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Notebook: ディセンバー・フットボール
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年12月 2日
- ライオンズ戦終了直後以来初めてマッカーシーHCの記者会見が行われた。コーチ陣はレギュラーシーズン中には珍しい土・日連休でリフレッシュしたようだ。
- 11月は異例なほどの高温に恵まれたグリーンベイだが、今後は@ARIを除く4試合が寒冷地ゲームといっていい。そうしたゲームに必要なことは、と聞かれたマッカーシーHC。「ランでボールを進めること、相手のランを止めることだ。屋外での練習ももちろん役に立つ。12月にプレーする、これがグリーンベイ・パッカー・フットボールというものだ。ウチのレシーバー陣はタレント豊富だが、全てはフロントラインから始まる。この時期になると、大事なのはランでボールを進め、相手のランを止めることであり、我々はそこに注力している」
- 「我々は非常によくランを止めることができている。そして、次のゲームの焦点もそこだ。3人の優秀なランニングバックを擁するボルチモアのランニングゲームは、我々にとってまたとないチャレンジとなるだろう」
- 主力で心配なケガ人はLTチャド・クリフトン(ハムストリング)だけ。「今週は練習を休む日があるかもしれない」とマッカーシーHC。出場は大丈夫、というほどではないが、出場が難しい、という口ぶりでもない。
- 「WRジョーディ・ネルソン(肩)は問題ない。T/Gアレン・バーバー(足首)、RBアーマン・グリーン(鼠蹊部)、CBブランドン・アンダーウッド(ハムストリング)はみな今日ワークアウトをした。火曜の練習から参加できる可能性もある」
- RTマーク・タウシャーについて、マッカーシーHC。「(次が復帰3戦目なので)できればもうフル出場させたい。同じOL5人が先発できていることは非常に大きい。彼は自信、経験、安定性といったものをチームにもたらしてくれている」
- 現時点でパッカーズはトータルディフェンス(ヤーデージ)がNFL1位となった。パッカーズの1位は2001年第3週終了時以来。シーズン終盤に1位となったのは優勝した1996年シーズン以来。「それでも我々は細かな点に集中を続けなければならない。12、13、14週に1位であっても手柄にはならない。シーズンが終わったときに1位でなければ。ただ、我々が"チャンピオンシップ・ディフェンス"に向かって順調に進歩しているのはたしかだ」とマッカーシーHC。
- スペシャルチームについて、マッカーシーHC。「カバレッジ・ユニットは非常に高いレベルでプレーしているのに、1試合に1回か2回、崩れてしまう。ダラス戦では極めて高いレベルでプレーし、サンフランシスコ戦では非常によかったが、1本だけ大きなリターンを許した。そしてデトロイト戦では、やってはいけないミスがいくつか出た。それは修正していくし、それができるだけの人材もいる。スキームにはすごく自信を持っている。そして今後の戦いにおいて、我々のスペシャルチームは大きなファクターとなることだろう」
- 地元両紙のライオンズ戦レビューから。
- NT B.J.ラジは今季最多の29スナップに出場。DEジェンキンズ(48)、DEジョリー(46)、NTピケット(18)。ラジはロスタックル2回、パスディフレクト1回と今季最高の働きだったが、担当ギャップから押し出されたのが3回もあった(他のDL選手はゼロ)。
- ディフェンスの全68スナップ中、アウトサイドLB陣の出場回数はOLBジョーンズ(47)、OLBポピンガ(18)、OLBトンプソン(12)。OLBトンプソンの出場はほとんどが右サイドで、OLBマシューズを休ませるためのもの。インサイドではILBバーネットとILBホークが非常にフィジカルに良い働きを続けているが、パスカバレッジではミスもある。そのあたりはILBチラーが復帰すればまた起用法を工夫するかも。
- ライオンズは前回の対戦と同じ39%でブリッツを入れてきたが、被サック数は前回の5回から1回に。
- 敵陣1stダウンゴールで攻めきれなかったオフェンスは、最初からパス主体のフォーメーションで行くのではなくもっとパワーランで行くべきでは、との声も。