってしまった。
- 第2QにQBロジャースがディレイオブゲーム。タイムアウトが間に合わず。
- 同じく第2QにはCBシールズとCBトラモン・ウィリアムズが連続パスインターフェア。嫌な雰囲気だったが、CBトラモン・ウィリアムズのインターセプトで救われた。
- 第4QにはILBビショップがパスカバレッジでホールディング。
- 同じく第4QにDEウィルソンがオフサイド。
- キックオフリターンはRBジェームズ・スタークスが2回平均10yds。キャッチミスでアウトオブバウンズにボールをこぼすポカがあった。CBパット・リーと交代したがタッチバック。
- 第4Qのファルコンズのオンサイドキックは成功したかに見えたが、WRフィネランが触れるのがわずかに早すぎ、「10yds飛んでいなかった」としてオンサイド失敗となった。
- CBトラモン・ウィリアムズのパントリターンはフェアキャッチ2回、アウトオブバウンズ1回でリターン機会なし。
- Pティム・マステイはなんとパント機会なし。もちろん今季初めて。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは2/3。50ydsトライは左ポストを直撃して失敗したが、その後43ydsと32ydsを成功させている。
- カバレッジチームは、問題のWRエリック・ウィームズに102ydsのキックオフリターンTDを許す大失敗。Kクロスビーが飛び込んだときに味方を巻き添えにしてしまった。しかしその後は、高く短く蹴ったり転がしたり工夫したのがうまくいき、ビッグリターンを許さずにすんだ。
- パッカーズは今回もコイントスに勝って後攻を選んだ。第11週@MIN戦で初めて使って成功して以来、このやり方が増えている。
- ケガ人は以下のとおり。
- 第4Q、FSニック・コリンズがカートで退場したが、痙攣を起こしてロッカールームで点滴を受けただけ。その後復帰している。
- 第4Q、NT B.J.ラジがサックを決めた際、DEジェンキンズのヒザで頭を打って退場。ぼんやりしたりふらつく様子もなく、チームドクターは復帰の許可を出したので、大したことはなさそう。
- CBパット・リーはヒップを痛めて退場。復帰せず。
- FBジョン・クーンは首のいわゆる"Stinger"で退場し、復帰せず。肩や腕にしびれが走るものだ。エンドゾーンに飛び込んだ時にハードヒットされたせいか。
- アクティブ登録から外れたのは、QBハレル(第3QB)、RBナンス、FBホール(ヒザ)、G/Cマクドナルド、G/Cディートリック=スミス、OLBゾンボ(ヒザ)、CBゴーディ、SSビグビー(鼠蹊部)。