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Notebook: CBハリスの心構え
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年11月 5日
- TEアンドリュー・クウォレス(肩)が練習に復帰。前日の会見でマッカーシーHCが「まず練習フィールドに出なければ」などと彼のタフネスを疑問視するようなコメントをしたせいかもしれない。「間違いなくプレーできる。まだ少し痛みはあるけど、少しずつよくなってきた。僕は大丈夫だよ。タフだから」
- 足首捻挫のためジェッツ戦を休んだRBディミトリ・ナンスだが、今週は出場できそう。
- ハムストリングが治ってきたOLBクレイ・マシューズだが、ジェッツ戦の翌朝起きてみると、すねとふくらはぎが大きく腫れ上がっていたとのこと。今週はあまり練習できていないが、出場は問題ない見込み。
- LGダリン・カレッジ(背中)は2日連続で練習を休んだ。彼はNFL入り以来72試合連続出場、大学時代を含めると127試合連続で欠場がない。
- LGカレッジ欠場となればC/Gジェイソン・スピッツが久しぶりに先発出場することになる。ジェッツ戦でLGカレッジの靴が脱げた間に数スナップだけ代役を務めただけ。「前回先発出場してからずいぶん経った? まったくだね。でも僕は毎日練習しているし、コーチたちは選手たちにしっかり準備させてる」
- カウボーイズのOLBデマーカス・ウェアは今季8サックを挙げてOLBクレイ・マシューズ(9.5)に次ぐNFL2位につけている。「だから、もし抜かれそうになったらホールディングしろ、とRTブラガにしつこく言ってるんだ。いやまあ、ただの冗談だよ。じっさい彼は素晴らしいアスリートだ。僕自身、彼のフィルムを見てパスラッシュ向上に役立ててる」とOLBマシューズ。
- SSチャーリー・ペプラーによると、プロ入りしてから母に家と車をプレゼントしたが、母は今でもHome Depotで働いているとのこと。(先月の記事参照)
- 復帰の近いCBアル・ハリスだが、先発の座は取り戻せなくても仕方がない、自分は3番手で問題ない、と語っている。「ケガでスターターを失うことはない、というのが基本ルールではある。でもチームがそれに従うとは思えないからね。トラモンは素晴らしい仕事をしているよ。このスキームに適応し、見事な働きをしている」
- パッカーズでの将来についてCBハリス。「(この年齢で大ケガをしたので)普通なら放出されても仕方のないところだ。ロッカールームを眺めても、複数のチームでプレーしてきた選手がたくさんいる。でも彼ら(フロント)は立派で、『とにかく元気になれ。我々は君を尊重している』と言ってくれた。尊敬に値する態度だ。(来季が契約最終年であることについて)僕もすこし歳をとったし、こちらは成り行きを見守るしかない。でもこのスキームなら、僕は40歳までプレーできる。以前の(マンツーマンのプレスカバレッジ)スキームだと、とても無理だっただろうけど」
- 放送中にCBの名前が呼ばれないのはよい仕事をしている証拠。ニッケルバックを務める新人CBサム・シールズはビッグプレーを許すことが少なく、名前の呼ばれないゲームを続けている。「フィールドに出たら、自分にとって"A"クラスのゲームをしなきゃいけない。周りに優秀なベテランが揃っているだけにね。仕事を熟知して、自分の最高の仕事をしないと」
- ジェッツ戦でのPティム・マステイの好パントの中でも、試合最後の41ydsパント(アウトオブバウンズ)は評価が高い。これまでパッカーズのパンターは、接戦の最後に不甲斐ないパントでディフェンスを窮地に追い込むことが多かった。「トリッキーな風の中であれだけのハングタイムを稼いでネット40yds以上なんて、(キッカーでいえば)決勝FG成功に値するよ」とKメイソン・クロスビー。
- Pマステイが敵陣深くを狙ったパントは、最後の41ydsを含め、どれもオーストラリアン・フットボールにおける"ドロップ・パント"のテクニックを使ったもの。ボールの中心を蹴ってスパイラルをかける通常のパントとは違い、ボールのとがった部分を蹴り、逆回転をかける。「通常のパントと比べ、ソフトに蹴るんだ。バックスピンがかかれば理想的。普通のスパイラルのパントは着地でむしろ加速してしまう(タッチバックに直結)ことも多いが、この蹴り方だと、たとえ前に転がる場合でも着地がソフトだ。ボールのノーズを蹴ると、普通とは違った逆回転がかかり、逆風にも負けず、バウンドして戻ってくる」とスローカムSTコーチ。Pマステイはオーストラリア人のPクリス・ブライアンとの争いの中でこの技術を磨いたのだという。
- CBリー欠場のため、WRネルソンとCBウィリアムズがキックオフリターナーの候補。しかしスローカムSTコーチによると、RBディミトリ・ナンス、CBサム・シールズ、RBジェームズ・スタークスにも準備をさせているとのこと。CBウィリアムズは今季パスカバレッジの大黒柱的な働きをしており、しかもパントリターナーを兼任。WRネルソンもWRドライバー欠場で出番が増えるため、できればキックオフリターナーは別の選手に任せたいところ。
- 第11週以降はNBCが注目カードをサンデーナイトに選べるフレックス・スケジュールとなるが、FOXとCBSはそれぞれ5試合(他局に奪われたくないカード)に限ってプロテクトできる決まりになっている。Press-Gazette紙によると、FOXは第11週GB@MINと第16週NYG@GBをプロテクトした、とのこと。