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Packers 34 - 7 Bills
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年9月20日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Bills (0-2) |
0 |
7 |
0 |
0 |
7 |
Packers (2-0) |
13 |
0 |
14 |
7 |
34 |
天気は晴れ、気温は14℃。パッカーズは前半オフェンスが攻めきれずに嫌な雰囲気だったが、後半に入ると2つのターンオーバーを活かして3タッチダウンを奪い、ホーム開幕戦を大勝で飾った。オフェンスではTEフィンリーが4回103yds、ディフェンスではOLBマシューズがまたも3サックの大活躍で勝利に大きく貢献した。
第1Qは攻守とも好調で13点リードしたパッカーズだが、第2Qに入るとラン守備が苦しんで追い上げを許す。しかし後半最初にILBチラーがインターセプトを奪うとパスオフェンスも調子を上げ、3シリーズ連続タッチダウンを奪って勝負あり。大差がついた後もビルズはラン攻撃中心で、順調に時間が流れて試合終了。
LTクリフトン(左ヒザ)が第2Q途中で退き、代わったLTブラガがよく頑張った。LTクリフトンのヒザは急に悪くなったわけではなく、以前から悪かった箇所とのことなので、プレー内容を見て交代させただけかもしれない。NTラジとOLBジョーンズがともに軽いヒザの負傷でいったん退場したが、ぶじ復帰している。
第1Q
- GB陣34から。WRドライバーへの13ydsパス、RBジャクソンの6ydsラン、FBクーンの3ydsラン、FBクイン・ジョンソンへの11ydsパスでFG圏内へ。オフサイドなどで3rdダウン3、WRジョーンズへのパスは通らず。44ydsFGで3点先制。
- RBリンチのランが2回止まって3rdダウン9、サック(OLBマシューズ)が決まってパント。
- BUF陣49からのチャンス。WRドライバーへの7ydsパス、TEフィンリーへの34ydsパスで一気にゴール前8ydsへ。しかしTDパスは通らず、24ydsFG成功。
- BUF陣31から。RBリンチの5ydsラン、サック(DEジェンキンズ)、RBジャクソン落球で3&アウト。
- WRドライバーへの11ydsパス、新加入RBディミトリ・ナンスの4ydsラン、RBジャクソンの4ydsランで3rdダウン2、TEフィンリーへの32ydsパスでBUF陣20へ。3rdダウン10から12ydsのQBスクランブルで1stダウン。RBジャクソンの3ydsラン、WRジョーンズへの4dysパスでゴール前1ydsに迫り、最後はRBジャクソンが1ydsTDラン成功。
- RBリンチの14ydsランで初1stダウンを取って第2Qへ。
第2Q
- RBリンチのラン2回で3rdダウン2、RBスピラーへの7ydsパスでフィールド中央へ。RBリンチの11ydsラン、パスインターフェア24yds(CBウッドソン)、RBフレッド・ジャクソンの10ydsランでゴール前3ydsへ。最後もRBジャクソンが3ydsTDラン。
- 好リターンでGB陣40から。WRジェニングスへのパスは2ydsロス、RBジャクソンの2ydsラン、フォルススター(LGカレッジ)、パス失敗で初の3&アウト。
- BUF陣28から。WRパリッシュへの13ydsパスで1stダウンを取るが、インテンショナルグラウンディングがあって3rdダウン13、RBスピラーへのスクリーンパスは4yds止まり。
- GB陣16から、RBジャクソンの4ydsラン、FBクーンの3ydsランで3rdダウン2、FBクーン落球で3&アウト。
- BUF陣31から。RBジャクソンの6ydsラン、3ydsラン、WRパリッシュのエンドアラウンド4ydsで1stダウン。ワイルドキャットからRBジャクソンが4ydsラン走って2ミニッツ。3rdダウン6からWRジョンソンへのパスは3yds止まりでパント。
- 相手パント前もタイムアウトを取らず、GB陣20からラン1回で時計を流して終了。
第3Q
- BUF陣26から。TEステューパーへの9ydsパス、RBリンチの3ydsランで1stダウン。3rdダウン8からILBチラーがインターセプトし9ydsリターンでBUF陣39へ。
- 3rdダウン7となるがWRジェニングスへの17ydsパスで1stダウン。WRネルソンへの11ydsパスででゴール前8ydsへ。3rdダウン7となるが、WRドライバーに7ydsTDパス成功。
- BUF陣28から、RBリンチの4ydsラン、サック(OLBマシューズ)で3rdダウン18、RBスピラーへのスクリーンパスは3ydsどまり。
- GB陣36から、FBクーンの7ydsラン、WRネルソンへの15ydsパス、TEフィンリーへの22ydsパスでFG圏内へ。FBクーンの3ydsラン、RBジャクソンへの8ydsパスでゴール前7ydsへ。WRジョーンズがファンブルするがRBジャクソンがリカバー(3ydsロス)。QBロジャースがスクランブルで10ydsTDラン。
- 好リターンでBUF陣38から。ラン2回で3rdダウン4、WRジョンソンに15ydsパスが通って最終Qへ。
第4Q
- パスキャッチしかけたWRパリッシュからSSバーネットがボールを奪ってインターセプト。
- GB陣48から。フォルススタート(LTブラガ)などで3rdダウン15、TEフィンリーに15ydsパスが通って1stダウン。FBクーンの10ydsランのあと、WRジョーンズへ30ydsTDパスが決まって27点差。
- RBスピラーのビッグリターンでBUF陣49から。WRパリッシュへの21ydsパスの後が続かず、4thダウン11からサック(OLBマシューズ)。
- GB陣39から、フォルススタートの後でWRジェニングスに21ydsパスでBUF陣へ。ラン2回で3rdダウン6、WRドライバーに通らずパント。
- RBジャクソンの5ydsラン、7ydsスクランブルで1stダウン。TEストゥーパーへの5ydsパス、RBジャクソンの11ydsラン、3ydsロス、WRジョンソンへの12ydsパス、FBマッキンタイアの2ydsランでさらに1stダウン。RBスピラーの3ydsランで2ミニッツ。BUFホールディング、RBスピラーへの6ydsパスで4thダウン11、QBスクランブル不発でギャンブル失敗。
- ニーダウン2回で試合終了。
- 先発QBアーロン・ロジャースは19/29、255yds、2TD、0INTでレーティング116.3。
- 前半は先週と同じようにミスが多かったが、後半はほぼ完ぺきだった。
- 前半は8/16、110ydsのレーティング72.4。 後半は11/13、145yds、2TDのレーティング152.7。
- 第3Qにはスクランブルで9ydsのTDラン。しかしランボーリープはヒップまで上がり切らず、ぶら下がり型の失敗リープになってしまった。(ビデオ)
- 被サックゼロが嬉しいところ。昨季はプレーオフを含めて2回しかなかった。
- チームラッシングは27回97yds(平均3.4)、2TD。(QBスクランブル含む)
- 先発昇格のRBブランドン・ジャクソンは11回29yds(平均2.6)、1TD。レシービングは10ydsのナイスプレーがあった。思うようには走らせてもらえなかったが、1ydsTDラン(ビデオ)は倒れそうになりながらよく踏ん張った。
- FBジョン・クーンは9回36yds(平均4.0)。そのうち後半は6回27yds(平均4.5)。オフェンシブラインが大きな穴を開けてくれた。過去2シーズンはキャリー8回ずつだったので、それを上回るキャリー数を1試合でこなしたことになる。
- 新加入のRBディミトリ・ナンスは2回6ydsと試運転程度。来週はもっと増えるはず。
- 欠場のFBコーリー・ホール(でん部)に代わってFBクイン・ジョンソンが先発出場。
- WR/TE陣は以下のとおり。
- WRグレッグ・ジェニングスは3回36yds。第3Q最初のシリーズでの地面すれすれの17ydsキャッチがドライブを救い、結果として大勝につながった。
- WRドナルド・ドライバーは4回38yds、1TD。(ビデオ)
- WRジェームズ・ジョーンズは3回32yds、1TD。(ビデオ)
- WRジョーディ・ネルソンは2回26yds。
- TEジャーマイケル・フィンリーは4回103ydsの大活躍で、実質エースレシーバー。34、32、22、15ydsと長いパスばかりだった。
- 先発OL陣は今回もLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGシットン、RTタウシャー。2戦続けてT.J.ラングが登録から外れ、控えOLはT/GブラガとC/Gスピッツだけだった。
- 第2Q途中からLTブラガがLTクリフトンに代わって登場。ただのケガというより、「ヒザの持病のせいかプレー内容が悪い」という流れかもしれない。本人もフィルビンOCも試合後にはインタビューを避けている。
- 被サックはゼロ。ブリッツのピックアップを含め、パスプロテクションがよく頑張った。
- トータルオフェンスはパッカーズ346ydsに対してビルズが186yds。ビルズは前後半とも93ydsずつだった。
- タイムオブポゼッションはパッカーズが30分56秒。点差が開いた後もビルズがランプレーを減らさなかったため、差が開かなかった。
- 3rdダウン成功率はパッカーズが7/12の58%と申し分なし。ビルズは4/12の33%。
- オフェンスの犯したターンオーバーはゼロ。FBクーンとWRジョーンズがファンブルを犯したが、幸運にもこちらが押さえることができた。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは2つで、どちらもインターセプト。
- 第3Qのインターセプトは、プレッシャーのかかったQBエドワーズがコントロールミス。手を伸ばしたWRジョンソンがボールを弾き、よいところにいたILBチラーが地面スレスレでナイスキャッチ(ビデオ)。直後にオフェンスがTDドライブを成功させ、あとは一方的になった。
- 第4Q最初のインターセプトは、1ステップドロップのクイックパスにSSバーネットが素早く反応、WRパリッシュがキャッチしようとした瞬間にヒットし、ボールを地面に落とさず確保してしまった(ビデオ)。めでたいプロ初インターセプト。
- ディフェンスでは開幕戦と同じくDEニールとCBアンダーウッドが欠場し、7巡ルーキーのDE C.J.ウィルソンと再契約間もないDEジャリアス・ウィンが今季初出場。
- パス守備はQBトレント・エドワーズを11/18、102yds、0TD、2INTのレーティング37.0と申し分なし。最長がわずか21yds。第2QにCBウッドソンの24ydsパスインターフェアがなければ完璧だった。
- パッカーズ守備のサックは4回40yds。OLBマシューズがビルズの弱体OL陣を圧倒し、2試合連続の3サック。DEジェンキンズが1サック。
- サックのうち2回は1DL・5LBの"サイコ"隊形によるもの。
- ラン守備は32回124yds(平均3.9)。前半は手こずって17回82yds(平均4.8)を許したが、後半は15回42yds(2.8yds)と立て直すことができた。
- 反則は6回49yds。CBウッドソンのパスインターフェアが24yds、オフェンスのフォルススタートが3回(LGカレッジ、LTブラガ、RBナンス)、スペシャルチームの反則が2回。ビルズの反則は4回35ydsと少なかった。
- キックオフリターンはWRジョーディ・ネルソンが2回平均30.5ydsと今回も好調だった。
- パントリターンはCBトラモン・ウィリアムズが3回平均7.3ydsと可もなし不可もなし。
- Pティム・マステイのパントは3回平均40.3yds、タッチバックがあったためにネット平均33.7ydsだった。50ydsのナイスパントがカバレッジチームの反則で蹴り直しになったのは気の毒。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは44ydsと24ydsを2本とも成功。今季2試合で4/4。
- カバレッジチームはC.J.スピラーのキックオフリターンを6回平均29.0yds。クイックな動きを捕まえきれず41ydsリターンを許したのだけが惜しかった。WRロスコー・パリッシュのパントリターンは1回0yds、フェアキャッチ1回、タッチバック1回。
- ケガ人は以下のとおり。
- OLBブラッド・ジョーンズは第1Qにヒザを負傷して退場したが、すぐに復帰。
- LTチャド・クリフトンは持病の左ヒザの問題で第2Q途中で交代。(プレー内容の問題かも)
- NT B.J.ラジは第3Q途中で左ヒザを負傷して退場したが、次のシリーズで復帰。
- 終盤にFSニック・コリンズがでん部を負傷した模様。
- アクティブ登録から外れたのは、FBホール(でん部)、TEクウォレス、T/Gラング、T/Gニューハウス、G/Cマクドナルド、DEニール(わき腹)、ILBビショップ(ハムストリング)、CBアンダーウッド(肩)。
- 2試合連続で3サックを挙げたのは今回のOLBクレイ・マシューズが球団史上初とのこと。
- Alumni Weekendのため、ハーフタイムにはOBたちを紹介。やはりQBバート・スターへの歓声がいちばん大きい。(写真)