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Packers 27 - 28 Vikings
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年11月10日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (4-5) |
7 |
3 |
14 |
3 |
27 |
Vikings (5-4) |
7 |
7 |
7 |
7 |
28 |
パッカーズは序盤からヴァイキングス守備に圧倒され、前半だけでセーフティ2回の大不振。ディフェンスもRBピーターソンのランを止められず、苦しい展開が続く。しかしDB陣が3インターセプトを奪って接戦に持ち込み、さらにCBブラックモンのパントリターンTDで逆転に成功。6点差に広げて終盤を迎えるが、そこでRBピーターソンに再逆転TDランを許し、残り31秒で狙った52ydsFGは失敗に終わって万事休す。
ヴァイキングスでは"Doubtful"だったDEジャレッド・アレンが元気に先発出場し、パッカーズではWRジェームズ・ジョーンズが今回は出場している。第3QにLBニック・バーネットがヒザを負傷して退場したのが心配だ。
第1Q : GB陣14からのパッカーズは3&アウト。GB陣40からのチャンスにヴァイキングスは、RBテイラーへの10ydsパス、TEシアンコーへの4ydsパス、RBピーターソンの5ydsラン、7ydsランでゴール前に迫り、最後はWRシドニー・ライスに3ydsTDパス成功。パッカーズは連続サックを喰らってまたも3&アウト。ヴァイキングス攻撃は最初のプレーでCBウッドソンがインターセプト。MIN陣48からのパッカーズは、RBグラントの13ydsラン、2ydsラン、6ydsラン、WRジェニングスへの14ydsパス、WRドライバーへの11ydsパスでゴール前に迫り、RBグラントが1ydsTDラン成功。ヴァイキングスはRBピーターソンの13ydsランのあと3rdダウン12はイリーガルコンタクトで1stダウン。さらにRBテイラーへの16ydsパスでフィールド中央に進んで第2Qへ。
第2Q : ヴァイキングスはWRウェイドへの8ydsパス、RBピーターソンの10ydsランでFGレンジに入り、反則で下がるも54ydsFG成功。パッカーズはQBロジャースがファンブルを拾ってエンドゾーンからインテンショナルグラウンディングを投げてセーフティ。ヴァイキングスは3&アウト。GB陣4ydsからのパッカーズは、MINホールディング、TEハンフリーへの13ydsパス、WRジェニングスへの15ydsパスのあと、反則が響いて結局パント。MIN陣10からのヴァイキングスはRBピーターソンの26ydsラン、RBテイラーの4ydsラン、RBピーターソンへの7ydsパスでGB陣に入るが3rdダウンでサックが出てパント。GB陣10からのパッカーズは3&アウト。2ミニッツ明けのヴァイキングスは3rdダウン10でサック。GB陣9からのパッカーズはエンドゾーンでサックされまたもセーフティ。MIN陣39からのヴァイキングスは3rdダウンでCBウィリアムズがインターセプト。残り22秒、MIN陣40からのパッカーズは反則で下がるがRBジャクソンへの11ydsパス、WRジョーンズへの5ydsパスでFG圏内に進み、47ydsFGを決めてハーフタイム。
第3Q : ヴァイキングスはTEシアンコーへの7ydsパス、WRウェイドへの11ydsパスなどでGB陣に入り、3rdダウン5からのRBテイラーへのショートパスが47ydsTDに。パッカーズはRBグラントの8ydsランのあとサックと反則が響いて3&アウト。失敗パントでGB陣35からのヴァイキングスだが1stダウンならず、48ydsFGは失敗で11点差のまま。パッカーズはランが止められて3&アウト。MIN陣45からのヴァイキングスだが、WRウェイドへのパスをFSコリンズがインターセプトして59ydsのリターンTD。ヴァイキングスは反則が響いて3&アウトとなり、CBブラックモンが65ydsのパントリターンTDでついに逆転。ヴァイキングスはRBピーターソンの10ydsラン、14ydsランなどでGB陣に入るがそこまで。GB陣13からのパッカーズはRBグラントの14ydsランで1stダウンを取って最終Qへ。
第4Q : パッカーズは3rdダウンロング失敗のはずがラフィングザパサーで1stダウン。さらに反則をもらうがFG圏内には入れずパント。MIN陣5ydsからのヴァイキングスはRBピーターソンの25ydsラン、RBテイラーの5ydsラン、RBピーターソンの4ydsラン、ノーゲインで4thダウンとなり、今度もランを止めてギャンブル失敗。MIN陣41からのパッカーズは、RBグラントの14ydsラン、GBホールディング、WRジェニングスへの7ydsパス、WRドライバーへの7ydsパス、フォルススタートで3rdダウン10、WRドライバーへの5ydsパスのあと、40ydsFG成功で6点差に。MIN陣31からのヴァイキングスは、RBピーターソンの4ydsラン、5ydsラン、WRウェイドへの5ydsパス、RBピーターソンの2ydsラン、RBピーターソンへの16ydsパス、8ydsパスのあと、RBピーターソンの29ydsTDランで再逆転。残り2分18秒でタイムアウト1つ、GB陣41からのパッカーズはWRドライバーへの19ydsパスでMIN陣40に入って2ミニッツ。RBグラントの1ydsロス、4ydsラン、WRドライバーへの3ydsパスで1stダウンならず、残り31秒。52ydsFGはわずかに右に逸れて失敗。
- 先発QBアーロン・ロジャースは15/26、142yds、0TD、0INTでレーティング72.9。相手パスラッシュに苦しんで思うようなパス攻撃を展開することができず、4サック以外にもハードヒットを受ける場面が多かった。インターセプトを投げなかったことだけがプラス点か。
- チームラッシングは18回74yds(平均4.1)。
- 先発RBライアン・グラントは16回7.5yds(平均4.7)、1TD。ラン守備NFL2位のヴァイキングス相手に平均4.7yds走れれば上出来か。
- RBブランドン・ジャクソンはラッシング機会なく、パスキャッチ2回18yds。
- RBデショーン・ウィンはアクティブ登録されず。
- WR陣は以下のとおり。
- ドナルド・ドライバーはチーム最多の5回46yds。チーム最長のパスプレーが試合終了間際の彼の19ydsパスキャッチで、それも相手のティップに助けられたものだった。
- グレッグ・ジェニングスは今季最低の3回37yds。
- ジョーディ・ネルソンは2回17yds。
- ジェームズ・ジョーンズは1回5yds。
- ルヴェル・マーティンはパスキャッチなし。
- TE陣では、ドナルド・リーが1回6yds。トリー・ハンフリーが1回13yds。問題発言で話題のジャーマイケル・フィンリーはパスキャッチなし。
- 先発OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGスピッツ、RTタウシャー。
- 被サックは4回。積極的にブリッツしてくる相手ディフェンスにパスプロがもたず、コンスタントにQBにプレッシャーがかかっていた。
- トータルオフェンスはヴァイキングス361ydsに対しパッカーズは184ydsと惨敗。今季これまでパッカーズの平均ヤーデージは337ydsだったが、今回はその半分だった。
- タイムオブポゼッションはパッカーズが23分55秒。オフェンス不振とラン守備不振、しかもリターンTD2回でオフェンス回数が少なくなったことも相まってこの数字となった。
- パッカーズオフェンスは13ドライブのうち3&アウトがなんと8回。
- 反則やサックで3rdダウンロングばかりのため、3rdダウン成功率は1/11の9%と今季最悪。いっぽうヴァイキングスは6/15の40%で、3rdダウンロングをRBへのパスで成功する場面が目立った。
- パッカーズの犯したターンオーバーはゼロ。第1QにWRジェニングスがファンブルしたが、WRドライバーが押さえて事なきを得た。
- 奪ったターンオーバーは3つのインターセプト。第1QのCBチャールズ・ウッドソンは、WRライスへのパスをうまく回り込んでインターセプト。第2Q終了間際にはCBトラモン・ウィリアムズがWRベリアンへのパスをインターセプト。おかげで3点追い上げて前半を終えることができ、2回目のセーフティで意気消沈していたチームを立て直すビッグプレー。第3QのFSニック・コリンズはTEシアンコーへの前に飛び出して見事インターセプト。そのまま59yds走りきり、3点差に追い上げるタッチダウン。
- パス守備はQBガス・ファーロットを15/28、151yds、2TD、3INTのレーティング53.4に抑えた。ただ大事なところでRBテイラー(4キャッチ84yds)とRBピーターソン(3回33yds)を止めることができなかった。RB/FBへのパスが8回120yds、WRへのパスが4回27yds。
- ラン守備は41回220yds(平均5.4)と今週もズタズタに。LBバーネットの負傷退場でさらに悪化した観もある。
- パッカーズのサックは2回。DTジョニー・ジョリーが1回、DTコリン・コール(今季初)とDEアーロン・キャンプマンが0.5サックずつ。
- LB陣ではLBブランドン・チラーがアクティブ登録から外れている。第3Q最初のドライブでLBニック・バーネット負傷退場した直後、代役に入ったLBデズモンド・ビショップがRBテイラーへのパスをミスタックルして47ydsのタッチダウンに。
- DB陣は3つのインターセプトを奪う大活躍だったが、ランサポートではミスタックルも目立った。
- 反則は10回80ydsと今回も非常に多かった。LBビショップが相手パントリターナーにレイトヒットで15yds。フォルススタートやホールディングでさらにオフェンスを苦しくし、3rdダウンロングに自らを追い込む場面が多かった。ヴァイキングスの反則は7回55yds。
- キックオフリターンはCBウィル・ブラックモンが3回平均21.7yds、WRジョーディ・ネルソンが2回平均14.0ydsで、2人合わせると平均18.6ydsの不振。よかったのは最後の31ydsリターン(自陣41へ)だけだった。
- パントリターンはCBウィル・ブラックモンが65ydsのタッチダウンを含む2回平均37.5yds。しかし第2Qにはエンドゾーンへのパントをタッチバックにせずリターンしてしまう大ポカがあった。
- Pデリック・フロストはパント7回平均40.1yds、ネット35.0yds。インサイド20に上手く落とすパントが2回あったのはいいが、自陣深くからの蹴り損ないでピンチを招いたことも数回あった。
- Kメイソン・クロスビーは47ydsと40ydsを成功させたが、終了間際の52ydsは右に逸れて失敗。キックオフは。キックオフカバレッジは。
- ケガ人は以下のとおり。
- 第1QにはSSアタリ・ビグビーが一時退場してSアーロン・ラウスと交代するが、ケガだったのか、別の意図があったのかは不明。
- FSニック・コリンズは第2Qに左のつま先を負傷して退場するが、治療して復帰。"Turf Toe"らしい。
- LBニック・バーネットは第3Q最初のドライブで右ヒザを負傷して退場。程度は不明だが、復帰の可能性は "Questionable" でなく "Doubtful"と表示されたことからすると、重い可能性もある。
- CBジャレット・ブッシュが足首をひねった模様。
- アクティブ登録から外れたのはRBウィン、OGバーバー、OTジャコミニ、DEハンター、LBチラー、LBランサナー、CBリー、そして第3QBブローム。
- WRドナルド・ドライバーはWRスターリング・シャープを抜いて、球団史上最多の104試合連続パスキャッチの記録を達成。2001年シーズン最終戦から始まった記録で、当時はフリーマン、シュレーダー、ブラッドフォードに次ぐ4番手あたりだった。翌2002年開幕戦からスターターに昇格している。
- 就任以来ヴァイキングスに5戦全勝だったマッカーシーHCにとって初めての敗戦。パッカーズはドーム球場で7連勝中だったが、それもストップ。
- NFLで1試合に2回セーフティは、2003年11月16日のBUF@HOUでビルズが記録して以来。