グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2010年6月11日

CBブランドン・アンダーウッド続報

CBブランドン・アンダーウッドはレイプ容疑で先週末に事情聴取(記事へ)を受けたが、いまだに逮捕も送検も起訴もされていない。というのは、被害者女性2人の証言が、最初は「パッカーズ選手複数に」だったのが「アンダーウッド1人に」と変わるなど一貫性を欠き、その他の証言との食い違いが大きく、立件が難しそうだからだ。警察署長も「送検はしても起訴は勧告しない」とはっきり語っているほど。

いっぽうで、CBアンダーウッドとその女性2人の間に金銭の受け渡しがあったことを警察側は明らかにした(ありていに言って娼婦だったのだろう)。そのため、仮にレイプ容疑が晴れたとしても、買春勧誘行為(ずっと軽いが)で訴追されたりNFLから処分を受ける可能性は残る。また、女性の1人が(ことの間に)CBアンダーウッドの金を盗み、そのためコンドミニアムから放り出された、という報道もある。だとすれば盗みをごまかすためのレイプ騒動なのでは、との疑惑も指摘され始めている。

今週もOTAに参加しているCBアンダーウッドは、チームに迷惑をかけたことをチームメイトの前で謝罪。地元メディアに対しては、「法的問題の最中なので、この状況について声明を発表したり質問に答えたりすることはできない。みなさんの仕事だということはわかっているけれど、僕はただ、チームメイトを巻き添えにしてしまったこと、騒動でチームに迷惑をかけたことを謝罪したい」と言葉少なに語っている。

同期入団のOLBクレイ・マシューズはミーティングの様子を次のように話している。「チームメイトだけでなく、一緒に名前の挙がった選手とその家族にも迷惑をかけた、と謝罪してくれた。率直に言って、彼はやるべきことをしたと思うよ。僕は彼の謝罪を受け入れた。名前の挙がった他の選手はわからないが、心からの謝罪であると僕自身は思った」

水曜の練習の前には、マイク・マッカーシーHCがチーム全員に対して私生活の話をした。「フットボール以外で新聞に載ることがあまりに多すぎる。グリーンベイ・パッカーズ球団を代表するにふさわしい行動を取ることは、我々ひとりひとりの責任であり義務だ。我々が下す全ての判断に、必ず結果が伴う。そして今回は悪い判断があり、我々はこうした状況に置かれている。(学生でなく)プロフェッショナルなのだから、すべてコーチ任せ、ということは許されない。我々は理由があってこうしてNFLにいるのだ。だからプロフェッショナル・アスリートに、プロフェッショナル・マンでいなければならない」

カテゴリ : Scandal