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2009年12月31日

QBロジャースら3選手がプロボウルに選出

今シーズンのプロボウル出場選手が発表され、パッカーズからは、QBアーロン・ロジャース、CBチャールズ・ウッドソン(スターター)、FSニック・コリンズの3選手が選ばれた(全リスト)。今年はプロボウルがスーパーボウルの前週に(スーパーボウル開催地の)マイアミで行われるため、スーパーボウル出場選手は当然欠場することになる。

OLBクレイ・マシューズは新人ながら補欠1番手に選ばれ、1人でも欠場者が出れば即繰り上げ出場する立場。その他にも、RBグラント、LTクリフトン、ILBホークの3人が(1番手でない)補欠に選ばれている。 

QBアーロン・ロジャースは先発2年目にして堂々の初選出。発表前から多くの専門家が「自分が選ぶならブリーズ、ファーヴ、ロジャースの3人」と口を揃え、そのとおりの結果となった。他にもロモ、ワーナー、マクナブ、イーライ・マニングといった実績あるQBがレーティング90以上の好成績を残しているだけに、今年の選出は価値が高い。QBレーティング102.4、NFL最少タイの7インターセプト、3rdダウンでのレーティングがNFLダントツ1位の135.1、40yds以上のパス成功がNFL2位の16回、全QB中1位の314ydsラッシング。

「これは個人の賞ではないとよく理解している。チームが成功していることの反映だ。誰だって選ばれたいと望むものだが、そのためにはチームとしてよいプレーをしなければならない。だから、これはチームとしての努力の成果だと僕は考えている。ウチは他にも非常によいシーズンを過ごしている選手が多いし、彼らも選ばれるべきだったとは思う。ただ僕らの究極の目標はスーパーボウルであって、プロボウルじゃない」とロジャース。

CBチャールズ・ウッドソンは2年連続6回目の受賞。33歳の今年は自己最多タイの8インターセプト、自己最多の81タックル、4ファンブルフォースなど抜きん出た活躍をしており、ディフェンス最優秀選手の最有力との声も多い。「名誉なことだし、また選んでもらえたことを非常に感謝している。しかし最終的には僕らはただ1つのことで評価される。それはチャンピオンシップだ。僕は何よりもそれを手に入れたい。全てを出し尽くした結果がディフェンスMVPなら、それはそれでいい。ただ何度でも言うが、僕にとってはスーパーボウルが最大の目標だ」

FSニック・コリンズは2年連続2回目の受賞。昨年の7インターセプトに続いて今季も6インターセプトを挙げ、CB並のスピードを活かした広い守備範囲と高いボールスキルを発揮している。パッカーズから2年連続でプロボウルに選ばれたセーフティはリロイ・バトラー(1996-98)以来。FSコリンズは(新労使協定が締結されれば)来春FAとなるので、これで要求額がさらに高くなってしまうかもしれない。

「安定した活躍をして、自分の仕事に全力で取り組んでいることを示せたのは、大きな意義のあることだ。今年は僕にとってベストイヤーだ。自分はチームのあらゆることに関わっている。ボールの近くにいることが増え、ディフェンス選手をラインナップさせ、よりリーダーシップを取るようになった。いつも変わらぬ努力を続け、フィールドでは全力を出し尽くしている」とFSコリンズ。

2009年12月30日

Notebook: アリゾナで長期滞在はしない

2009年12月29日

Packers - Seahawks Notebook

2009年12月28日

Packers 48 - 10 Seahawks

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Seahawks (5-10) 0 3 0 7 10
Packers (10-5) 14 10 14 10 48

ランボーフィールドは気温-8℃と冷え込んだが、天気は晴れ、風も弱い。フィールド隅には雪が固められている(作業風景)。序盤の劣勢をインターセプトで跳ね返したパッカーズは要所で次々と好プレーを成功させ、コンスタントに点差を広げる。ディフェンスはQBハッセルベックにプレッシャーをかけて4INTを奪い、38点差の大勝を収めた。同時進行でジャイアンツがパンサーズに敗れたため、パッカーズのプレーオフ出場がめでたく決定した。

序盤はシーホークスオフェンスに押し込まれたパッカーズだが、ILB A.J.ホークのインターセプトから流れがガラリと変わった。ディフェンスは第3Qまでに4インターセプトを奪い、オフェンスではRB陣が5TDラン・1TDレセプションの大活躍で、終わってみれば48得点。終盤には主力組をサイドラインに下げ、余裕の勝利を収めることができた。

最後はマイク・マッカーシーHCがゲータレード・シャワーを浴びた。さいわい負傷退場は、足首をひねったSデリック・マーティンだけ。NTライアン・ピケット(ハムストリング)が欠場したが、NT B.J.ラジの働きもあって大きな影響は出なかった。

第1Q

  • オフサイドをもらうが、3rdダウン4でサックされて3&アウト。
  • RBジュリアス・ジョーンズの7ydsラン、スクリーン不発、3ydsランで1stダウン。RBジョーンズの9ydsラン、ノーゲイン、2ydsランでGB陣へ。さらに5ydsラン、4ydsランで3rdダウン1となるが、ブーツレグからのパスをILBホークがインターセプトしてSEA陣35へ
  • RBグラントの3ydsラン、WRドライバーへの16ydsパスでレッドゾーンへ。RBグラントの3ydsランのあと、RBジャクソンへのスクリーンパスが13ydsTDパスに
  • ランが2回止まって3rdダウン11、サック(ILBバーネット)が出て3&アウト。
  • イリーガルコンタクト(SEA)で1stダウンをもらうが、RBグラントの1ydsロスなどで3rdダウン11、パスは通らずパント。
  • RBジョーンズの2ydsロス、スクリーンパス失敗、RBジョーンズへの2ydsパスで3&アウト。
  • パス失敗、RBグラントの1ydsラン、オフサイドで3rdダウン4、WRジェニングスへの40ydsパスが通ってFG圏内へ。WRジェニングスへのクイックパスが24ydsゲインしてSEA陣3に進み、RBグラントが右オープンを走って3ydsTDラン
  • WRディオン・ブランチへの17ydsパスで1stダウンを取って第2Qへ。

第2Q

  • パス失敗、ノーゲインで3rdダウン10、WRフーシュマンザダに31ydsパスが通り、さらにRBフォーセットの14ydsランでレッドゾーンへ。RBフォーセットの3ydsラン、SEA反則などで3rdダウン6、エンドゾーンへのパスをSSビグビーがインターセプト
  • RBグラントの5ydsパス、ロングパス失敗、パス投げ捨てで3&アウト。
  • フォルススタートなどで3rdダウン13、WRバトラーへの15ydsパスで1stダウン。RBジョーンズへの17ydsパス、WRブランチへの18ydsパスで一気にレッドゾーンへ。ホールディング(SEA)、TEカールソンへの8ydsパス、WRブランチへの8ydsパスで3rdダウン2、RBジョーンズのランが止まって1stダウンならず。28ydsFG成功
  • ロングパス失敗、RBグラントの2ydsランで3rdダウン8となるが、QBロジャースの9ydsスクランブルで1stダウン。直後にRBグラントが一発56ydsTDラン
  • GB反則でSEA陣42から。パス投げ捨て、RBフォーセットの3ydsラン、パス失敗で3&アウト。
  • RBグリーンの2ydsラン、FBホールへの7ydsパス、RBグリーンの16ydsランで1stダウン。WRドライバーへの7ydsパス(2ミニッツ)、WRジェニングスへの35ydsパスで一気にSEA陣10へ。パス失敗、RBグリーンの5ydsロスで3rdダウン15、TEフィンリーへのパス成功も1yds足りず、残り08秒でギャンブル。TEヘイヴナーへのTDパス成功は反則で取り消しとなり、29ydsFG成功でハーフタイムへ。

第3Q

  • 好リターンでSEA陣37から。RBジョーンズの1ydsロス、パス失敗で3rdダウン11、CBブッシュがインターセプト
  • SEA陣47のチャンス。3rdダウン8からTEフィンリーへの28ydsパスでレッドゾーンへ。RBグラントの7ydsラン、1ydsラン、RBジャクソンへの3ydsパスで1stダウン。RBジャクソンの6ydsTDランが決まって28点差。
  • ロングパス失敗、RBフォーセットの2ydsランで3rdダウン8、SSビグビーがインターセプト
  • GB陣38から、WRジェニングスへの9ydsパス、RBグラントの2ydsランで1stダウン。RBグラントの4ydsラン、5ydsラン、TEフィンリーへの39ydsパスで一気にゴール前4ydsへ。RBジャクソンが4ydsTDラン成功
  • RBジョーンズのラン2回で1stダウン。WRフーシュマンザダへの3ydsパス、RBジョーンズの6ydsラン、9ydsランでGB陣へ。WRブランチへの9ydsパス、RBフォーセットの11ydsラン、ロスタックルなどで4thダウン10のギャンブル、サック(ILBチラー)で失敗に終わる。
  • QBロジャースを下げてQBマット・フリン登場。RBグラントの3ydsランで最終Qへ。

第4Q

  • WRドライバーへの10ydsパスで1stダウン。3ydsラン、ロングパス失敗、フォルススタートで3rdダウン12、WRネルソンへの17ydsパスでさらに1stダウン。RBグリーンのラン2回とRBジャクソンへの3ydsスクリーンパスで1yds足りず。52ydsFG成功で38点差に。
  • RBフォーセットのydsランで1stダウン。パス失敗と2ydsランで3rdダウン8、サック(OLBジョーンズ)が出てパント。パントブロックして24ydsしか飛ばず、GB陣49へ。
  • RBグリーンの2ydsラン、WRジョーンズへの6ydsパス、WRネルソンへのロングパスがインターフェアになってSEA陣7へ。RBグリーンが6ydsTDラン成功。
  • GB反則でSEA陣45から。RBジョーンズへの16ydsパス、WRフーシュマンザダへの10ydsパス、RBジョーンズへの11ydsパスのあと、TEカールソンに16ydsTDパス成功。
  • オンサイドキックは蹴らず。RBジャクソンの6ydsラン、2ydsラン、パス失敗で3&アウト。
  • 好リターンでGB陣45から。パス失敗、RBフォーセットの7ydsランで2ミニッツ。WRフーシュマンザダへのydsパスで1stダウン。パス失敗2回とラン3yds、4thダウンギャンブルのパスも通らず。
  • ニーダウン2回で試合終了。

2009年12月27日

Notebook: Kクロスビーの問題点は

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Wed Thur Fri Status Notes
Jeremy Thompson LB Neck Out Out Out Out IR入りも
Ryan Pickett NT Hamstring × × × Questionable 微妙
Trevor Ford CB Knee ? × × Questionable 微妙
Cullen Jenkins DE Quadricep Probable 出場
Johnny Jolly DE Knee × Probable 出場
Nick Barnett LB Knee × Probable 出場
Brandon Chillar LB Back ? Probable 出場
Charles Woodson CB Shoulder × Probable 出場
Brandon Underwood CB Hip Probable 出場
Nick Collins S Calf Probable 出場
Seattle Seahawks Injury Report
Player Pos Injury Wed Thur Fri Status
Nate Burleson WR Ankle × × × Doubtful
Aarron Curry LB Shoulder × × × Doubtful
Julius Jones RB Rib × Questionable
Ben Obomanu WR Hamstring × Questionable
Probable : Virtual certainty that player will be available for normal duty
Questionable : A 50-50 chance will not play
Doubtful : At least 75 percent chance will not play
Out : Definitely will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
? : Not Listed

2009年12月26日

Notebook: NTピケットは今週も微妙

2009年12月23日

Notebook: キッカー交代はなし

2009年12月22日

Packers - Steelers Notebook

2009年12月21日

Packers 36 - 37 Steelers

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (9-5) 7 7 0 22 36
Steelers (7-7) 14 7 3 13 37

ハインツ・フィールドの天気は曇り、気温は-1℃、芝の状態は今の時期としてはかなり良好。両軍ラン守備が強力とあって壮絶なパスの投げ合いに。第4Qには何度もリードが入れ替わるシーソーゲームとなったが、試合終了と同時にエンドゾーンのWRマイク・ウォレスにパスを通したQBロスリスバーガーに軍配が上がった。劇的な幕切れでスティーラーズは連敗を5で止め、逆にパッカーズは連勝が5でストップ。プレーオフ決定は来週に持ち越された。

パッカーズは前半のKメイソン・クロスビーの34ydsFG失敗が最後まで響いた。NTライアン・ピケットは出場し(先発はラジ)、FBジョン・クーンがアクティブ登録から外れている。途中退場した選手もみな復帰し、幸い大きなケガ人はなかったようだ。

第1Q

  • プレッシャーが効いて3連続パスに終わる。
  • PIT陣40からのチャンスに、いきなりWRマイク・ウォレスへの60ydsTDパス成功
  • WRドライバーへのロングは通らず、フォルススタート、WRジョーンズへの14ydsパスで3rdダウン1、長めのパスを狙って失敗し、またも3&アウト。
  • TEヒース・ミラーへの23ydsパス、連続パス失敗のあと、QBスクランブルは7ydsどまりでパント。
  • RBグラントのラン2回で3rdダウン5、WRジェニングスに83ydsTDパス成功
  • 3rdダウン6から、WRウォードへの9ydsパスで1stダウン。RBメンデンホールの3ydsラン、TEミラーへの14ydsパス、パスインターフェア(CBウッドソン)で17yds進んでGB陣25へ。RBメンデンホールのラン2回で3rdダウン4、WRウォードに6ydsパスが通り、WRホームズへの12ydsパスでゴール前2ydsへ。最後はRBメンデンホールがタックルをかわして2ydsTDラン成功
  • RBグラントの6ydsランのあと、連続パス失敗で3&アウト。
  • WRホームズのエンドアラウンドは2ydsロス、WRウォードへの7ydsパスで3rdダウン5、OLBマシューズのサック&ファンブルフォース&リカバーはチャレンジで取り消され(タックルール)、けっきょくパント。
  • GB陣27から、パス失敗、WRジェニングスへのパスはノーゲインで3rdダウン10、WRドライバーへのパスが49ydsゲインし、PIT陣24まで進んで第2Qへ。

第2Q

  • パス投げ捨て、WRジェニングスへの8ydsパスで3rdダウン2、RBジャクソンのドローはノーゲイン。34ydsFGは右に逸れて失敗。7点差のまま。
  • フリーフリッカーからRBメンデンホールへの10ydsパスで1stダウン。ホールディング(PIT)、RBメンデンホールの10ydsラン、4ydsランで3rdダウン6、RBムーア落球でパント。好リターンとレイトヒットでGB陣44へ。
  • TEフィンリーへの10ydsパスでPIT陣に入るが、WRドライバー落球、RBグラントの1ydsランで3rdダウン9、WRジョーンズ落球で結局パント。タッチバック。
  • RBメンデンホールの10ydsラン、スクリーンパスは2ydsゲイン、WRウォード落球で3rdダウン8、サック(OLBマシューズ)が決まってパント。
  • GB陣48からのチャンス、パス失敗、WRドライバーへの8ydsパス、WRジェニングスへのdsパスで1stダウン。WRジェニングスへの7ydsパス、WRジョーンズへの20ydsパスでレッドゾーンへ。スクリーンパス落球、RBジャクソンへの5ydsパスで3rdダウン5、QBロジャースのスクランブルで同点14ydsTDラン
  • 3rdダウン5から、TEミラーへの27ydsパスでGB陣に入って2ミニッツ。WRホームズに33ydsパスが通り、パスインターフェア(ILBチラー)でゴール前6ydsへ。サック(OLBマシューズ)のあと、RBムーアに10ydsTDパス成功
  • 残り24秒、GB陣23から、WRネルソンへの24ydsパス、11ydsパスでPIT陣へ進んで残り07秒。パス失敗で04秒、ヘイルメリー失敗でハーフタイムへ。

第3Q

  • PIT陣30から。サック(OLBジョーンズ)、RBメンデンホールへの25ydsパス(GBチャレンジ失敗)、WRローガンへの5ydsパス、RBメンデンホールの1ydsロス、パス失敗でパント。
  • GB陣15から、RBグラントの5ydsラン、ノーゲインで3rdダウン5、WRジェニングスへのパスは通らず3&アウト。
  • 3rdダウン8から、RBメンデンホールへの22ydsパス、RBパーカーの9ydsラン、9ydsランでFG圏内へ。RBパーカーの2ydsロスのあと、WRウォードへの17ydsパスでレッドゾーンへ。RBメンデンホールへのTDパスはPIT反則で取り消し、RBメンデンホールの2ydsラン、サック(OLBジョーンズ)で3rdダウン25、RBムーアへのスクリーンパスは10ydsどまり。37ydsFGが決まって10点差。
  • GB陣31から、TEフィンリーへの1ydsパス、サック(10yds)で3rdダウン16、WRドライバーに19ydsパス成功。TEフィンリーへの5ydsパス、パス失敗で3rdダウン5、WRジェニングスに14ydsパスが通ってPIT陣へ。TEフィンリーへの10ydsパス、QBロジャースの5ydsスクランブルで最終Qへ。

第4Q

  • オフサイドで3rdダウンインチズとなり、QBスニークで成功。TEリーへの5ydsパス、TDパス失敗でまたも3rdダウン5、TEフィンリーへの11ydsTDパス成功
  • 好リターンでPIT陣37から、いきなりWRウォードへの29ydsパスでGB陣34へ。RBパーカーのランが2回止まって3rdダウン6、TEミラーへの12ydsパスで1stダウン。RBパーカーの2ydsランのあと連続パス失敗でTDならず。34ydsFG成功で6点差に。
  • GB陣38から、TEフィンリーへの5ydsパス、6ydsパス、WRネルソンへの27ydsパスでPIT陣24へ。RBグラントのドローが24ydsTDランとなって逆転。
  • PIT陣31から、ホールディング(PIT)、RBメンデンホールへの2ydsパスのあと、WRウォードに54ydsパスが通ってGB陣23へ。連続パス失敗、ホールディング(PIT)で3rdダウン20、RBメンデンホールへの8ydsパスどまり。43ydsFGが決まって再逆転。
  • 残り3分58秒、PITオンサイドキック失敗でPIT陣39でのチャンス。パス失敗、WRネルソンへの9ydsパス(GBタイムアウト#3)、TEフィンリーへの10ydsパスで1stダウン。RBグラントの4ydsロス(PITタイムアウト#2)、TDパス失敗で3rdダウン14となるが、WRジョーンズへ24ydsTDパス成功。2ポイントコンバージョンはRBジャクソンに通って6点差
  • 残り2分01秒、PIT陣14から。GB反則(5yds)で1stダウン(2ミニッツ)。サック(OLBポピンガ)などで4thダウン7、WRホームズへの32ydsパスが通ってGB陣46へ。ホールディング(PIT)、CBブッシュのインターセプトはGB反則で取り消し、パス投げ捨て、フォルススタートで残り43秒。パス失敗で3rdダウン15、TEミラーに20ydsパスが決まってGB陣36へ。DEジェンキンズのサックはGB反則で取り消しとなり、残り25秒でGB陣34へ。TEミラーへの15ydsパスが決まり、残り18秒でPIT最後のタイムアウト。連続パス失敗で残り03秒、エンドゾーン左端のWRウォレスに19ydsTDパスが決まり、PAT成功で逆転

2009年12月20日

Notebook: ILBチラーの契約詳細

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Wed Thur Fri Status Notes
Jeremy Thompson LB Neck Out Out Out Out IR入りも
Brandon Underwood CB Hip × × × Doubtful 欠場
Ryan Pickett NT Hamstring × Questionable 微妙
Johnny Jolly DE Knee Probable 出場
Nick Barnett LB Knee × Probable 出場
Charles Woodson CB Shoulder × Probable 出場
Pittsburgh Steelers Injury Report
Player Pos Injury Wed Thur Fri Status
Limas Sweed WR Illness × × × Out
Chris Kemoeatu OG Wrist × Out
Troy Polamalu S Knee × × × Out
Hines Ward WR Hamstring × Probable
Justin Hartwig C Knee × Probable
Brett Keisel DE Neck Probable
Probable : Virtual certainty that player will be available for normal duty
Questionable : A 50-50 chance will not play
Doubtful : At least 75 percent chance will not play
Out : Definitely will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
? : Not Listed

2009年12月19日

NFC Week 15 Playoff Scenarios

NFCの今週のプレーオフ・シナリオ。(煩雑になるので[引き分けの場合]は省きます)

2009年12月18日

Notebook: DEジョリー事件の詳細

2009年12月16日

ILBブランドン・チラーが契約延長に合意

ILBブランドン・チラーがパッカーズとの契約延長に合意した。詳細は不明だが、総額$21ミリオンの4年契約で、うち$9.5ミリオンが来季末までに支払われる内容とのこと。FSコリンズをはじめ契約最終年を迎えるスターターが多いなか(リスト)、フルタイムのスターターでないILBチラーとの契約延長が先に決まったのはやや意外だ。下記のような特殊な事情に加え、チームNo.1のパスカバレッジやパスラッシュ能力のある万能LBで、二度目のFAなのにまだ27歳と若いのもプラス材料。

ILBチラーとの契約を先にまとめた最大の理由は、労使交渉の行方が不透明であること。もし春までに新労使協定が妥結しない場合、来年はサラリーキャップがなくなり、そのかわりNFL経験が6年ないと無制限フリーエージェントになれない。FSコリンズやDEジョリーやCスピッツやLGカレッジといった選手たちは制限つきFAになることしかできないため、チーム側はいま慌てて交渉をまとめる必要はなく、彼らのプレーぶりをじっくり見極めるかまえ。ILBチラーとしては(前例のないほど)不確実な状況でFA市場に出ていくより、安全策を取ったのだろう。

先を越された選手たちの中でも、とくにFSニック・コリンズは今年もプロボウル級の活躍を続けていて、いまだ交渉の進展がないことに不満を漏らしている。今回ILBチラーの契約延長を受け、コーチたちはいろいろとFSコリンズの心情に配慮した発言をしている。

ILBチラーの契約がスターター級の金額であるため、これでILB A.J.ホークの立場が微妙になったのは間違いない。ILBホークは来年のサラリーが$6.995ミリオンに跳ね上がるが、最近のプレー内容は非常によく、ディフェンス向上の一因にもなっている。

Notebook: WRイーリーを解雇

2009年12月15日

Packers - Bears Notebook

2009年12月14日

Packers 21 - 14 Bears

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (9-4) 10 3 0 8 21
Bears (5-8) 0 7 7 0 14

ソルジャーフィールドは午前中で雨が止み、気温3℃、ほぼ無風とこの時期にしては恵まれたコンディション。パッカーズはNTライアン・ピケット(ハムストリング)を欠き、ベアーズはWR/KRデヴィン・ヘスターが欠場している。前半にチャンスで攻めきれなかったパッカーズが第3Qに逆転を許すが、第4Qにインターセプトを奪って再逆転すると、最後もディフェンスの頑張りがオフェンス不振を補ってぶじ逃げ切り。パッカーズは2年ぶりの5連勝で9勝目。2003年以来6年ぶりにベアーズをスウィープした。

最初のオフェンスでいきなりRBグラントが62ydsTDランを決めた後は、毎回敵陣に押し込みながらTDが奪えないもどかしい展開。よく守っていたディフェンスも前半最後でパス守備が崩れ、第3Qにはオフェンスのターンオーバーから逆転TDを許す。パッカーズオフェンスは相変わらず波に乗れないままだが、ディフェンスが勢いを取り戻し、第4Qに入ると敵陣でインターセプトを奪って再逆転。FG失敗で7点差のまま終盤にもつれ込んだものの、最後もディフェンスの活躍でなんとか守り切ることができた。

第1Q

  • WRアロマショドゥへの8ydsパスなどで3rdダウン2、RBフォーテがロスタックルで3&アウト。
  • GB陣38から、いきなりRBグラントが62ydsTDラン
  • RBフォーテの12ydsランのあと、フォルススタートとCHIホールディング等で3rdダウン21、スクリーンパスは4yds止まりでパント。
  • またもGB陣38から。TEリーへの12ydsパス、RBグラントの7ydsラン、WRジェニングスへの5ydsパス、オフサイド、RBジャクソンの3ydsラン、RBグラントの4ydsランでFG圏内へ。3rdダウン11からTEフィンリーに12ydsパスが通ってレッドゾーンへ。しかし3rdダウン7からサックされ、33ydsFG成功で3点追加。
  • CHI陣28から。最初のパスをCBウッドソンがインターセプトし、CHI陣39へ。
  • RBグラントの8ydsラン、RBグリーンのノーゲイン、パス失敗で1stダウンならず。50ydsFGは狙わず、4thダウン3ギャンブルはQBロジャースの10ydsスクランブルで成功。RBグラントの3ydsラン、RBグリーンの6ydsラン、4ydsランでCHI陣10に進んで第2Qへ。

第2Q

  • RBグラントの5ydsラン、フォルススタート、TEリーへのスクリーンパス2yds、エンドゾーンへのTDパスは通らず、26ydsFG成功で3点追加。
  • RBフォーテの2ydsラン、プレッシャーでパス投げ捨て、パス失敗で3&アウト。
  • GB陣39から。RBジャクソンへのショベルパスで9ydsゲイン、RBグラントの3ydsランでCHI陣へ。RBグラントの4ydsラン、RBグリーンの3ydsラン、RBジャクソンのノーゲインでFG圏内に入れずパント。タッチバック。
  • フォルススタート、WRアロマショドゥへの8ydsパス、WRベネットへの6ydsパス、RBフォーテの3ydsランで久々の1stダウン。WRアロマショドゥへの10ydsパスのあと3rdダウン18となるが、WRノックスへ28ydsパス成功。次の3rdダウン9はWRアロマショドゥへの19ydsパスでレッドゾーンへ。サック(OLBマシューズ)、2ミニッツ、エンドゾーンへのTDパスはアウトオブバウンズで3rdダウン12。WRノックスに19ydsTDパス成功
  • 残り1分42秒、GB陣33から。WRドライバーへの5ydsパス、サックで3rdダウン10、RBジャクソンへの11ydsパスで1stダウン。残り21秒でGB2回目のタイムアウト。TEフィンリーが19ydsパスキャッチしてCHI陣に進んだところでファンブルロスト
  • ニーダウンで前半終了。

第3Q

  • キックオフがアウトオブバウンズでGB陣40から。RBグラントのノーゲイン、RBグラントへの7ydsパス、WRジェニングスへの24ydsパスでFG圏内へ。しかしサックされそうになったQBロジャースが1回投げて自分でキャッチ、また投げようとして真上に浮いてインターセプト。(記録上はファンブルロスト)
  • CHI陣44から、RBフォーテの4ydsラン、6ydsランでGB陣へ。WRアロマショドゥへの9ydsパス、RBフォーテの5ydsランでFG圏内へ。WRノックスへの22ydsパスでゴール前10ydsに迫り、WRアロマショドゥへの10ydsTDパスが決まってついに逆転。
  • フォルススタート等で3rdダウン10、WRジェニングスへの25ydsパスでフィールド中央へ。RBグラントの1ydsラン、WRドライバーへの5ydsパス、パス失敗でFG圏内に入れず。パントはまたもタッチバック。
  • TEクラークへの8ydsパス、RBベルの3ydsラン、RBフォーテの2ydsラン、WRアロマショドゥへの7ydsパス、6ydsパスでまたも1stダウン。RBベルの4ydsラン、WRデイヴィスへの5ydsパス、3rdダウン1のランはノーゲインに終わり、ギャンブルせずパント。
  • TEフィンリーへの8ydsパスのあと連続パス失敗で3&アウト。
  • ベアーズ反則で10yds下がって最終Qへ。

第4Q

  • RBフォーテの13ydsラン、TEオルセンへの2ydsパスで3rdダウン5、FSコリンズがインターセプトしてCHI陣10まで31ydsリターン
  • TEフィンリーへの5ydsパス、CHIパスインターフェアで1stダウン。RBグラントが1ydsを押し込んで再逆転。2ポイントはWRジェニングスにパスが通って7点差に
  • CHI陣29から、RBフォーテの3ydsラン、サック(DEジョリー)の際にフェイスマスクで1stダウン。TEオルセンへの12ydsパスでGB陣に入るが、RBフォーテへのパスがノーゲインのあと、連続パス失敗でパント。
  • GB陣12から、RBグラントの17ydsランとレイトヒットで一気にGB陣44へ。RBグラントの6ydsラン、TEフィンリーへの17ydsパスでFG圏内へ。RBグラントのノーゲイン、1ydsラン、RBジャクソン落球で1stダウンならず。42ydsFGは右に逸れて失敗。7点差止まり。
  • CHI陣32から、RBフォーテの3ydsラン、CHIフェイスマスク、TEオルセンへのパス失敗(CHいチャレンジ失敗)で3rdダウン22、RBフォーテへのパスは14yds止まりでパント。
  • GB陣28から、RBグラントの1ydsラン、8ydsラン(CHIタイムアウト#3)、RBグリーンはノーゲインで1stダウンならず。GBフォルススタートの後パント。
  • 残り2分07秒。CHI陣9ydsから。WRノックスへの7ydsパスで2ミニッツ。サック(CBウィリアムズ)、WRノックスへの7ydsパス、フォルススタートで4thダウン9、WRベネットへのパスは通らず。
  • ニーダウン2回で試合終了。

2009年12月13日

Notebook: DL陣にケガ人多し

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Thur Fri Sat Status Notes
Jeremy Thompson LB Neck Out Out Out Out IR入りも
Ryan Pickett NT Hamstring × × × Doubtful 一縷の望み
Johnny Jolly DE Knee Questionable 微妙
Jermichael Finley TE Knee Probable 出場
Chad Clifton OT Hamstring Probable 出場
B.J. Raji NT Ankle Probable 出場
Cullen Jenkins DE Hamstring Probable 出場
Nick Barnett LB Knee × Probable 出場
Charles Woodson CB Shoulder Probable 出場
Chicago Bears Injury Report
Player Pos Injury Thur Fri Sat Status
Devin Hester WR Calf × × × Questionable
Orlando Pace OT Ankle Questionable
Tommie Harris DT Knee Probable
Israel Idonije DT Knee Probable
Lance Briggs LB Knee Probable
Hunter Hillenmeyer LB Groin × Probable
Probable : Virtual certainty that player will be available for normal duty
Questionable : A 50-50 chance will not play
Doubtful : At least 75 percent chance will not play
Out : Definitely will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
? : Not Listed

2009年12月11日

本当のグリーンベイ

先日レイヴンズのRBレイ・ライスがグリーンベイのことを「何もないところで最悪」と酷評したことについて、元パッカーズ副社長兼交渉担当のアンドリュー・ブラントが反論をコラムに書いている。

パッカーズ職員として9年間働いた私に言わせれば、RBレイ・ライスの発言はアンフェアではあるが、対戦相手の発言としてはさほど驚くには値しない。寒さの中で敗れた直後とあってはとくにだ。リーグで最も小さく最も寒いマーケットの球団を代表した経験から、私はNFL選手を惹きつける難しさをよく知っている。たとえ最もフットボールに熱狂的な雰囲気を持つ球団であっても。

当時GMだったロン・ウルフから電話がかかってきたのは10年前のことだ。選手たちの代理人をしていた私に、「サイドを替えてチームに加わらないか」と誘ってくれたのはとても名誉なことだったが、グリーンベイと聞いた私の最初の反応は他のみんなと同じ、(寒さを想像して)「ブルルル」と震えることだった。地図を見て場所を確認した。やがてグリーンベイ空港に降り立ち、最初に気がついたことがいくつかあった。見渡す限り地面が雪に覆われていること、そして人々の半分がパッカーズのウェアを着ていること。

面談で、私はロンの目を見て聞いた。「どうか気を悪くしないでいただきたいんですが、私はこの仕事をするのにここに住まなきゃいけないんでしょうか?」  彼はまばたきもせずこう答えた。 「気を悪くなどしないよ。そして答えはイエスだ」  2週間後、私はスタジアム駐車場に面したBest Western Midwayホテルで暮らし始めた。隣の部屋が新任ヘッドコーチのレイ・ローズ。2ヶ月ほどして新人のWRドナルド・ドライバーもそこに加わった。

◆ ◆ ◆

東海岸から来た私(ワシントンDC出身)にとって、最初は馴染みにくい部分もあったが、実際に住んで子供を育てるには素晴らしい所だとやがて気がついた。どこで暮らすにもプラス面とマイナス面はつきもので、グリーンベイでの暮らしにもその両方があった。他球団の選手や首脳からは「そこでどうやって暮らしてるんだ?」とよく聞かれたものだ。とくにその寒さについては。(今これを書いている時点でも激しいブリザードらしいね)

グリーンベイを経験した何百人の選手・コーチ・職員たちが主張するように、この地区は本当にユニークで、ロンバルディ時代から時が止まったようなところだ。グリーンベイほど、1つの球団を中心にまとまったコミュニティは、他のプロスポーツにはないだろう。そして、中西部独特の親切心というものがそこに加わっている。パッカーズファンのようなファンは他にないし、今でも私のところには彼らから毎日メールが届く。

グリーンベイの人々に関する逸話は数え切れないが、1つ挙げてみよう。ある夜、ジャイアンツ戦のあとのことだ。帰宅した私は、隣人がジャイアンツのウェアを着た人々を家に招いているのに気がついた。その隣人はランボーフィールドのスタンドでジャイアンツファンと知り合い、自宅でのディナーに招いたのだという。ジャイアンツファンの側も面食らったが、そうしたホスピタリティは昔からずっと続いてきている。

◆ ◆ ◆

他にも選択肢のあるFA選手をグリーンベイに誘うのは難しい課題だ。1993年にフリーエージェント制度ができたときも懸念はあった。もっと住みやすい気候の街に行けるなら、グリーンベイに有力FA選手は来てくれないのではないかと。しかしまさにその年、FA史上最高の獲物がもたらされた。あのレジー・ホワイトがパッカーズに加わってくれたのだ。ホワイトはフランチャイズの伝統を愛したのであって、パッカーズが最高額のオファーをしたことは関係がなかった。

私が忘れられないのは、2006年にCBチャールズ・ウッドソンと交渉したときのことだ。こちらは悪夢の4勝12敗シーズンを終えたばかりで、ブレット・ファーヴはまだ現役続行の決断を下していない時期。さらにひどい吹雪と寒さが重なって、彼をパッカーズに誘うのはかなりの難題に思われた。

こちらが最も高い額を提示してはいたが、チャールズとその代理人カール・ポストンを口説き落とせたのは、チャールズにとってグリーンベイが完璧にフィットする、ということだったように思う。チャールズ本人から「黒いスパイクを履いていいか」という質問が出るに至って、獲得成功の見込みがあるとわかった。彼にとってはフットボールが全てなのだ。締結までは少し時間がかかったが、やがてチャールズもあの地区のシンプルな暮らしを楽しむようになってきた。小さな友人の輪に加わり、ピアノのレッスンを受けている。

◆ ◆ ◆

たしかにグリーンベイは万人向けとは言えないだろう。そこからの移籍を望み、契約延長に目もくれなかった選手も数人いた。CBマイク・マッケンジーとWRジャヴォン・ウォーカーの2人は、退団希望の理由を決して語らず、こちらの契約オファーにも全く関係なく、ただ移籍したい希望だけがはっきりしていた。しかし彼らは例外的な存在だ。何らかの理由で退団した人たちから、どれほどグリーンベイが恋しいかという話を私はたくさん聞かされたものだ。

いま私は出身地の東海岸に戻り、RBレイ・ライスと遠くない街に住んでいる。グリーンベイを恋しく思う点とそうでない点があるにせよ、1日過ごしただけのライスの発言は明らかに的外れだ。そのライスも、ダメージコントロールの教科書から抜き出したような謝罪をした(Twitterだけどね)。あんな発言のままでは、彼のプラスにもならないだろうし。そしてライス自身だっていずれ望むかもしれない。フリーエージェント市場に出たとき、パッカーズが選択肢の1つになることを。

Winter Wonderland

アメリカ中西部一帯は今年最初の猛吹雪に見舞われ、パッカーズ選手たちは集合時間に遅れぬよう、雪に覆われた早朝の道路を必死で運転してランボーフィールドにやってきた。最も早いポジション・ミーティングは朝7時半。とくに慣れない新人選手たちは大変だったようだ。

2009年12月10日

Notebook: OLBマシューズが週間MVPに

2009年12月 9日

Packers - Ravens Notebook

2009年12月 8日

Packers 27 - 14 Ravens

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Ravens (6-6) 0 0 14 0 14
Packers (8-4) 3 14 0 10 27

ランボーフィールドは気温-6℃で風も弱く、まずまずのコンディション。反則数1位のパッカーズ対反則yds1位のレイヴンズの黄金対決とあって、両軍パスインターフェアのフラッグが乱れ飛ぶ粗いゲーム内容となった。第3Qには2つのターンオーバーからレイヴンズが3点差まで追い上げたが、前半の17点差を覆すには至らず、パッカーズディフェンスが2シリーズ連続でインターセプトを奪って逃げ切りに成功。パッカーズはこれで4連勝、ワイルドカード争いで一歩前進した。

第1Qだけで両軍合わせて3回のターンオーバーを犯すオフェンス低調の展開だったが、第2Qに入るとパッカーズのパスオフェンスがリズムをつかみ、2つのTDパスで17点差としてハーフタイムへ。しかし第3Qに入ると展開が一変。パッカーズはWRドライバーが連続でターンオーバーを犯して14点を失い、第4Q初めには38ydsFGを失敗して最悪な流れに。

しかしレイヴンズがオフェンスのパスインターフェアとアンスポーツマンライクコンダクトでフィールドポジションを悪くすると、TEフィンリーへのこの日2回目のTDパスで再び10点差。直後にビッグリターンとCBトラモン・ウィリアムズのパスインターフェアで自陣ゴール前のピンチを招くが、そのCBウィリアムズがインターセプトを奪って危機を脱する。次のシリーズでもILBホークがインターセプトを奪い、ランで時間を使ってダメ押しのフィールドゴール。終わってみれば両軍合わせてなんと反則23回310yds。

LTチャド・クリフトン(ハムストリング)がぶじ先発出場したが、動きは今ひとつで反則も2回。レイヴンズではOLBテレル・サッグスに加え、FSエド・リードの欠場が大きかった。パッカーズのケガ人で心配なのは、終盤にハムストリングを負傷したNTライアン・ピケット。試合前にはOLBアーロン・キャンプマンがインジャリーリザーブに入り、OLBシリル・オビオザーがプラクティス・スクワッドから昇格している。

第1Q

  • 好リターンでGB陣43からの攻撃。3rdダウン3から、RBジャクソンへの10ydsパスでBAL陣へ。次の3rdダウン11もWRジョーンズへの15ydsパスでFG圏内へ。WRジェニングスへの9ydsパス、RBグラントの3ydsランでレッドゾーンへ。次の3rdダウン3はパスが通らず、28ydsFG成功で3点先制
  • BAL陣30から。RBレイ・ライスの4ydsラン、7ydsパス、QBフラッコの11ydsスクランブルでGB陣へ。さらにラン2回とTEヒープへの23ydsパスでレッドゾーンに入るが、RBライスのランでOLBマシューズがファンブルフォース、FSコリンズがリカバーして失点を逃れる。
  • いきなりRBグラントがファンブルロストするが、チャレンジ成功で事なきを得る。パスインターフェアで18ydsゲインしたあと、WRジェニングスへのロングパスをインターセプトされてBAL陣10へ。
  • 3rdダウン10からのロングパスでパスインターフェア(43yds)を取られて一気にGB陣へ。フリーフリッカーからのロングパスをFSコリンズがインターセプトしてGB陣48へ
  • ホールディング(LTクリフトン)が響いて3&アウト。パントは惜しくもタッチバック。

第2Q

  • RBマゲイヒーの3ydsロス(B.J.ラジ)で3rdダウン13、ロングパスは通らず3&アウト。
  • TEリーへの3ydsパス、パス失敗、オフサイドで3rdダウン2、WRジョーンズへの16ydsパスでBAL陣45へ。しかしWRジェニングス落球が響いてけっきょくパント。
  • BAL陣17から。RBライスの1ydsロス、パスインターフェア9yds(CBウッドソン)で1stダウン。サック(OLBマシューズ)、オフサイド(OLBマシューズ)、QBスクランブルは6yds止まりでパント。
  • GB陣17から。RBグラントの7ydsラン、3ydsランで1stダウン。RBグラントのノーゲインのあと、WRジェニングスへのロングパスがパスインターフェアとなってBAL陣48へ。TEフィンリーへの29ydsパスでBAL19へ。RBグリーンの4ydsラン、3ydsラン、フォルススタート(LTクリフトン)で3rdダウン8、TEフィンリーへの14ydsパスでゴール前2ydsへ。TEフィンリーに2ydsTDパス成功
  • RBライスへの6ydsパス、RBライスのノーゲインで3rdダウン4、パスが通らず3&アウト。
  • GB陣32から、RBジャクソンへの4ydsパス、WRネルソンへの5ydsパスで2ミニッツ。QBロジャースのスニークで1stダウン。BALパスインターフェアでBAL陣へ。サック(GBタイムアウト#1)のあとQBロジャースの23ydsスクランブル、WRジェニングスへの17ydsパスでBAL陣8へ(GBタイムアウト#2)。最後はWRドライバーに8ydsTDパス成功
  • 残り28秒、BAL陣37から。TEヒープへの7ydsパス、5ydsパス(BALタイムアウト#2)のあとパス失敗2回で残り04秒。ヘイルメリーは通らずハーフタイムへ。

第3Q

  • BAL陣17から。RBライスの2ydsラン、3ydsパス、TEヒープへの6ydsパスで1stダウン。連続パス落球のあと、サック(OLBジョーンズ)が出てパント。
  • RBグラントの4ydsラン、WRジェニングスへの12ydsパス、BAL反則でさらに1stダウン。GBホールディング(Cウェルズ)のあと、BALパスインターフェア24ydsでBAL陣へ。しかし3rdダウン6からパスキャッチしたWRドライバーがファンブルロスト
  • BAL陣29から、RBライスの17ydsラン、WRクレイトンへの16ydsパス、WRメイソンへの7ydsパス、RBライスの4ydsランでFG圏内へ。3rdダウン10からWRワシントンへの12ydsパスが通ってレッドゾーンへ。RBライスの3ydsランのあと、WRワシントンに12ydsTDパス成功。(GBチャレンジ失敗)
  • キックオフをキャッチしたG/Cディートリック=スミスがファンブルするが、かろうじてGBがリカバー。しかしWRドライバーが足で弾いたパスをインターセプトされ、GB陣42へ
  • エンドゾーンへのロングパスをCBトラモン・ウィリアムズがパスインターフェア(41yds)してゴール前1ydsへ。パス失敗のあと、RBマゲイヒーが1ydsTDランを決めて3点差に。
  • GB陣40から、連続落球で3rdダウン10、WRジェニングスへ21ydsパスでBAL陣へ。WRジェニングスへの5ydsパスとフェイスマスクでレッドゾーンへ。RBグラントの2ydsラン、GBホールディング(RTタウシャー)、TEフィンリーへの4ydsパスで最終Qへ。

第4Q

  • QBロジャースのスクランブルは3ydsどまり。38ydsFGは右に逸れて失敗。
  • RBライスへのパスは7ydsロス、46ydsのロングパスはBALパスインターフェアで取り消しとなり、さらにアンスポーツマンライクコンダクトで3rdダウン32、ドローは不発で3&アウト。
  • BAL陣49からのチャンス。RBグラントの4ydsラン、FBホールへの13ydsパス、WRドライバーへの14ydsパスでレッドゾーンへ。TEフィンリーに19ydsTDパス成功。再び10点差。
  • 68ydsキックオフリターンで一気にGB陣26へ。RBライスの3ydsランのあと、エンドゾーンへのロングパスをパスインターフェアでまたもGB陣1ydsへ。RBマゲイヒーの2ydsロス(BALタイムアウト#1)のあと、エンドゾーンへのパスをCBトラモン・ウィリアムズがインターセプト
  • RBグラントの3ydsラン、4ydsラン、パス失敗で3&アウト。
  • BAL陣26からの攻撃。最初のパスをILBホークがインターセプト
  • 50ydsからの攻撃。RBグリーンの8ydsラン、5ydsラン、2ydsラン、WRジェニングスへの13ydsパスでFG圏内へ。RBグラントの3ydsラン、1ydsロス(BALタイムアウト#2)、WRジョーンズへの6ydsパスで1stダウンならず。2ミニッツ明けに32ydsFGが決まって13点差。
  • 残り1分52秒、BAL陣25から。フォルススタート、RBライスの20ydsラン、パス失敗2回のあとWRワシントンへの14ydsパスでGB陣へ。TEヒープへの1ydsパス(BALタイムアウト#3)。フォルススタート、TEヒープへの11ydsパスで4thダウン3となり、最後はOLBマシューズがサックして万事休す。

2009年12月 7日

Notebook: OLBトンプソンが無事退院

Green Bay Packers Injury Report
Player Pos Injury Thur Fri Sat Status Notes
Aaron Kampman LB Knee Out Out Out Out 欠場
Jeremy Thompson LB Neck ? Out Out 欠場
T.J. Lang T/G Concussion ? × × Questionable 微妙
Aaron Rodgers QB Ribs Probable 出場
Ryan Grant RB Neck Probable 出場
Ahman Green RB Groin Probable 出場
John Kuhn FB Hand Probable 出場
Chad Clifton OT Hamstring Probable 出場
Allen Barbre T/G Ankle Probable 出場
Brandon Chillar LB Hand Probable 出場
Charles Woodson CB Shoulder Probable 出場
Baltimore Ravens Injury Report
Player Pos Injury Thur Fri Sat Status
L.J. Smith TE Ankle × × × Doubtful
Terrell Suggs LB Knee × × × Doubtful
Cary Williams CB Thigh ? Questionable
Ed Reed S Ankle/Hip × × Questionable
K.J. Gerard S Thigh × × Questionable
Joe Flacco QB Ankle Probable
Le'Ron McClain FB Chest × Probable
Kelley Washington WR Illness × Probable
Demetrius Williams WR Illness ? × Probable
Jared Gaither OT Illness × Probable
Matt Birk C Hamstring ? Probable
Haloti Ngata DT Ankle Probable
Jarret Johnson LB Shoulder Probable
Ray Lewis LB Foot Probable
Prescott Burgess LB Thigh × Probable
Probable : Virtual certainty that player will be available for normal duty
Questionable : A 50-50 chance will not play
Doubtful : At least 75 percent chance will not play
Out : Definitely will not play
     
: Full Participation
: Limited Participation
× : Did Not Participate
? : Not Listed

2009年12月 6日

ランボーフィールドが"Field Of The Year"に

Sports Turf Managers Association が、今年のフィールド・オブ・ザ・イヤーにランボーフィールドを選んだ。 むろん寒冷地だけに、ランボーフィールドの芝が一番素晴らしいというわけではなく、さまざまな創意工夫と努力でこれだけのサーフェスを維持していることへの評価だ。フィールド・マネージャーのアレン・ジョンソンは次のように受賞の喜びを語っている。「全NFLスタジアムの中で、我々が最も芝の育成期間が短く、条件は最も厳しい。にもかかわらず非常によい仕事をしている、と評価してもらえた。常に我々のフィールドはとてもプレーしやすく、それが最も重要だ。見た目の美しさと同じようにね」

これまでの工夫の1つとしてジョンソンが挙げたのが、昨年10月半ばのできごと。あまりに生育がよく芝の目が詰まっていたために、選手のクリーツが入っていかず、滑りやすい状態になっていた。そこでスタッフは思いきって芝を薄くし、さらに痛めつけ、芝の下の砂地が少し露出するほどにした。「見た目は悪くなったが、コルツ戦でのプレーぶりはよくなり、11月には見た目もだんだんよくなった。大事なのは見た目ではなくパフォーマンスだから」

もっと難しいのは厳寒期の対策だ。気温-5℃以下となる寒さから芝を保護するため夜間はフィールド全体にシートをかけ、地下に埋設されたヒーターで温めるが、残った湿気がシート内に結露してしまう。そのためシートを外した際に、芝の表面に水滴が残って滑りやすくなったり、芝とカバーが張りついてしまい、外す際に芝が剥がれたりする。そこで2007年シーズンのNFC決勝(気温-18℃)の前には、工業用の送風機で夜通し温風を送り込み、芝とシートの間に空気の膜を作ることで結露を防ぐことに成功。それ以来、シーズン終盤になるとその方法を用いている。

「芝の点でグリーンベイとマイアミを比べることなどできはしないが、それでも我々は非常によい仕事をしている。乗り越えるべき障害は数多く、我々はたくさんのことを試している。『こういう気候だからしょうがない』 という態度は我々は取らないのだ。最高の結果を残すための努力は決して惜しまない」

OLBジェレミー・トンプソンが首を負傷

控えOLBのジェレミー・トンプソンがこの日の練習でRBランプキンと激突して首を負傷、救急車で病院に搬送され、少なくともそこで1泊して経過を観察することになった。さいわい四肢はすべて動かすことができ、意識ははっきりしており、どこにも麻痺はない、ということだけははっきりしている。しかし負傷の場所が場所だけに、今週の試合だけでなくキャリアの危機となる可能性もある。

OLBトンプソンが負傷したのはこの日の練習の最後、RBクレッグ・ランプキン(プラクティス・スクワッド)のランプレーのときだった。RBランプキンは動揺している様子で、「彼の頭が僕のショルダーパッドをヒットした形になり、彼はそのまま後ろへ倒れてしまった。"Oh, no"と彼が言うのが聞こえた。本当に怖いよ。彼はキャンプの頃から"Stinger"に苦しんでいたからね。僕らは普段から親しくて(昨年同期入団)、いろいろと話しあう間柄だから・・・『僕は大丈夫』 とは自分はとても言えない」 

2009年12月 5日

Notebook: RTタウシャーの真価

2009年12月 3日

Notebook: CBハリスがヒザの手術完了

2009年12月 2日

Notebook: ディセンバー・フットボール