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Packers Draft Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年4月26日
- テッド・トンプソンGMのドラフト総括会見から。
- 長期的にはともかく、即効性に欠けるドラフト組なのでは? 「いや、それには同意できない。1年目から貢献できる選手たちが手に入ったと私は思っている。どの年も同じことで、昨年でいえばOLBブラッド・ジョーンズが典型例だ。7巡指名した昨年の今ごろは、彼が8試合先発してあれだけサックを稼ぐとは誰も思わなかっただろう」
- ディフェンシブライン2人を指名したことについて。 「もともと私はディフェンシブライン重視で、4-3のころには12人キープしたこともあった。ディフェンシブラインは(ケガなどがあると)あっという間に戦力が枯渇してしまい、沸いてくる泉などない。我々は心底からバリューピックだと考えて彼らを指名したし、私は非常に満足している。彼らとオフェンシブラインについてね」
- コーナーバックを獲らなかったことについて。 「このポジションを誰もが心配してることは知っている。しかし我々は他の人々ほど、急を要するとは思っていない」
- 「4巡をただ見守るのは嬉しいことではなかったが、トレードアップのために4巡指名権を手放したことは後悔していない。(カレッジスカウト部長の)ジョン・ドーシーと私で話し合い、元の指名順で手に入りそうな選手を考え、4巡指名権を手放すことが必要ならそうすべきだと決めた。SSモーガン・バーネットを獲れて非常に喜んでいる」
- 6巡指名でRBジェームズ・スタークスを指名したことは、RBアーマン・グリーンと再契約するかどうかとは関係ない、とのこと。
- 先月49ersを退団したスコット・マクルーガン元GMはかつてパッカーズやシーホークスでトンプソンGMとともに働き、2人は親しい友人でもあるため、パッカーズに招くのではと噂されている。「そのことなら話し合うのもやぶさかではない。我々のこの仕事はただでさえ忙しすぎる」とトンプソンGM。
- マイク・マッカーシーHCのドラフト総括会見から。
- 目先のニーズよりも攻守ラインのデプスを優先したことについて。 「チームの最も大きな進歩は、この3日間(のドラフト)ではなく、オフシーズン・プログラムの初日に始まっている。選手たちは大変な時間を費やして頑張っているし、チームが内側から強くなる可能性は大きい。とくにディフェンスについては、我々は(3-4導入初年度の昨季より)1年分向上している。フィールドでのコミュニケーション、タイミング、かみ合わせ、スキーム理解、フレキシビリティ。コーチングスタッフも各選手をより深く理解できている」
- 「今年のトレーニングキャンプはこれまでで最も競争の激しいものになりそうだ。攻守ラインの両方でね。オフェンシブラインを見渡せば、ウチはすべてのスターターの後ろに(ライバルとなりうる)選手を置いて競争させることができる」
- 「若いラインマンを育てる場合、1つか2つのポジションに集中させるのが望ましい。過去数年のように2つ3つのポジションをやらせるのではなく。このドラフトのおかげで、我々は攻守両方のライン全体で、素晴らしい競争をすることができるだろう」
- 「ブライアン・ブラガはLTチャド・クリフトンの後ろにつく。(あちこち動かさず)左タックルとして鍛えることがとても重要だ」
- 「(プロ2年目の)T.J.ラングの主なポジションは右タックルとなる。練習10スナップのうち、7スナップが右タックル、その他が3スナップという感じだ。昨年のように3ポジションを1/3ずつ、というのではなくね」
- アウトサイドLBを補強できなかったことについて。 「たしかにデプスは十分とはいえない。しかしながら、クレイ(マシューズ)以外にスターターが全くいないという状況でもない。ブラッド(ジョーンズ)は昨季の出番に見事な働きぶりだったし、パスラッシュを生み出す方策は他にもある。パスラッシュ能力のあるILBブランドン・チラーをアウトサイドで使う手もあるし、DEカレン・ジェンキンズもアウトサイドラッシャーの経験がある。異なった組み合わせを使ってパスラッシュを生み出すことは我々コーチングスタッフの責任だ」
- リターナーは現ロースターにいる? 「イエス。ドラフトで獲らなかったから、そう言わざるをえないしね。キックオフリターンでは(ブロッキングを?)少し変えるつもりでいるし、それがリターナーの助けになるだろう」
- 今ドラフトではパンターが3人指名され、キッカーはゼロだった(リスト)。 「(5巡指名の)メスコは才能あるパンターだとは思うが、ドラフトされた3人のどの選手も、ウチの獲った2人と交換したい(つまりトレードアップしてでも欲しい)とは思わない」とショーン・スローカムSTコーチ。トンプソンGMはドラフト外でパンターと契約することも否定していないが、これまで報じられた中にはパンターはいない。
- ドラフト終了と同時にドラフト外選手との契約が始まっている。すでに報道(記事へ)もされているが、まとめて公式発表されたときに紹介することにする。現時点では「契約に合意」しただけなので、実際にグリーンベイに来てからフィジカルチェックでハネられることもある。