グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年4月 7日

今年のパンター争い

昨夏はジョン・ライアンからデリック・フロストへのパンター交代が失敗に終わり、そのフロストが12月初めに解雇されると、最後の4試合はジェレミー・カピノスがパンターを務めた。今オフはそこにデュラント・ブルックスが加わり、24歳と23歳の若手同士の正パンター争いとなった。

ペン州立大から2007年のドラフト外でジェッツ入りしたPジェレミー・カピノスは、プラクティス・スクワッドから昇格して最終戦だけ出場。しかし期待の2年目は、Pベン・グレアムと先発争いもさせてもらえず、6月に解雇されてしまった。「僕にとってはつらい出来事だった。トレーニングキャンプで争うチャンスをもらえたらよかったとは思う。でも大きな教訓を得られたよ。(ミニキャンプやOTAであろうと)いつでもベストの状態でいなきゃいけない。なにひとつ保証されてはいないのだと」

「でも、今年の争いのためのよい準備になったのは間違いない。僕は(ポジション争いをさせてもらえる)この位置に来るためにずっと競争してきた。常に厳しい戦いだった。でも楽しいのはここからだ。失業して家のカウチに座っているとき、争うチャンスだけでいいからもらえないものかといつも思っていた。だからここに来られて楽しいし、準備はしっかりできている。去年僕を獲ってくれたパッカーズはものすごく勇敢だったと思う。まだプレーオフの可能性もあったあの時点で、未知数の選手を選んだんだから。入団後は、いいプレーもあったけれど、改善しなきゃならない点も残っている。僕は毎日毎日安定した、優秀なパンターでありたい」

いっぽうPデュラント・ブルックスは、ジョージア工科大から昨年のドラフト6巡指名でレッドスキンズに入団した。キャンプではデリック・フロストを退けたものの(その後フロストはパッカーズへ)、6試合の平均がわずか39.6yds、ネットは32.1ydsの不振。そのうえRBレジー・ブッシュ(NO)とWRデショーン・ジャクソン(PHI)には、低い失敗パントをリターンTDされ、10月半ばに解雇されてしまった。

「昨季の僕は安定性がまるで足りなかった。しかもヒップを痛めたことで状況はどんどん悪くなった。治療を受けてなんとか回復をはかろうとしたけれど、パントを蹴るたびに悪化し、パントもよけい不安定になり、あのような結果になった。でもワシントンでの経験はきっと役に立つはずだよ。ポジション争いがどのようなものになるか、今ではよく理解してる。ワシントンに来るまで、僕には一度も経験がなかったことなんだ。今ではわかっている。僕らの1人だけが仕事を手に入れるんだ」

ヒップのケガはもともと大学最終年に負ったもので、オーバーワークのために悪化したものだとブルックスは言う。「いま思うと、とにかく休養が必要だったんだ。大学で最終戦を終えたあと、僕はシニア・ボウルに出て、そのあとコンバイン、プロ・デイと休みなし。それからドラフトが終わればすぐミニキャンプ。脚を休めるヒマもなかった。解雇されたあとゆっくり時間をかけて治したから、今はもう万全だよ。昨夏の経験を活かすことができる。オーバーワークを避け、より賢くやっていける」

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