グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2010年5月25日

今年のLGダリン・カレッジ

LGダリン・カレッジは昨季予想外の不振で先発の座が危うくなり、今年は同期のC/Gジェイソン・スピッツ、さらに2年目のT.J.ラングも挑戦してくる。これまでは左タックルなど他のポジションをやらされることが多く、それがキャリアの妨げになってきた、というのが本人の言い分だが、今年はその言い訳はきかない。新人LTブライアン・ブラガをはじめ、各ポジションに控え選手がそろい、1人ケガ人が出ただけで彼がポジション変更をする必要はもうないのだ。

「今年はポジションを固定する、という約束を毎年聞かされたけど、結局はケガやなにかで話が変わってくる。だからあまりアテにしないよう心がけてるよ。フルタイムで左ガードに専念し、全試合全スナップをプレーできればほんとに最高。左ガードこそ僕のベストポジションだからね。これまでは必ずしもそうした展開にならなかった」

ジョー・フィルビンOCは彼の言い訳めいたコメントに賛成せず、かなりはっきりと反論している。「2試合左タックルをやらせたから左ガードでうまくいかなかった、などと我々は言うつもりはない。これはナショナル・フットボール・リーグなのだ。(試合当日のロースターには)7人を登録し、ときには違うポジションをやらなければならない」

「固定するに越したことはないし、彼を攻撃する気はない。しかし昨季に入る時点で、彼は左ガードでおそらく2500回とか3000回のプレー経験があったはずだ。OL選手をあちこち動かしたといってウチのコーチングスタッフが責められるべきなのかどうか。その議論に正当な根拠があるとは思えない。昨年は新人のT.J.ラングに左ガードや左タックルをやらせた。彼についてなら、その議論は成り立つかもしれない。しかしダリン・カレッジにはこのリーグで3年半の経験があるのだ。正当な理由があったとは私には思えない」

「彼の昨季のプレー内容は、多くの選手と同じように、良い点も悪い点もあった。我々がとても大きな期待をしていたのもたしかだし。忘れてはならないのは、彼は球団史上最高得点シーズンに貢献したメンバーの1人なのだ。すべてが良かったわけではないし、向上すべき点はいろいろある。他の選手と同じように」

OL2人がドラフト指名入団し、カレッジはもう終り、と叩くのがファンのトレンドのようになっているが、彼はこれまでも劣勢になるたびに盛り返して先発の座を守ってきた。「僕にとってこのオフシーズンは心身ともに非常に重要なものだ。故郷に帰っても体づくりに力を注いでいるし、僕になれる最高のオフェンシブラインマンになろうと努力してる。アーロン(QBロジャース)にはそうされる資格があるし、チームにも、この街にもその資格がある」

いまだに契約延長はしてもらえないが、先日RFAテンダーにサインしてOTAに参加している。「今はチームメイトと一緒に過ごすことが僕にとって一番大事だ。(契約でもめて)チームの迷惑になるようなことはしない。オフェンシブライン全員で仕事をすることが大事なんだ」

同期C/Gジェイソン・スピッツとの先発争いについて。「僕はスピッツを心底愛している。しかし先発するために彼もベストを尽くすだろうし、僕もベストを尽くす。最後まで厳しい争いが続くはずだ」

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