1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (3-0) | 10 | 28 | 0 | 6 | 44 |
Cardinals (0-3) | 0 | 10 | 7 | 20 | 37 |
新スタジアムができてから初めてのアリゾナ遠征。外は灼熱(最高気温45℃)だが、ドームの中は快適そのもの。カーディナルズはWRアンクアン・ボルディンと3番手WRのスティーヴ・ブレストンが欠場し、1巡ルーキーのRBビーニー・ウェルズがNFL初出場。パッカーズはQBフリン欠場のためQBブロームが後半を担当している。
前半のパッカーズは先週と同じく、ディフェンスがターンオーバーを奪ってはオフェンスがきっちり得点に結びつけることの繰り返し。CBウッドソンは3ファンブルフォースの大活躍を見せ、オフェンスではQBロジャースの正確なパスが際立っていた。後半はQBマット・ライナート率いるカーディナルズオフェンスに押されまくったが、最後は2ポイントコンバージョン失敗のおかげでなんとか逃げ切りに成功した。
心配なケガ人は、頭を打って脳震盪のWRグレッグ・ジェニングスと、足首を痛めたRBブランドン・ジャクソン。
先発OL決定の翌日、パッカーズはC/Gデューク・プレストンを解雇した。プレストンは今春、オフェンス唯一のFA補強選手としてビルズから移ってきたが、トレーニングキャンプでのプレー内容は期待外れで、Cスピッツ&Cウェルズからは大きく水を開けられていた。これほど早くプレストンを解雇したのは(第1次ロースターカットは9月1日)、先発争いに敗れたCスコット・ウェルズをトレードには出すつもりはない、とチーム内外に知らしめる意図かもしれない。
練習終了後の会見でマッカーシーHCは、Cジェイソン・スピッツ、RGジョシュ・シットン、RTアレン・バーバーをスターターに選んだことを明らかにした。残るプレシーズン2試合でよほどの不振やケガがないかぎり、彼らが開幕スターターを務めることになる。今キャンプでは、ケガから復帰したCスコット・ウェルズ(肩)やRTブレノ・ジャコミニ(足首)が予想以上の頑張りを見せたため第3週までもつれこんだが、けっきょく春のOTAから1stチームでプレーしてきた選手たちが勝ち残った。
「正直言って非常に難しい決断だった。スコット・ウェルズのプレー内容には非常に高い点をつけたし、プレシーズンではウチのラインメンで最もよかった3人か4人のうちの1人だった。この決定を聞かされてどんな様子だったか? 彼が喜ぶとは予想していなかったし、じっさい喜んではいない。スコットはプロフェッショナルだ。彼とは一対一で長いこと話し合った。彼からいくつか質問があったので私は誠心誠意答え、我々がなぜこのように決めたのか彼は理解してくれた。今年のオフェンシブラインは非常によいと我々は思っているし、これまでよりもずっと上だ。先発センターが2人もいてくれるウチは恵まれている」
「右タックルについては、アレン(バーバー)の方がブレノ(ジャコミニ)よりも成長が進んでいる、という感じだ。 『もう1週間だけ競争させてもらえないっすか』 というブレノの反応が、全てを象徴していると思う。ブレノは急成長しつつある選手だ。ただアレンの方が先を行っていると我々は判断し、このような決断に至った」
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Bills (1-2) | 0 | 0 | 7 | 14 | 21 |
Packers (2-0) | 14 | 10 | 0 | 7 | 31 |
ランボーフィールドは気温19℃とむしろ肌寒いほど。パッカーズは先週に引き続き1stチームが絶好調。ディフェンスはターンオーバーを連発し、手に入れたチャンスにオフェンスがタッチダウンを重ね、1stチーム同士の部分で21-0とリードした。先週よりランが出なかったために後半に3TDを許したものの、最後はRBサットンの頑張りもあって楽に逃げ切り。ホームで2連勝を飾ることができた。
注目のパンター争いではPデュラント・ブルックスが欠場し、Pジェレミー・カピノスは5回平均43.2ydsとまずまず。主なケガ人としては、FSコリンズがわき腹、QBフリンが右肩を痛めて退場したが、幸いどちらも大きなケガではないようだ。
QBブレット・ファーヴが迎えのヴァイキングス機でミネソタに飛び、契約にサイン(写真)。すぐに練習に参加し、終了後に入団会見を行った。契約は2年だが、実質的には$12ミリオンの1年契約、とも報じられている。パッカーズ側では入団会見の前から選手・マッカーシーHC・トンプソンGMがファーヴ契約について聞かれ、きわめて冷静かつ当たり障りのないコメントをしている。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Browns (0-1) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
Packers (1-0) | 14 | 0 | 0 | 3 | 17 |
気温27℃と快適なランボーフィールド。パッカーズはオフェンスの1stチームが2シリーズで2TDを挙げ、2ndチーム以降もRB陣が走りまくって計230ydsラッシングの大活躍。守っては4インターセプトでブラウンズを無得点に抑え、ホームでのプレシーズン初戦を見事な完封勝ちで飾った。
何よりよかったのは、途中退場するようなケガ人が出なかったこと。反省材料は、オフェンスでフォルススタート4回などライン関係の反則が多かったことだろう。
ホールドアウトを続けていたNT B.J.ラジがようやく契約に合意。関係筋の話によると、総額$28.5ミリオンの5年契約で、うち$18ミリオン弱が保証されている。目安となるはずの8位と10位指名選手が未契約であるために難航したが、両者による歩み寄りの結果ようやく合意に至った模様だ。金額もおおよそ指名順位に見合った妥当なものらしい。
ラジは金曜日にグリーンベイに到着して契約にサインし、チームに合流の見込み。土曜のプレシーズン初戦はとうぜん欠場となる。13日間のホールドアウトは、パッカーズの新人選手では1997年1巡30位のOTロス・ヴァーバが22日間粘って以来の長さだった。
パッカーズはLBストライカー・シューラック Stryker Sulak と契約し、TEトリー・ハンフリー(前腕骨折)をインジャリーリザーブに入れた。ケガ人続出でアウトサイドLB不足に陥った事態に対応するための補強と思われる。現在OLB陣はジェレミー・トンプソン(鼠蹊部)、OLBクレイ・マシューズ(ハムストリング)、OLBブラッド・ジョーンズ(背中)を欠き、残るキャンプマンたちは練習での負担が心配されるほどだった。TEトリー・ハンフリーは先日前腕を骨折し、4年間で3回目のインジャリーリザーブ入り。
ストライカー・シューラックはミズーリ大出身の白人DEで、昨季は10.5サックに加えてNCAA最多の6ファンブルフォースも記録。今春のドラフト6巡指名でレイダーズに入団したが、珍しいことに正式契約前の6月13日に解雇されている。理由は明らかになっていない。彼はその後パンサーズ、ペイトリオッツを訪問したが、契約には至らなかった。
身長6フィート4(193cm)、体重251ポンド(114kg)、40yds走は4.77秒。ドラフト前の評判では、「NFLで(4-3の)DEをやるにはサイズや馬力に欠け、OLBをやるにはクイックネスや柔軟さに欠ける典型的なトゥイーナー。だから3-4のアウトサイドLBが向くだろう」というタイプらしい。パッカーズ公式サイトによると "pronounced SHOE-lock" とのことなので、Sulak はシューラックとカナ表記する。
第9回パッカーズ・ファミリー・ナイトがランボーフィールドで開催されたが、雷雨のためメインイベントのスクリメージ練習は中止となった。数々の前座イベントが終わり、選手たちのウォームアップが終わったところで、雷警報により観客は避難。2時間近く待ったところで、スクリメージ練習の中止が発表された。このところケガ人が続出していたので、かえってよい休養になった、とチームは前向きにとらえているようだ。
2001年 | 10位 | DEジャマール・レイノルズ | 0日 |
2002年 | 20位 | WRジャヴォン・ウォーカー | 0日 |
2003年 | 29位 | LBニック・バーネット | 1日遅れ |
2004年 | 25位 | CBアマド・キャロル | 2日遅れ |
2005年 | 24位 | QBアーロン・ロジャース | 2日遅れ |
2006年 | 5位 | LB A.J.ホーク | 1日遅れ |
2007年 | 16位 | DEジャスティン・ハレル | 0日 |
2008年 | 1巡指名なし。2巡の3人とも遅れずに合流 | ||
2009年 | 9位 | NT B.J.ラジ | すでに5日遅れ |
いよいよトレーニングキャンプがスタート。練習初日を翌日に控えた金曜日、選手たちが集合してフィジカルチェックやコンディショニング・テストを受け、初ミーティングを行った。