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Notebook: ILBチラーは2試合ほど欠場か
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年11月 4日
- マッカーシーHCからのケガ人報告。
- 手を骨折したILBブランドン・チラーは近く手術を受け、2週間ほど欠場し、復帰後もギブスをしてプレーすることに。
- QBアーロン・ロジャースは以前から右足を痛めているが、今度は左足のつま先を捻挫。「タンパ戦の出場は問題ないだろう。彼のプレー内容に問題が出るとは思っていない。(休ませて)すこし沈静化させたい、というのがDr.マッケンジーの考えだ。おそらく、水・木は練習量がごく限られたものになるだろう」
- TEジャーマイケル・フィンリー(ヒザ)は今週も出場は難しそう。「(試運転した)土曜にはかなりの痛みがあり、日曜にはワークアウトさせなかった。 "Questionable" から "Doubtful" の間だろうと思う」
- WRジョーディ・ネルソン(ヒザ)も、少なくともあと1週間は復帰は無理。
- DEジェンキンズのスキーム批判について、マイク・マッカーシーHC。「苦しい状況やフラストレーションに、我々はきちんと対処する必要がある。ウチのディフェンスはNFL4位だ。ターンオーバー・レシオではNFL1位。以前にも言ったことだし、チーム・ミーティングでも言うつもりだが、NFL27位でプロボウラー揃いなんてディフェンスはまっぴらだ。我々が興味あるのは、ウチをトップ3ディフェンスにすることだ。そのためには選手全員を活用するし、ときには、多少は個人を犠牲にした仕事を求めることもある。それが我々のチーム作りだ。ウチのディフェンスには優秀な選手がたくさんいるが、個人の数字のためにやるわけじゃない。ドム(ケイパースDC)が来て以来ずっと、我々はこうしてやってきた」
- DEジョニー・ジョリーの馬鹿げたアンネセサリーラフネスと、試合後に反省を見せなかったことについて、マッカーシーHCはDEジョリー本人と話し合いをした。
- ILBチラー負傷退場後はニッケル隊形での役割をILBデズモンド・ビショップに任せたが、今後はILB A.J.ホークにプレーさせたい考えをマッカーシーHCが明らかにした。最近はベースディフェンスだけ出場していたILBホークだが、久しぶりにフルタイムでプレーできることになった。時おりビッグプレーを繰り出すビショップだが、大きなミスも多く、首脳陣の完全な信頼は得られていない。「A.J.はよいプレーをしている。A.J.とデズモンドの両方を検討するが、A.J.には私はとても安心感を持っている。デズモンドもビッグプレーをしたことがあるが、安定しているという点で私はA.J.の方を買っている」
- 復帰初戦のRBアーマン・グリーンについてマッカーシーHCは、「(勘を取り戻すため)実戦でプレーすることが必要だ。それは試合を見れば明らかだったと思う」
- バッカニアーズ戦での先発OLについてマッカーシーHCは、先週と同じメンバーで最初の練習を始める、としたものの、LTラング&RTバーバーが引き続きスターターだと宣言したわけではない。「先週と同じように、1週間をかけて検討していく。チャド・クリフトンの回復具合を見守り、マーク・タウシャーについても同様だ」とマッカーシーHC。LTラングとRTバーバーを下げてLTクリフトンとRTタウシャーを投入することもハーフタイムに検討した、とも明かしている。LTクリフトン&RTタウシャー投入の可能性が先週よりも高まったような印象。
- 以下は地元両紙によるヴァイキングス戦分析。主にJournal Sentinel紙の記事から。
- OL陣のパスプロテクションでは、RTアレン・バーバーの(DEレイ・エドワーズ相手の)やられ方がひどく、LT T.J.ラングの方が基本に忠実なプレーをしていた。LGダリン・カレッジは相変わらずランブロックではミスが目立ったが、パスプロテクションはよかった。DEアレンのLTラングへのブルラッシュを察知したLGカレッジが素早くヘルプしたのが、TEヘイヴナーへの16ydsTDパスに結びついた。Cスコット・ウェルズは前週ブラウンズ戦ほどの出来ではなかった。
- FBクイン・ジョンソンはイージーなパスをジャッグルした(なんとかキャッチ成功)あと、オフェンスに参加させてもらえず。彼もFBジョン・クーンもブロッキングで大きなミスがあった。
- 足首の万全でないNT B.J.ラジは出場わずか12スナップにとどまり、これまでとは違ってNTライアン・ピケットがニッケル隊形でもプレーしていた。DEマイケル・モンゴメリーはコーチ陣の信頼を失ったのか、ディフェンスではまったくプレーしなかったらしい。DL陣の出場スナップ数は、DEジョリー55回、DEジェンキンズ44回、NTピケット33回、NTラジ12回。
- LB陣では、パスラッシュでOLBアーロン・キャンプマンの不振が目立った。新人RTロードホルトとのマッチアップ17回のうち、ヴァイキングスがヘルプをつけてダブルチームしてきたのはわずか1回だけだったが、わずかQBヒット1.5回に封じ込めれた。ラン守備ではポイントオブアタックでしっかり踏ん張った。OLBクレイ・マシューズはLTマッキニーに第3Qまでやられどおしだったが、第4Qには2プレー連続でLTマッキニーを抜き去ってQBヒットに成功。
- DB陣では、SSアタリ・ビグビーのミスタックル4回がひどく、WRハーヴィンへの51ydsTDパスも彼の責任が大きい。FSニック・コリンズもいまひとつで、WRベリアンへの16ydsTDパスに追いつくのが遅すぎた。CBウッドソンのプレーの幅を狭めるため、ヴァイキングスはスロットのレシーバー(通常ウッドソンが担当する)をよりワイドにセットさせ、CBブリッツの有無をQBが判断しやすいようにしていた。CBアル・ハリス(前回はかなり抜かれた)とCBトラモン・ウィリアムズのプレー内容はよかった。