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Day 6: OLBジョーンズ復帰も2ndチーム
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年8月 6日
休日明けの木曜日は朝夕2回ともフルパッド練習。朝8時台からスタンドは満員で、キャンプ開始からこれまでの観客動員が昨年を大幅に上回っているのは間違いない。夕方の練習は今夏最長の2時間45分だった。
- ケガ人情報。(SSビグビーは前の記事参照)
- Sデリック・マーティンは朝夕とも練習を休んだ。練習終了後のマッカーシーHCも状況を把握していなかったようで、理由はよくわからない。4月に手術を受けた足首の問題なのかどうか。
- Sウィル・ブラックモンが夕方の練習を途中退場。セーフティの層が薄くなってきただけに心配されたが、本人は練習後にTwitterで、「僕は大丈夫。(昨年手術を受けた)ヒザに痛みがあるので大事を取っただけ」とファンに報告している。
- キャンプ初日に背中を打撲したOLBブラッド・ジョーンズが5日ぶりに復帰。
- ヒジを負傷して火曜の練習を休んだLGダリン・カレッジだが、この日は元気にフル参加している。先発左ガード争いで一応リードしているだけに、ジェイソン・スピッツに逆転のチャンスを与えたくないところ。
- 脳震盪で火曜を休んだG/Tマーシャル・ニューハウスも復帰。DEジャスティン・ハレルは朝夕ともフル参加。
- 例によってリハビリ明け組は朝夕のどちらかだけ参加。ベテラン組も1日1回だけでよい"Select Veteran day"のため、WRドライバー、LTクリフトン、RTタウシャー、Cウェルズ、DEジェンキンズ、OLBチラー、ILBバーネット、CBウッドソンが朝の練習を休んでいる。
- まだ一度も参加できない6巡ルーキーのRBスタークス(ハムストリング)を尻目に、ドラフト外ルーキーのRBクイン・ポーター(ディビジョンIIのスティルマン大)の評判がいい。スピードとパワーを兼ね備え、毎日必ず1回は大きなプレーを決めている。
- 珍しくQBのタックリング練習があったが、QBロジャースだけは参加せず。
- LTチャド・クリフトンとRTマーク・タウシャーのベテラン先発コンビは非常に安定したプレーを続けていて、若いライバルたちに付け入る隙を与えていない。
- T/G T.J.ラングは1on1のドリルでDEピケットとOLBマシューズに完勝を収めるなど、調子を上げてきている。
- 5巡ルーキーのG/Tマーシャル・ニューハウスはガードでいまひとつだからか、このところ左タックルでのプレーが増えている。大学時代に慣れ親しんだポジションだけに、「LTでの動きがいちばん自然に見える」との声が多い。
- 両タックルとCウェルズが休んだ朝の練習の1stチームOL陣は、LTブラガ、LGカレッジ、Cスピッツ、RGシットン、RTジャコミニ。
- 同じくDEピケットとDEジェンキンズ不在のときの1stチームDL陣は、左からDEハレル、NTラジ、DEニール。
- 4-4隊形ではDEハレルが1stチームに入ることからすると、控えDE陣の序列は、DEハレル、DEニール(2巡指名)、DEウィン、DEウィルソン(7巡指名)という順番か。
- アウトサイドLB陣は、左サイドがクレイ・マシューズ、右サイドがブランドン・チラー。練習復帰したブラッド・ジョーンズは昨年までの左サイドではなく2ndチームの右サイド、ブレイディ・ポピンガが左サイドでプレーしている。
- OLBジョーンズが復帰してもブランドン・チラーがアウトサイドでプレーしているので、コンバートは恒久的なものであることがはっきりした。この日のOLBチラーはパスラッシュでLTブラガやRTタウシャーを抜いてプレッシャーをかけたり、パスカバレッジでもTEのディープ・クロスのルートを完璧にカバーするなど、文句なしの内容。マッカーシーHCによると、2人のどちらかをスターターに決めたわけではない、ヘルシーな競争だ、とのこと。
- OLBクレイ・マシューズは左サイドでのプレーがずっと続いていて、こちらももはや実験というより恒久的なコンバートに見える。ただ1on1ドリルのパスラッシュドリルの内容は芳しくなく、この日はRTタウシャー、G/Tニューハウス、LTブラガ、LTクリフトン、T/Gラング、といった相手に全敗。
- ILBデズモンド・ビショップはニッケル守備で(A.J.ホークと入れ替わって)1stチームに入る起用法が続いている。チラーがアウトサイドに移り、しかもビショップは決してパス守備得意というタイプではないのに下げられるのだから、ホークはよほどパスカバレッジ能力を信頼されていないということだろう。
- SSビグビーの戦線離脱で開幕スターターがほぼ確実になったSSモーガン・バーネット。アスレチック能力の高さは明らかで、パスカバレッジでの守備範囲の広さはSSビグビーを大きく上回る。あとは(ライブ・タックリング練習がまだないので)実戦でタックリングがどうか。
- ドラフト外ルーキーのCBサム・シールズは初日に大活躍したあと目立たなかったが、この日はいくつか好プレーがあった。スペシャルチーム練習では、JUGSマシンからのキックオフを捕りそこなったりしているので、やはりリターナー起用は無理ではないか。
- キックオフリターナー練習は、WRネルソン、RBクイン・ポーター、RBジャクソン、CBシールズ、WRチャスティン・ウェスト、CBパット・リー、CBトラモン・ウィリアムズ。
- この日のパント練習は今夏もっとも不安定な内容で、両者とも大きなミスがあった。自陣35ydsからは、Pクリス・ブライアンが平均46.8yds(ハングタイム3.9秒)、Pティム・マステイが44.8yds(3.85秒)。自陣5ydsからはPブライアンが47.6yds(4.21秒)、Pマステイが55.3yds(4.63秒)。
- 6人のNFL審判団がキャンプを訪れ、土曜のファミリーナイトまでここで審判を務める予定。各球団のキャンプ地を回り、ルール改定の内容など選手にレクチャーしている。
- 火曜にヒザを負傷したWRジェフ・モトゥリ(テキサス大エルパソ)をインジャリーリザーブに入れ、WRジェイソン・チェリーと契約した。WRチェリーはルイジアナ大ラファイエット校から昨年ドラフト外でパンサーズに入り、シーズン中はパンサーズとスティーラーズのプラクティス・スクワッドにいた。身長5フィート10の小兵でかなり速く(自称4.2秒台を出したことがある)、リターナー経験もある。
- 元スティーラーズのSカーネル・レイク(プロボウル5回)が、コーチング・インターンとしてDB陣の指導を手伝っている。言うまでもなくドム・ケイパースDCのスティーラーズ時代の教え子で、ダレン・ペリー・セーフティコーチやケヴィン・グリーンOLBコーチとともに強力ディフェンスの一翼を担った。
- Packer Zoneトップページにパッカーズ選手たちのTwitterが載るようにしたので、そちらもお楽しみに。信仰心の強いDEマイク・ニールは聖書の引用などが多く、DEカビーア・バジャ=ビアミラを思い出させる。