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Packers - Bengals Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年9月22日
- CBチャールズ・ウッドソン。「敗因はチームの全てにある。スペシャルチーム、ディフェンス、オフェンス。どの面でも僕らはしっかり仕事ができなかった」
- C/Gジェイソン・スピッツ。「プレシーズンの結果が実力を示していなかったことは明らかだ。しかしパニックになる時じゃない。もちろん負けるのはいつだって腹立たしいし、オフェンスが結果を出せていないのだからなおさらだ。でも僕はこのチームを、そしてコーチたちを信頼しているし、問題を修正し、前進してていくだろう。このシーズン、まだ先は長いんだから」
- オフェンス不振についてQBアーロン・ロジャース。「集中力が欠けている。先週のベアーズのゲームプランはよかったし、ベンガルズのプランもよかった。でも僕らを止めたのは僕ら自身だ。2ミニッツでサックされてFG圏内から出てしまう。フォルススタート、ホールディング。3rdダウンも思ったようにいかなかった。誰が相手でも得点できるつもりでいたが、先週と同じように、僕らはオフェンスを自分たちで止めてしまったと思う。ボールを進めることができず、ディフェンス陣を長いことフィールドに立たせることになった」
- 6サックを喫した理由についてQBロジャース。「フィルムを見直してみないとよく分からない。僕がボールを長く持ち過ぎたのか、パスプロが早く崩れすぎたのか。おそらくその両方だろう」
- WRグレッグ・ジェニングスが(プロ入り初の)キャッチゼロに抑え込まれたことについて、QBロジャース。「むこうのセーフティはグレッグの側に回ってくることが多かった。こちらも彼にボールを渡そうといろいろやったけど、上手くいかなかった。むこうはいいスキームでいい仕事をした。レオン・ホールはよいコーナーだけど、それでもマッチアップは有利だと思っていた。グレッグと僕の呼吸がちょっと合わなかったのも事実だ」
- 先週はチーム全体でパス落球5回。今回はTEフィンリー、WRジェニングス、WRジョーンズ、RBグラントがそれぞれイージーな落球を犯した。WRドナルド・ドライバーは、「精神的なものだ。僕も先週は落とした。でも批判されるのは大好きなんだ。『彼は2回も落とした、2回も落とした』 と言われ、今回はゼロにしようと心がけた。それが僕のやり方だ。ミスは必ず起きるものだし、フットボールにはつきもの。ただ、それが勝負の分かれ目になる。そして今、僕らはそのせいで試合を落としている」
- 試合の流れを変える第3Qのファンブルロストを犯したRBライアン・グラントは、試合後のロッカールームでひとり肩を落とし、通りがかったCBアル・ハリスが「大丈夫か?」と声をかけるほどだった。「僕のファンブルが試合の大きな分かれ目だったと思う。むこうはあそこから勝ち越しのTDを挙げたんだからね。あれは受け入れようのないミスだし、僕が多くの責めを負うのは当然のことだ」
- LTクリフトンの代役左タックルを務めたことについてG/Tダリン・カレッジ。「(代役LTは)大変な仕事だけど、みなそれぞれ誰かの控えを兼ねているし、こうしたことが起きる可能性は常にあると覚悟している。そして今日はみんながその役割を果たし、僕以外はみないい仕事をした。たくさんの仲間を失望させてしまった」
- 3サックは自分の責任だ、とG/Tカレッジ。「(先週木曜に負った)足のケガは関係ない。あんなに難しい仕事に見えるようではいけないんだ。僕は何度かパスプロが完全に崩れてしまったし、あの内容は受け入れられない。(DEオドムにやられた)インサイド・ムーヴを許したら、それはQBへの最短距離になってしまう。アーロンがどれほど特別な選手であるか僕らはよく知っているのに、彼は倒されてばかりで仕事ができなかった。各選手それぞれ自分のプレーがよくなかったと言ってくれるだろうけど、問題が僕にあったのは間違いない。アーロンがあのようにヒットされたのは誰よりも僕の責任だ」
- LTチャド・クリフトン退場によるOL陣のシャッフルについて、QBロジャース。「(ウェルズを含めて)6人のスターターがいると僕らは思っているし、スコッティ(ウェルズ)はずっと一緒にやってきていい仕事をしてきた。ダリン(カレッジ)なら左タックルでも同じようにやれると信頼している。去年もテネシー戦だったか、チャドの欠場時に左タックルをプレーした。ただ僕らはチーム全体としてもっといい仕事をしなきゃいけない。僕とフロントラインを含めてだ」
- 試合終了直前のフォルススタート判定(そのせいで試合終了が宣せられた)は、「85番(WRジェニングス)がちゃんとセットしていなかった」という審判からの説明。マッカーシーHCは「ラインメンの問題だと思っていたから、驚いたなどという言葉では足りない」と不満を示している。WRジェニングス自身もラインジャッジに激しく詰め寄っていた。
- LBから転向のTEスペンサー・ヘイヴナーのNFL初キャッチは第1Qの21ydsパス。珍しい3TEフォーメーションから、フィールド中央でワイドオープンになっていた。
- CBトラモン・ウィリアムズ。「僕らは今こそしっかりしなきゃいけない。このショックを長引かせないようにしないと」
- ランを止められず、3yds以下の短い3rdダウンが多かったため、多彩なブリッツパッケージを繰り出すことができなかった。OLBキャンプマンは次のように分析している。「(多様さの点で)いつものようなディフェンスができず、ベースディフェンスが多くなってしまった。逆に言えば、それが相手の成功のカギだった。3rdダウンはすごく重要だ。なんとか(そこで止めて)僕らはフィールドから出なくちゃいけない。でも3rdダウン2とかそれ以下が多く、相手としては楽だった。ということは、僕らはもっと1stダウンや2ndダウンでいい仕事をしなくちゃいけない、ということだ」
- ブリッツが少なかったことについて、ドム・ケイパースDCも同様の説明をしている。「相手が毎回4ydsも5ydsもランが出るのにブリッツなど入れられない。全てはランを止めるところから始まるのだ。試合のほとんどで2ndダウン6や2ndダウン5だったら、ブリッツを入れてまた4yds、5ydsのランを許すのは馬鹿げている」
- 相手の4WR隊形に対応するため、ケイパースDCは今季初めてのダイム隊形を数回使った。ダイムバック(6人目のDB)はCBブラックモンで、インサイドLBはバーネット1人。
- 1つのターニングポイントとなったのが、第2Qの敵陣7ydsでの3rdダウン34。その頃はまだパッカーズ側に勢いがあった。CBウッドソンがINTリターンTDを決めた直後で、相手は連続反則でCIN陣ゴール前まで下がった。しかしTEダニエル・コーツへのスクリーンパスが23ydsゲインし、そこでDEジェンキンズがファンブルさせたボールが転がって計38yds進んでしまって1stダウン(映像)。その後わずか3プレーで同点タッチダウンが決まり、二度とパッカーズにモメンタムが戻ってくることはなかった。「(2003年プレーオフの)4thダウン26の思い出がよみがえったよ。成功するなんてすごく難しいはずだけど、とにかく今日はそんな日だった」とOLBキャンプマン。
- 欠場中のSSビグビーに続きFSコリンズも負傷したことについて、CBチャールズ・ウッドソン。「リーグ最高のセーフティの1人が倒れたんだから痛いよ。チームにとって大きな打撃だ。しかし同時に、誰かがケガをしたからといって嘆き悲しんでいる暇などない。誰かが倒れることに備えていつも練習していなければならないし、1人欠けても大きな落差がないように頑張っていかないと」
- 第4QにTEドナルド・リーは、背中にめり込むようなSロイ・ウィリアムズのハードヒットを受け(写真)、しばらくフィールドに横たわった。一時的に息ができなくなったため、とマッカーシーHCは説明しているが、試合後もTEリーは痛みがかなりある様子だった。「休むつもりはない。どこも折れたり断裂していないことを確かめたらチームに戻るし、そうしたらまた勝ち始めることができるさ」
- LTクリフトン(足首)とFSコリンズ(胸部)について新しい情報はないが、マッカーシーHCが試合後の会見でFSコリンズについて「骨に異状はない」と言わなかったことは気になる。
- ILBニック・バーネットは自らのTwitterで、「ローテーション起用ではリズムをつかむことが難しい。だいいちなぜ今になってもローテーションなのか分からない」と起用法に不満を漏らしている。
- またILBバーネットは、好タックルを決めてセレブレーション(サムライが刀で斬りまくるヤツ)をしたときに、スタンドからブーイング(ディフェンスが不振なのに威張るなと)が起きたことにもTwitterで激しく文句を言っていたが、すぐに謝罪。 一夜明けた月曜には、「オフシーズンに入るまでTwitterはやめると決めた。球団の誰に相談したわけでもない」と書いている。「直接ファンと触れ合えるのがTwitterのよいところ」と楽しむプロアスリートが増えてきたが、いざシーズンに入るとネガティブな反応も少なくなく、オフシーズンのように続けるのは難しい。