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Notebook: DEジョリーは今季出場できる公算
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2009年7月18日
- 補足ドラフト(Supplemental Draft)が行われ、レッドスキンズが3巡でDEジェレミー・ジャーモン(ケンタッキー大)を指名した。この補足ドラフトはEメールによる入札で行われ、レッドスキンズは来春のドラフトで3巡指名権を失う仕組み。DEジャーモンのワークアウトはパッカーズからも人事部長が観に行っており、ひょっとしたら下位で指名していたかもしれない。今回エントリーした8選手のうち指名されたのはDEジャーモンだけで、残った7選手は即フリーエージェントとなる。
- 昨年7月に鎮痛剤コデインの違法(大量)所持で逮捕されたDEジョニー・ジョリーの裁判が16日に予定されていたが、検察が起訴をいったん取り下げたため、またも裁判は先送りとなった。
「できれば90日以内に再提出したい」と検事局の広報担当。「ジョリーは今季いっぱいはプレーできる公算が高まった」と Press-Gazette紙は書いている。
- 検察がDEジョリーの裁判を遅らせた理由は以下のとおり。ヒューストン警察の鑑識部門が最近、コデインの含有量を測る新しい機器を導入した。その担当者が裁判で証言するには機器に慣れる時間が必要であるため、いったん起訴を取り下げて後日再提出の予定とのこと。
- DEジョリーは今年が大事な契約最終年であるだけに、まるまる出場できそうなのは朗報だ。ただし彼は、契約延長にはリスクが伴うタイプと見られている。人柄やハードワーカーといった点ではもともと評価が高いものの、故郷ヒューストンでの交友関係がかなり悪く、今回一緒に捕まったのも前科何犯といった若者ばかり(ジョリー自身は犯罪歴はない)。ジョリーが逮捕された際には、1人が銃器の不法所持(のちに不起訴)、1人がマリファナ所持(有罪を認める)で逮捕されている。
- DEジョリーは首脳陣から「オフにヒューストンに帰るときには気をつけろ」とたびたび注意されていて、昨年の事件はいわば時限爆弾がついに破裂したようなもの。DEジョリー本人は生い立ちや故郷の友人について、いまのチームメイトにさえほとんど話さないらしい。
- 昨年の事件の際、警官が発見したコデインはドクターペッパーのボトルに詰められて車のカップホルダーに置かれていた。専門家によると、「深刻な疼痛性障害の患者の数年分であり、そんな量を処方したことのある医師はいない」とのこと。
- キャンプで公開練習を行うレイ・ニチキ・フィールドの大規模改修がほぼ完了し、メディアに公開された(写真集1・写真集2)。やはり赤レンガを使用したレトロ・スタイルのデザインで、ファン収容人数も格段に増えた。芝はランボーフィールドと同じハイブリッドで、夜間練習用に照明灯も設置されている。
- これまでは屋内練習場の西側、つまりランボーフィールド駐車場の向かいにあるクラーク・ヒンクル・フィールドで公開練習が行われていたが、車通りの多いオナイダ・ストリートに面し、多くのファンが歩道を歩くのが危険であるため、屋内練習場東側のレイ・ニチキ・フィールドを拡張してスタンド等の施設を充実させることに。
- QBブレット・ファーヴは地元高校での練習を順調にこなし、「(ヴァイキングスがキャンプを迎える)7月30日までには結論を出す」と公にコメント。よほどのことがない限り、もはやヴァイキングス入団は動かないだろうと見られている。