グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年3月14日
第6回パッカーズ・ファンフェストが開催され、2000人以上のファン(有料・人数限定)がランボーフィールドのアトリウムに集まった。選手・コーチ・フロント・OB多数が顔を揃え、さまざまなファン参加イベントが行われている。昨日速報した主力2選手の長期契約など、意外なほど話題豊富なイベントとなった。
- フェンフェスト初日の写真はこちら。パッカーズ殿堂入りが決まった元TEマーク・チュムラの姿も見える。カジュアルな服装が多い中、ケヴィン・グリーンOLBコーチだけはグレーのスーツ。
- この日、4年契約にサインしたFSニック・コリンズ。「こんなに早くまとまるとは全然思っていなかった。代理人にすべて任せ、僕は交渉から離れていた。家で家族と過ごしながら自分の番を待ってたんだ。RFAの最高額テンダーをオファーされ、僕は交渉上の武器が全くなかった。でもずっとパッカーでいたいという気持ちは強かった」
- 同じく4年契約のNTライアン・ピケットは、子供たち(5歳から1歳まで、娘3人息子1人)をよい環境で育てるためにも残留したいと強く望んでいる、と先月にもコメントしていた。本人も釣りを好むスモールタウン・ガイで、地元コミュニティを非常に気に入っている。
- 喜びを語るNTピケット。「今日正式にサインした。話し合いは1年ほど前から断続的に続いていたんだ。グリーンベイに残れて本当に嬉しいよ。ここでプレーを続けて引退したかったし、1年契約ではイヤだった。フランチャイズ指名されたのはどういうことか、僕は最初はわからなかった。『長期契約をまとめるためだ』 とテッド(トンプソンGM)に言ってもらえるまではね」
- 残る懸案のRTマーク・タウシャーについてマッカーシーHCは、「彼との再契約は遠くないと私は感じているし、近いうちによいニュースをお知らせできたらと思っている」と語っている。タウシャーは現在海外旅行中で、来週にもグリーンベイに戻ってくる予定。
- 最近契約したLTクリフトン、FSコリンズ、NTピケットの3人で合計およそ$75ミリオンの契約を結んだことなる。うち今年分の支払いは計$31.5ミリオンで、球団経営としてはかなり痛い出費だが、サラリーキャップのない今年たっぷり支払うことで来年以降のキャップが楽になる。
- 選手側としては、フロントロード型の契約にして今年たくさんもらっておくことで、来年に迫ったロックアウト(NFLの操業停止)のリスクを低減できる。来年がどうなるか不透明な状況では、今年いっぱいで契約が切れて来春FAになるのは怖い、という弱みがある。
- 注目のスローバック・ユニフォームは下の写真のとおり。
- 契約にサインを終えたばかりのFSコリンズ、WRネルソン、OLBジョーンズの3人がファンの前でポーズを取った。(写真集)
- パッカーズは今年1試合だけこのスローバック・ユニフォームを着用するが、どの試合かはまだ決まっていない。
- 今回のスローバック・ユニフォームの元になったのは1929年のバージョン(写真1・写真2)で、ナンバーの丸が小さすぎたため大きくせざるをえなかったのだろう。パッカーズはこの年にNFL初優勝を果たし、1931年まで三連覇している。
- 創立者カーリー・ランボーHC(一時在籍したノートルダム大の影響を受けた)が採用して以来、パッカーズは長らくネイビー・ブルー主体のユニフォームだった。現在のグリーン&ゴールドのカラースキームが登場したのは1950年代(何度も変わった)に入ってからで、完全に固定化したのは1959年のヴィンス・ロンバルディHC初年度から。