グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年11月 8日

RGジョシュ・シットンの健闘

不振やケガ人の目立つオフェンシブラインにあって、最も高いレベルで頑張っているのがプロ2年目のRGジョシュ・シットン。MIN相手の2試合(計14被サック)で主にDTケヴィン・ウィリアムズ(プロボウル4回)を相手にサックを許さず、QBヒットもハリーもゼロ。Journal Sentinel紙によると全7試合を通して被サックゼロ、QBヒット2回、ハリー5.5回。迫力あるランブロッキングを買われて先発昇格したRGシットンだが、パスプロテクションでこれだけやっているのは頼もしいかぎりだ。

ジョー・フィルビンOC。「非常によくやっている。先発1年目としては、『踏ん張っている』よりずっと上の内容だ。ケヴィン・ウィリアムズを無力化してくれたしね。相手ディフェンダーとQBの間に体を入れる、という大原則を彼はよく理解している。テクニック的にはまだ未熟だし、これから磨いていく必要はある。それは言うまでもない。しかし、今季は右ガードがあまり問題になっていないのはたしかだ」

昨年のドラフト時から言われていたとおり、RTマーク・タウシャー(身長体重ともほぼ同サイズ)とRGシットンはよく似ている。出遅れたり一瞬バランスを崩しても、すぐに追いついて相手を料理してしまうのがRTタウシャーのすごさだ。「僕とタウシュは似た点が多いんだ。彼は必ずしも基本に忠実でないところもあるけど、ちゃんと仕事をしてしまう。相手をブロックしてのける。大事なのはそこだからね」とRGシットンは言う。

パスプロ同様にまだ粗削りなところがあるRGシットンのランブロッキングだが、大きなミスが少ないことは評価できる。Journal Sentinel紙の調べによると、"Bad Run"(ショートヤーデージ状況を除く1yds以下のラン)が今季42回あったうち、RGシットンに責任のあったのは3.5回。過去4試合(うち2試合はMIN戦)ではわずか1回しかなかった。「我々は彼をパワー・ガイとして考えている。パッド・レベルの問題(姿勢が高い)は多少あるので、その点は改善が必要だ。なにも特別なことではない」とフィルビンOC。

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