グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2010年8月12日

スペシャルチームの強化

昨季オフェンス・ディフェンスとも好成績を残したパッカーズにとって、リーグ最悪を争うスペシャルチームが最大の弱みなのは衆目の一致するところ。「このチームが能力を発揮するためには、スペシャルチームが進歩することが必要だ。すべてが噛み合ってくるまでにまだやるべき仕事は多いが、私は最初のスクリメージでの結果に満足している」とショーン・スローカムSTコーチ。

マイク・マッカーシーHCは、今キャンプでのスペシャルチーム強化を次のように説明し、よくあるかけ声だけではないことを強調している。「たぶん1回の練習(2時間から2時間半)のうち、スペシャルチーム練習を平均10分増やしているはずだ。1回の練習のうち10分のスペシャルチーム・ピリオドが2回、というのが普通だった。今は、15分のピリオドと10分のピリオド、そして全体練習終了後に5分間のピリオドを設けている」

具体的な取り組みについてショーン・スローカムSTコーチ。「いいかい、我々はこれまでより多くの時間、かなり多くの時間を費やしている。それにミーティングの時間も増やしている。もっとも重視しているのは、基本技術向上のための時間を増やすこと。オフェンスやディフェンスのポジション練習と同じことだ。ブロッキングでは相手の体の内側に手を置くことに大きな力点を置いている。そうすることはホールディングやイリーガルブロックの反則を避けることにもなる」

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マッカーシーHCはパンター2人の争いがプレシーズン最終戦までもつれこむ可能性も認めている。「ファミリーナイトのスクリメージでは、ウチには才能あるパンターが2人いることを証明してくれた。彼らは照明灯の下で、実戦に近い状況での最初のテストに合格した。2人とも内容は非常によかったと思う。しかし本当のテストは今週末のクリーヴランド戦だ」

スローカムSTコーチ。「彼らのパントとフィールドゴール・オペレーション(ホルダー役)を、プレシーズンを通してしっかり見極めることが重要だ。ホルダーについて言えば、1人が連続してホールドを続け、メイソン(Kクロスビー)との組み合わせで慣れるのが理想的だ。パントについて言えば、こちらは試合前に計画が立てやすいが、パント機会の回数にもよるからね」

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キックオフリターナーについてスローカムSTコーチ。「我々のキックオフリターンチームの組み立てから言うと、ランニングバックが体つきの点でも完璧にフィットする。ヒットを受けてもバランスを保ち、密集を抜けていくことに彼らは慣れているからね。ブランドン・ジャクソン、彼はリターナーとして成熟してきている。チームに来て長いし、我々が求めているのが何かをよくわかっている」

「CBサム・シールズとRBクイン・ポーター、彼らもたしかに候補だ。どちらも走る能力が高いし、ただキャッチングを向上させる必要がある。このキャンプを通じて、2人とも急ピッチで進歩してきているのが私にも見て取れる」

カテゴリ : Coach/Front Office, Football