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Packers - Texans Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年12月 9日
- マイク・マッカーシーHC。「チーム全員の代弁はできないが、私個人についていえば、今日のゲームの成り行きについて、非常にフラストレーションを感じている。我々の今季を象徴するようなゲームだった。何度もチャンスがありながら、モノにすることができなかった。プレーの破綻が何度もあり、我々がここで敗戦の弁を述べているのもそれが理由だ」
- 残り3ゲームに残された希望について聞かれたマッカーシーHC。「我々はグリーンベイ・パッカーズだ。我々は全員揃って準備を進め、明日ここに来て失敗を修正し、何がまずく何がよかったかを確認する。それを活かして前に進むだろう。試合に勝つためにジャクソンヴィルに行くだろう。しかしホームで勝つことも必要だ。君の質問について言えば、我々はグリーンベイ・パッカーズだ。チーム全員に対し、高いレベルでプレーすることを常に期待している」
- Cスコット・ウェルズ。「最後のシリーズに勝敗がかかったゲームは今季初めてのことじゃない。そして理由はそれぞれあるにせよ、僕らがやってのけられなかったのは同じことだ。去年はそれができて今年はできない、それが結果の違いになっている。僕らは試合に勝つために給料をもらってるんで、ただプレーするためにもらっているわけじゃない」
- QBアーロン・ロジャース。「本当に残念だ。勝つチャンスはあった。同じシナリオを毎回繰り返している気がする。試合の出だしが悪く、誰か(ディフェンスやスペシャルチーム)がビッグプレーで流れを変えてくれるのを待ってる。その通りになって、オフェンスの側がいい流れになって、いいポジションでボールが持てて、勝つチャンスがあるのにそうできない。それが一番腹立たしいところだ」
- 3rdダウンの大不振についてQBロジャース。「よいプレーをした相手チームも賞賛しなければいけない。こちらはよいプレーができなかった。あちらはいいゲームプランがあって、マリオ(DEウィリアムズ)もパスラッシャーとしてタフな存在だ。しかしこちらのプランそのものは毎週よいものができていると思うし、それを実行できなかった僕らが悪い。言い訳はしない」
- 3rdダウンについてマッカーシーHC。「3rdダウンでアグレッシブに行くのが今日のプランだった。最初のはミスだった。そして、1on1のプロテクションのミスでサックされたのが2回。これまでは3rdダウンで非常によかったのに、今日はうまくできなかった。あまりシャープでなかった」
- 同点で残り3分02秒、敵陣22ydsでの2ndダウン7。RBグラントの9ydsランで1stダウンと思った瞬間、RTトニー・モールのホールディングがコールされて10yds罰退。その次はサックでFG圏内から出てしまっただけに痛い反則だった。腕が少しかかっただけでホールディングはおかしい、とコーチ陣もRTモールも不満を述べている。RTモールは、「だいいち、つかめるほど相手のジャージは出てないんだ。すごくタイトに着込んでるからね」
- ホールディングの判定についてフィルビンOCは、「全くの驚きだ。私には全然そう見えなかった。相手エンド(DEウィリアムズ)がワイドにいるのは見えて、インサイドは非常によいコンビネーション・ブロックができていたのに」
- ホールディングの後のサックは、LBデミコ・ライアンズのブリッツにLGダリン・カレッジがうまく対応できなかった。「早くリリースしすぎて、アーロンをまずいところに追い込んでしまった。悪いプレーだった」
- ホーム初のタッチダウンについてWRジョーディ・ネルソン。「ルートを変えるようアーロン(QBロジャース)からシグナルが来た。彼の読んだとおりで、ゴー・ルートで高いボールで勝負することができた」
- ディフェンス選手の少なくとも数人は、記者から知らされるまでトータルオフェンス549ydsも許したことを知らなかった。
- ビッグゲインを許すことの増えたディフェンスについて、マッカーシーHC。「最近は相手に許すビッグゲインの多さがなかなか治らない。ニューオーリンズ戦から今日までを振り返ると、我々はビッグプレーを決めてターンオーバーを奪ってはいるが、それだけではディフェンスの不振は帳消しにはできない。NFLではビッグゲインが勝負を決めるものだが、我々はその部分で持ちこたえられていない」
- ボブ・サンダースDCのプランは、復帰初戦のQBマット・ショウブに対してアグレッシブにプレッシャーをかけること。DLで頼りになるのはDEキャンプマンだけなので、ブリッツを増やすほかない。ウッドソンをスクリメージ近くに上げ、ディープをFSコリンズ1人に任せたことが、パス守備崩壊につながってしまった。ブリッツを入れてもプレッシャーがかからないので、テキサンズはレシーバーがクロスするコースを多用し、マンカバーのCBを振り切るのを待つ時間が十分にあった。
- ボブ・サンダースDCは今季の不振について、ケガ人の多さのせいには一度もしていない。「私は責任を非常に重く受け止めている。今後も必死で仕事をし、ディフェンスを立て直す方法を見つけるまで引き下がるつもりはない。これまでにも我々は非常によいディフェンスができたのだから、それが可能であることはわかっている。そこに引き戻すのが私の責任だ。ディフェンスはすべて私から始まっている。私がしっかりした仕事ができていないのだ。精神的に本当にこたえるが、我々はただ仕事に戻るしかない」
- LBブレイディ・ポピンガは今週もニッケル守備で数回パスラッシャーとして起用され、サックはなかったもののQBヒット1回。不振のディフェンスについて選手同士はどのように話し合ってる?と聞かれると、「何を言っても構わないけど、何を言うかなんて関係ない。何をするかだ。僕らはちゃんと仕事ができなかった」
- CBトラモン・ウィリアムズ。「5勝8敗、それが僕らだ。本当の力がそんなものでないことは僕らは知っているけど、現実は5勝8敗。自分の気持ちの中では5勝8敗じゃないがそれが現実だし、僕らはそれを受け入れ、進歩しようと努力を続けるしかない」
- 主にWRケヴィン・ウォルターを担当したCBトラモン・ウィリアムズ。インターセプトがあったものの、58yds、46yds、24ydsのパスプレーを許し、チャールズ・ウッドソンがセーフティに移ったことが裏目に出る結果となっている。「チャールズが本来のCBにいないことが、こちらの強みを消すことになってるのはたしかだ。しかしケガ人がたくさん出たから、彼はディフェンスのリーダーとして、新しい役割を進んで引き受けている。自分のポジションを犠牲にして、チームを優先させているんだ。あるべき選手の姿だよ」
- チラーの代役としてウィークサイドに入ったLBデズモンド・ビショップ。RBサップのランを3ydsのロスで止め、自陣ゴール前ではTEダニエルズのボールを叩いてファンブルに。しかしパス守備では以下のように大きなミスが多く、典型的なミドルLBの彼はやはりミドルで使うべきだったのでは、という見方が多い。
- 第2Q終了間際にはRBスレイトンへのショートパスに反応が遅れて21ydsゲインを許し、FG失敗に救われた。
- 第3Q最初のディフェンスでは、FBリーチを倒すことができず約13ydsもひきずられて21ydsを許し、フェイスマスクでさらに15yds。実質この1プレーだけで3点を失った。
- 試合最後にはTEオーウェン・ダニエルズの走るクロッシングパターンについていけず、27ydsゲインされてサヨナラFG圏内に進まれてしまった。
- パッカーズで契約して初出場のPジェレミー・カピノス。「最初の失敗パントの後は、落ち着くことができた。コーチからは 『巧くやろうと思うな。ただボールをヒットしろ』 とだけ言われて、自分の力を出せるようになった。ナイスかつコールドな経験で、とても楽しかった。フィールドでプレーするのは本当に喜びだ。あの最初のパントの後では、ファンにはブーイングする権利があるさ。僕だって自分に失望したし、自分にブーイングしたからね」
- CBウィル・ブラックモンのキックオフリターンTDを取り消しにした、DEハンターのホールディング判定。コーチによる審判批判はNFL本部からの罰金が厳しいので言葉を濁してはいるものの、マイク・ストックSTコーチは相当腹を立てているようだ。「あれは大きかった。本当に大きかったよ。大きなカウンターパンチを喰らったようなものだ。(TDを取り消されて)相手はモメンタムをつかみ、こちらは引き戻されてしまった」
- スクランブルに出た40歳のPマット・タークを取り逃がして18yds走られ、1stダウンを与えてしまった。タックルできる位置にいたWRルヴェル・マーティンはブロック・イン・ザ・バックをされたように見えたが、おとがめなし。ストックSTコーチは、「8つのギャップは詰めていたというのに。なぜPタークが抜けられたのか、神のみぞ知るだ」
- RTマーク・タウシャーのヒザについてマッカーシーHCは「大きなケガ」と表現しており、詳細は検査を待たなければわらかないものの、今季終了の見込み。追記 : 前十字靭帯(ACL)断裂で今季終了とマッカーシーHCが明らかにした。
- FBコーリー・ホールはヒザの捻挫、FSニック・コリンズは太ももとすね、LBダニー・ランサナーは腕を負傷。3人ともゲームに復帰しなかった。FSコリンズは「来週は出られる」と語っている。
- 先週プラクティス・スクワッドから昇格した3選手のうち、LBスペンサー・ヘイヴナーとDTアルフレッド・マローンが出場し、CBジョー・ポーターはアクティブ登録されなかった。NFL初出場のLBヘイヴナーはスペシャルチームだけだが、試合最後のパントを敵陣3ydsで押さえるナイスプレー。
- TEドナルド・リーはこの4試合で3回目のタッチダウン。