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Packers - Vikings Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年10月26日
試合終了からしばらく経ってもスタジアムの盛り上がりは収まらず、通路からロッカールームに戻る選手たちの興奮ぶりもものすごい。
- マイク・マッカーシーHC。「これは素晴らしいチームとしての勝利であり、我々の人格の勝利でもある。これこそチームの必要としていたものだ」
- QBアーロン・ロジャース。「(ファーヴ相手ということは)僕の頭にはあまりなかった。メディアからさんざん質問されてきたけれど、僕らもこれで多少は静めることができたように思う。大きなチームの勝利だった。この位置にいる僕らにとって、少し格別のものがある。3勝3敗で同地区との対戦、最大のライバルとの競ったゲーム、そしてこの終わり方。チームにとっては特別な夜だ。僕にとってもね」
- QBロジャースからは、数週前のプレーコール批判と関連したようなコメントも。「両パスラッシャーを封じ込めてくれたブライアン(RTブラガ)とチャド(LTクリフトン)に、まず特別の称賛をささげたい。ただ、マイク(マッカーシーHC)も大きな称賛に値すると僕は思う。スクリーンや通常のドロップバックを織り交ぜた攻撃が、相手をオフ・バランスにし続けることができた。おかげで波に乗ることができた」
- QBロジャースが初めてファーヴ相手に勝利したことについてDEライアン・ピケット。「彼にとって大きな意味のあることだ。ここで起きたすべてのことを振り返ってみるといい。いつまでも尾を引いている。そのうえ昨年はブレットに2回とも負かされた。こちらにはA-Rodがいてくれて僕らは嬉しいよ。彼が勝利を他にしたことを僕らは喜んでる。彼は素晴らしいQBだ。たくさんの出来事があり、ブレットのせいでさらにこのゲームに注目が集まった。もし僕がQBだったら、この勝利は心から嬉しいはずだ」
- 昨季はMIN戦2試合で被サック14回。今回は被サックゼロ。「ゼロという数字が全てを語っている。水曜にはチャドとブライアンの奮起を促し、彼らは見事な活躍で応えてくれた。全てはアーロンをプロテクトすることから始まるのだから」とマッカーシーHC。
- LTチャド・クリフトンはほとんどヘルプなしの1on1勝負でDEジャレッド・アレン(今季は不振だが)を完封した。「職場でのいつもの一日にすぎないよ」と口下手な彼には珍しいジョークをかましたあと、「何がよかったのかはよくわからない。フィルム・スタディに戻って全試合を見てみないとね。毎年ミネソタ戦は大変な戦いだ。お互い死力を尽くして戦う。今日もそれに違いはなかった。DEアレンはすごいモーターを持っていて、彼の激しさに負けてはならない。今日は勝たなければならないゲームで、大きな勝利を手にすることができた」
- 最長45ydsを含む4回107ydsの大活躍を見せたWRジェームズ・ジョーンズについてQBロジャース。「非常にいいプレーがいくつもあった。彼の自信にもなったと思う。(CHI戦のファンブルロスト後は)ここ2週ほど出番も減ったし、とてもへこんでいるように見えたから」
- WRドナルド・ドライバーの連続試合パスキャッチ記録が途切れたことについてQBロジャース。「残念だ。彼は偉大な選手であり、素晴らしいパッカーだ。いくつかの僕自身の判断ミスを除けば、ドナルドのことがたぶん最も残念なことだ」
- パッカーズは前半、半月板手術から復帰してきたヴァイキングスの新人CBクリス・クック(2巡指名)を狙うパスが多かった。WRジェニングスへの24yds、WRジョーンズへの45yds、WRジョーンズへの32ydsなどやりたい放題。その後ヴァイキングスはCBクックを下げてCBフランク・ウォーカー(今月13日に契約したばかり)を投入し、パス守備が安定した。
- 「彼に3回負けたら、僕らの自尊心は壊滅的打撃を受けただろうからね」とILBデズモンド・ビショップ。
- ドム・ケイパースDCはキャリア初めてファーヴに勝利。とくに昨季は2試合で7TD、0INT、0サックという不甲斐なさだった。今回は、負傷者に苦しみながらもさまざまな隊形やブリッツやカバレッジを織り交ぜて、単調にならなかった。「インターセプトの際にはいいプレッシャーをかけることができた。選手たちはタイムリーなビッグプレーを決めてくれた。3インターセプトはあまりにも大きい」
- 「ディフェンシブエンドは人がいなくなってしまった。(DEジェンキンズ急きょ欠場のため)DL4人で試合を始め、(DEピケット退場で)序盤のうちに3人になった。OLBフランク・ゾンボ(254ポンド)をエンドで使わざるをえなかった」とケイパースDCは振り返っている。マッカーシーHCは、「若い3人のディフェンシブラインメンについては、いくら褒めても足りない。彼らは非常に大きな働きをしてくれた」
- サックは挙げられなかったものの、OLBクレイ・マシューズは最後のシリーズでのパスラッシュに胸を張っている。「あのフェイスマスクがなければサックできていたはずだ。(サックがなくても)よいプレッシャーをかけていたし、そのことは彼のパス(オーバースロー)を見れば明らかだったし、インターセプトを奪えた理由でもある」
- ファーヴから最初のインターセプトを奪ったILB A.J.ホーク。「むこうは片側に4人のレシーバーが集まる変わった隊形だった。そういう場合は1人か2人が必ずカムバックしてくるから、僕はそうしたインサイドのレシーバーの担当だった。戻ってくるのを待つだけだから、割と簡単な仕事だ。WRベリアンがカムバックしてきて僕の前を横切ったんだけど、ブラッド(OLBジョーンズ)がQBをヒットしたためにパスがビハインドになった」
- ILBデズモンド・ビショップにとって、インターセプトもタッチダウンもNFL初。「きっと僕の戦歴に残るプレーだと思う。ブレット・ファーヴからINTを奪ってタッチダウンできたのは名誉なことだ」と殊勝なコメントをしている。「僕がモスをカバーするハメになったわけだけど、落ち着いて基本に忠実なプレーができた。フィルムで何度も見たルートをモスが走り、ブレークしたところを僕が自然に反応しただけ。QBを見たら、ファーヴがそこに投げたがっているのはわかった。僕はいいポジションにいたけど、モスがスライドしてフリーになると思ったんだろう。でも(DEウィルソンの)プレッシャーも迫っていたし、ファーヴはプレイメーカーをめがけて無理して投げた。そこに僕が踏み込んだだけ」
- 見事な飛び込みでこの日3つ目のインターセプトを奪ったFSニック・コリンズ。「こちらには良いゲームプランがあり、僕らはそれを実行した。多彩なディフェンスを駆使する必要があった。(縦に抜かれないよう)すべてを僕らの前に置くのが僕らセーフティの役割だった」
- 試合最後の3プレー(すべてパス失敗)ではILBデズモンド・ビショップをアウトサイドのWRランディ・モスの前にセットさせ、スクリメージ上でWRモスをバンプさせた。
- 両DE不在となっため、ベース隊形でのDLが相当弱く、1stダウンでコンスタントに5yds以上走られる結果になった。ふだん出番のあまりない7巡指名ルーキーのDE C.J.ウィルソンがチーム2位の8タックルを記録。「きょう1日でずいぶん成長した気がする。2歳児が10歳児になったような感じ」
- 昨年MIN戦ではサックがゼロだったが、今回はようやくDEジャリアス・ウィンが1つだけ決めることができた。パッカーズにとっては昨季ファーヴとの初対戦から数えて179分めのことだった。「僕はファイトし続けただけ。タックルとガードにダブルチームされたけど、アップフィールドへとプッシュし続けた。自分が頑張らなきゃいけない、自分が輝く時だと思っていた」
- CBチャールズ・ウッドソンが木・金と練習を休んだのは、夫人が緊急の帝王切開の手術を受けたため、とNBCが報じている。詳細は不明。
- 元パッカーズQBがパッカーズ相手に挙げた通算パス成績としては、ブレット・ファーヴ(3試合で686yds)が最多パッシングヤードとなった。これまでの記録はQBマーク・ブルネルの3試合685yds。
- パッカーズが元パッカーズQBからインターセプトリターンTDを挙げたのは、1961年11月5日ボルチモア・コルツ戦でQBラマー・マクハン相手にCBジェシー・ウィッテンドンが決めて以来、49年ぶりのこと。