グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年3月 8日

FSアンソニー・スミスと契約

先日グリーンベイを訪問したスティーラーズのFSアンソニー・スミスがパッカーズと契約した。詳細は不明だが、Wisconsin State Journal紙によると、契約ボーナスわずか$10万ドルの2年契約らしい。このところ3-4経験のある若いセーフティをパッカーズが物色していたのは、セーフティ陣のデプスを増す必要があり、また2009年で契約が切れる両スターターのどちらかが退団する事態にも備えてのこと。精神面に不安の残る選手だけに、ダレン・ペリー新セーフティコーチを通して調査した結果、(未熟だが)トラブルメーカーではないと判断したようだ。

アンソニー・スミス Anthony Smith はオハイオ州出身の25歳。身長6フィート0(183cm)、200ポンド(91kg)。シラキュース大から2006年のドラフト3巡指名で入団し、主にFSライアン・クラークの控えを務めてきた。2年目の2007年はクラーク欠場の穴を埋めて10試合に先発出場したが、2008年は完全に干された形でわずか9タックルに終わった。これまで彼の成功を妨げてきた精神的未熟さについては、昨日とりあげたので省略。

プロ人事部長のレジー・マッケンジー。「能力がなければ獲ったりはしない。新しいスタッフと新しいディフェンスという環境に彼を置いて、どうフィットするかを見てみたい。(2006年にFAで獲った)Sマーカンド・マニュエルと比べて? こちらの方が若くて使い減りしていない。彼は爆発力があり、クイックだ。よいアスリートだ。アスレティシズムは問題じゃない。プロ入りの時から我々が気に入っていた選手だし、ピッツバーグでのプレーぶりもよかった。大コケの可能性はある。しかし我々としては、もともと気に入っていた選手を獲ってみて、チャンスを与えてみよう、ということだ」

Journal Sentinel紙が複数の情報筋から聞いたところによると、FSニック・コリンズは自分の契約(プロ入り時の5年契約最終年を迎える)に不満で、契約延長せず来年FA市場に出ようとするかもしれない、とのこと。初プロボウルに出場したので(先月のコラム参照)、むしろ当然の流れかもしれない。来春FAとなるFSコリンズとSSビグビーのどちらかが退団する場合、後任のスターターが必要になる。今回のFSスミスはその候補でもあるのだろう。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player