グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2009年2月 2日

コーチ陣すべて決まる

パッカーズの新コーチ陣が全て決まった。すでに噂になっていたとおり、CBコーチにはジョー・ウィットJrがクォリティ・コントロールから昇格、その後任にはさらに若いスコット・マカーリーが昇格した。今年入れ替わったポジションについては下表を参考のこと。

新CBコーチのジョー・ウィットJr. Joe Whitt Jr. はオーバーン大出身の30歳。ウォークオン(奨学金なし)入学からWRのローテーションに加わるほど頑張ったが、肩やヒザの度重なる大ケガでプレー続行を断念。父が同大のLBコーチをしていたこともあり、大学最後の2年間は学生アシスタントコーチとしてチームをサポートした。(父のジョーSr.は同大で25年間アシスタントコーチを務めた後、現在も新HCに請われてリクルーティングの仕事を手伝っている)

2002年に大学を卒業するとミリタリー・カレッジのシタデルでWRコーチとしてコーチ修業を始め、ルイヴィル大ではCBコーチ兼リクルーティング・コーディネーターを4年間務めた。2007年にはボビー・ペトリーノHCとともにファルコンズに移り、アシスタントDBコーチに。ペトリーノ政権が1年で崩壊すると昨年3月にパッカーズのクォリティ・コントロールとなり、わずか1年でCBコーチに昇格することになった。

新クォリティ・コントロールのスコット・マカーリー Scott McCurley は現在28歳。ウォークオンで入ったピッツバーグ大ではLBをプレーし、WRラリー・フィッツジェラルドともチームメイト。卒業直後から母校でコーチのキャリアを始め、(デラウェア大に転校する前の)QBジョー・フラッコを指導したこともある。パッカーズではインターンを経て2年前に Coaching Administrator として正式採用。ゲームプラン作成やスタッツ分析や選手評価などでコーチ陣をアシスト、練習ではウィンストン・モスLBコーチをアシスト、試合ではサンダースDCをアシストする役目だった。

上記マカーリーの後任のコーチング・アドミニストレーターとして元RB/KRチャド・モートンの入団も発表された。USC出身の31歳。2000年のドラフト5巡指名でセインツに入団し、翌年からはジェッツ、レッドスキンズ、ジャイアンツでそれぞれ2年間ずつプレーした。RBよりも小兵のリターナーとしての活躍で知られ、パント/キックオフあわせて4回のリターンTDを記録、プロボウルの補欠に選ばれたこともある。

なお先月パッカーズから解任されたロバート・ナンは、かつての上司ジム・ベイツの誘いでバッカニアーズのDLコーチに。トレーニングコーチのロック・ガリクソンはラムズ入団が決まった。

2009 Packers Coaching Staff Changes
Position 2008 2009 備考
Defensive Coordinator Bob Sanders Dom Capers いわずとしれた名DC
Defensive Line (End) Carl Hairston Mike Trgovac 元パンサーズDC
Defensive Line (Tackle) Robert Nunn
Linebackers (Inside) Winston Moss Winston Moss 留任だがインサイドLB専任に
Linebackers (Outside) Kevin Greene NFL史上3位のパスラッシャー
Safeties Kurt Schottenheimer Darren Perry ケイパースのPITでの教え子
Cornerbacks Lionel Washington Joe Whitt Jr. 上記参照
Defensive Quality Control Joe Whitt Jr. Scott McCurley 上記参照
       
Offensive Quality Control Ty Knott John Rushing ユタ州立大のDBコーチ
       
Special Teams Coordinator Mike Stock Shawn Slocum アシスタントから昇格
Special Teams Assistant Shawn Slocum Curtis Fuller 現役時はパッカーズにも在籍
       
Strength & Conditioning Rock Gullickson Dave Redding ショッテンハイマー人脈
カテゴリ : Coach/Front Office