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Day 4: 新人T.J.ラングを左ガードに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年8月 6日
- 午前は今夏はじめてのノーパッド練習。夕方のフルパッド練習は1500人近い観客で、スタンドがほぼ埋まっている。
- 前日1stチームに昇格したOLBクレイ・マシューズだが、この日は再びOLBジェレミー・トンプソンと入れ替わって2ndチームに戻っている。このまま交互に1stチームに入ってスターター争いを続けることになりそう。
- LGカレッジ(太もも打撲)の代役として、この日は新人T.J.ラングが慣れない左ガードで1stチームに。キャンプ初日こそ苦戦したラングだが、その後の動きは評判がいい。とくに頭のよさと器用さは高く評価されていて、この機会に左ガードでも試そう、という考えか。不慣れとはいっても大学時代には左ガードの経験はある、と本人。この日のブリッツ練習でもなんとか持ちこたえ、フォルススタートを除けば合格点。
- 夕方の練習の1stチームOL陣は、LTクリフトン、LGラング、Cスピッツ、RGシットン、RTバーバー。
- しかしこの日はランオフェンスが不振で、毎回のようにOLBアーロン・キャンプマンにバックフィールドに侵入される始末。
- 自陣40ydsからの2ミニッツ・ドリルで、QBロジャース率いる1stチームはTEフィンリーへの26ydsパスなどで敵陣2ydsまで進んだが、4thダウンでWRルヴェル・マーティンがTDパスをキャッチミス。
- TE陣対OLB陣のパスラッシュ・ドリル。TEジャーマイケル・フィンリーのプロテクションは昨年よりもだいぶ進歩しているようで、OLBキャンプマンには簡単にやられたものの、OLBポピンガには完勝をおさめた。「ここまでのキャンプの内容を自己採点すると、Aマイナスかな。ただブロッキングはもっと向上しないと。アーロン・キャンプマンを相手にするには、すべてきっちりやらないとね」
- ケヴィン・グリーンOLBコーチからOLBジェレミー・トンプソンに、"play angry !"との声がかかった。つまりもっと激しく、荒々しくプレーしろ、ということ。そうしたメンタル面の物足りなさは、地元記者たちが今春ずっと懸念していた点だ。
- コーチの叱咤の甲斐あってか、OLBトンプソンにとってこの日夕方の練習は今夏最高の出来。サックあり、ロスタックルあり、パスのティップあり。
- LBからTEにコンバートされたばかりのスペンサー・ヘイヴナーだが、スペシャルチーム練習ではすべて1stチームに入っている。TEでのロースター入りは難しいと見られているが、意外とそうでないのかも。(詳細不明だが)今はTEだけをプレーしている模様。
- この日のキックオフチームは、Kクロスビー、FBクーン、WRマーティン、TEヘイヴナー、ILBチラー、ILBビショップ、OLBポピンガ、CBブラックモン、Sラウス、Sアンソニー・スミス、Sペプラー。
- 同じくパントチームは、パンター、FBホール、TEフィンリー、TEヘイヴナー、ILBチラー、ILBビショップ、OLBマシューズ、OLBトンプソン、OLBポピンガ、CBトラモン・ウィリアムズ、CBブラックモン。
- Kメイソン・クロスビーはオンサイドキックの練習も。
- 練習を中断するような小競り合いが、夕方の練習だけで3回も起きた。練習の終わり近くでオフェンス対ディフェンスの大規模な乱闘が起きると、マッカーシーHCは全員を集めて説教タイム。しかしハドルが解けるときには笑い声が起きていた。
- さいわい大きなケガ人は出ていないが、細かなケガで練習を休む選手は増えてきたので、以下にまとめてみる。
- ILBニック・バーネットはヒザのACLのリハビリ最終段階で、もうしばらくPUPリストの見込み。プレシーズン最初の2試合は出られないのではないか、とPress-Gazette紙。
- 7巡ルーキーのOLBブラッド・ジョーンズはキャンプイン前日に背中を痛め、こちらもPUPリストに入ったまま。
- DEジョニー・ジョリーは一昨日足首を捻挫し、1週間程度休む見込み。2日経ったこの日は保護ブーツなしで歩き回っている。「サイドラインから乱闘にも加わっていたことを考えると、復帰は遠くないかも」とマッカーシーHC。
- CB/Sジャレット・ブッシュは一昨日わき腹を痛めた。
- RBブランドン・ジャクソンは肩の打撲。
- LGダリン・カレッジは太ももの打撲。
- CBブランドン・アンダーウッドは腰痛で1日休んだが、この日は復帰している。
- C/Gデューク・プレストンは午前の練習で背中を痛め、夕方は休んだ。
- WRパトリック・ウィリアムズ(ドラフト外ルーキー)はハムストリングを負傷。
- NTライアン・ピケットはとくにどこも悪くないはずだが、リハビリ完了組と同じく、1日1回の練習に制限しているようだ。この日も午前だけ休んだ。
- 定例会見でテッド・トンプソンGMは、出所まもないQBマイケル・ヴィック獲得の可能性を否定しなかった。なにごとも断言しない彼らしいところで、実際に獲得に乗り出すと見られているわけではない。NT B.J.ラジとの交渉の進捗状況についてはコメントを避けた。
- 4日前、キャンプイン前日に選手たちの体力を測るコンディショニング・テストの話題。これまでのランニング・テストは普通にフィールドを往復していたが、デイヴ・レディング新トレーニングコーチは旧来のやり方を改め、「パターン・ラン」を導入した。たとえばWR陣ならば、10通りのパスルートを繰り返し走る。LB陣ならパスカバレッジに下がったりブリッツに入ったり、という動きを繰り返して測定する。フットボールに即したテストは、選手たちにも評判がいい。