グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年5月13日

FSコリンズ: 「契約問題が理由じゃない」

月曜から始まった第4回パッカーズ・テイルゲート・ツアー。今回はマーフィ社長とFSコリンズ、LBポピンガ、WRネルソンなどが参加し、大型バスで4日間をかけてウィスコンシン各地を回っていく(ブログ写真1写真2写真3)。なかでも注目は、契約問題からオフシーズンプログラムの多くを欠席、と報じられているFSコリンズ。しかし記者がその件について尋ねると、契約延長を求めていることが欠席の理由ではない、と本人は強調した。

「家族の問題だ。詳しいことは言いたくないが、問題はそちらなんだ。みなさん契約問題だと書いているけれど、契約のことが問題になったことはないし、口にしたこともない。僕が対処しなければならない家族の問題があるんだ」とFSコリンズ。その「問題」とは先日子供が生まれたこととも関係ないとのこと。今月26日に始まるOrganized Team Activities(OTA)への出席については明言を避けた。「できれば出たい。ただ、さっき言ったように家族の問題がある。コーチたちとは話し合っている」

家庭の事情を強調するコリンズだが、先日マッカーシーHCが「ビジネス上の問題」と理解を示したこととは矛盾していて(5日の記事参照)、表面上はいい子ぶっているだけではないか、という見方が少なくない。初プロボウル出場を果たした彼が、契約延長を望んでいるのは疑いようがないからだ。Press-Gazette紙は、「契約延長を望んでいるというメッセージを球団に伝えつつ、甲高い声で要求はしない、頭のいいやり方」と評している。

なお、FSコリンズはルーキー契約時のエスカレーター条項を満たしたため、今年のサラリーは$3.045ミリオン。セーフティとしてはけっこうな額で、昨年のRBライアン・グラント(や今年のCBトラモン・ウィリアムズ)のように、ホールドアウトに持ち込むほど動機は強くないはず。

いっぽう、新ディフェンスについてFSニック・コリンズは、すでにコーチ全員とミーティングをしていて、ディフェンスのクォーターバック的役割を引き受ける準備はできている、と自信を示している。「セーフティなら誰もがやってみたい、と望むようなスキームだからね。あとは僕ら選手たちがプレーブックをよく消化し、全員の呼吸が合うようにコミュニケーションの取り方を学ぶことだ」

カテゴリ : Contract/Personnel, Player