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Packers - Bears Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年9月29日
- マイク・マッカーシーHC。「反則18回。これでうまくいくわけがない。そんな風でフットボールゲームには勝てない」
- QBアーロン・ロジャース。「これは僕らのプレーのやり方じゃない。僕らは(オフェンスで)得点できるはずのチャンスを何度も逃し、(ディフェンスも)ビッグプレーのチャンスを何度も逃した。第3QにFGブロックされて、そこで流れが変わってしまった。3点差で敗れたのだから、あの違いはあまりにも大きかった」
- ILBニック・バーネット。「僕らはサンタクロースじゃないんだ。煙突を降りて行って勝利をプレゼントするのは僕らの商売じゃない」
- CBチャールズ・ウッドソン。「フラストレーションのレベル? ものすごく高いさ。競ったゲームでビッグプレーをしたと思ったら反則で取り消される。それも疑問の残る判定でね(SSバーネットのパスインターフェア判定に怒っている)。ハードに努力を重ね、マンデーナイトの舞台で同地区相手に必死でプレーしているのに。ビッグプレーがあんな風にして取り消されるのはほんと苛立たしいよ。スペシャルチームの許したタッチダウンはものすごく痛かったけれど、それでも僕らには勝つチャンスがあった」
- FSニック・コリンズ。「反則にスペシャルチーム。僕らディフェンスは(ターンオーバーの)大きなチャンスをつかめなかった。こんなゲームで相手を突き放せずにいると、ああいったこと(パントリターンTDやファンブルロスト)が起きがちだ」
- RTマーク・タウシャー。「僕らの反則があまりにも多すぎた。ドライブを仕上げることができなかった。よいチームを相手にしているのにやるべき仕事ができなかったのは大きな失望だ。個人的には、フォルススタート連発は言い訳ができない。僕がいくつQBハリーを許したかは知らないが、オフェンスは効果的にボールを進めることができていた」
- ジョー・フィルビンOC。「今夜は反則が多すぎた。あまりにも。これまで我々は反則を減らすことに注力し、完ぺきではないものの前進したと思っていたのに、今夜は大きな後退をしてしまった」
- パスプロテクションについてジョー・フィルビンOC。「かなりよく持ちこたえたと思う。エンプティ隊形(ノーバック)でもあまりプレッシャーをかけられなかった。1回か2回はあったし、完璧だったとは言わないが。個人のパフォーマンスについては、テープをよく分析してからだ」
- ベアーズディフェンスのゲームプランは、ブリッツは少なく、フロント4だけでプレッシャーをかけて後ろを多人数でゾーンカバレッジ。パッカーズ側は無理にダウンフィールドに投げず、我慢してショートパスを繰り返した。ベアーズ側はいわゆる「曲がっても折れない」を徹底し、ミスタックルが非常に少なかった。そのため、パッカーズがミスなくドライブを続けて時間はコントロールできたものの、ノックアウトパンチを繰り出せなかった面がある。
- いちおうエースRBのはずのブランドン・ジャクソンだが、試合最初のプレーではジョン・クーンがワンバックに入り、RBジャクソンの出番は3プレー目。初ラッシングは第2シリーズに入ってからだった。これほど貧弱なラン攻撃でも序盤はプレーアクションが効いていたが、途中からはさすがにベアーズ側もつられなくなった。
- 最大の敗因(の数々)を作ったスペシャルチーム。
- これほど落胆した様子のショーン・スローカムSTコーチを見たことがない、とある記者。「集中力の問題だとは思わない。エクセキューションの問題だ。よいエクセキューションとは、毎週それを続けて初めて認められるものだ」
- 第3QのFGブロックも大きく試合を左右した。後半最初のオフェンスで12プレー・8分27秒というロングドライブを成功させただけに、無得点に終わったショックは大きかった。DEジュリアス・ペッパーズはFGまたはPATのブロックがなんと通算10回目。パンサーズ在籍時にもパッカーズはやられたことがある。
- FGブロックについてKメイソン・クロスビー。「キック自体は問題ないように見えたけど、ただDEペッパーズがすごいプレーをした。ほんと危険な選手だ。間をすり抜けてきたようで、しかもあの大きさ(身長201cm)だからね。キッキングチームはそれまですべて上手くかみ合っていた(FGすべて成功)だけに残念だった。競った試合でFGをブロックされるのはきつい。でも僕らは必ず修正していく」
- FGブロックに責任がなかったとしても、第2Qにキックオフをアウトオブバウンズに蹴ったのはKクロスビーの単純なミスで、マッカーシーHCの怒りを買った。「すこし左に引っかけてしまい、バウンドもアンラッキーだった。ここも修正しないと」
- 第4Q冒頭のパントリターンTDはカバレッジチームの責任だが、第2Q末の28ydsリターンはPティム・マステイの責任だった。飛距離35ydsのラインドライブでハングタイムわずか2.64秒、WRヘスターがキャッチした時点で彼の前はガラ空きだった。かろうじてPマステイ自身の好タックルでタッチダウンを防いだものの、このシリーズでTDが決まり、それまで無得点だったベアーズが息を吹き返してしまった。
- 第2Q末の28ydsパントリターンについて、Pティム・マステイ。「自分でタックルできたことだけが慰めだ。ビッグリターンされたのはすべて僕のパントミスが原因なんだから」
- 第4Q冒頭にWRヘスターに許したパントリターンTDはカバレッジチームの責任。エンドゾーンからのパントにもかかわらず、飛距離57yds、ハングタイム5秒と十分な仕事だったからだ。「僕らはもっと規律あるカバレッジをしなきゃいけない。あれは大きかった。縦に開いた唯一の穴を突かれてしまった。前回彼がリターンTDを決めたのは僕のルーキーイヤーだった。今日はカバレッジの規律が緩んでいた感じだ。僕らは帰ったらフィルムを見て向上していかなくちゃいけない。あまりにも大きなモメンタムの変化だった」とCBジャレット・ブッシュ。
- フィールド中央に蹴ってしまったPマステイにもパントリターンTDの責任はある、とスローカムSTコーチ。「前半にビッグリターンを許したことからしても、アウトオブバウンズに蹴る必要があった。パンターなら誰でも可能な仕事だが、毎回必ずできるわけじゃない。それができなかったときはカバレッジがもっとよい仕事をしなければならないのに、ウチはできなかった」
- 試合残り2分27秒でのWRジョーンズのファンブルロストの場面でマッカーシーHCは無理なチャレンジをしてしまい、貴重なタイムアウトを浪費して最後に時間を残せなかった。「私はその目の前に立っていたからだ。何が起きたのか非常によく見える場所にいて、あのDBの足がアウトオブバウンズにスウィングしたのを見た。審判も同じように見てくれると期待してしまった。2分18秒残してチャレンジ権が2つ残っていたし、あのきわめて大きなプレーは、こちらに転んでいたかもしれない」
- 残り08秒で相手にFGを蹴らせるより、TDランを許して残り45秒ぐらい残した方がチャンスがあったのでは、という質問にマッカーシーHC。「あそこでTDをさせた方がいいとは考えなかった。FG失敗の方がまだ可能性があると思ったから。議論はしたけれど、そちらの道は採らなかった」
- 試合が終わって引き上げる際、FSニック・コリンズはベアーズファンと激しい口論になり、どうもマウスピースをスタンドに投げ込んだらしい。FSコリンズはロッカールームで、「つばを吐きかけられたり、Nで始まる(人種を示す)言葉で罵られ、カッとなってしまった。でもすべてのファンに謝罪したい」と話している。すでにNFL本部が調査中で、罰金等の処分が下されるのではないか。