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Packers - Titans Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年11月 4日
- マイク・マッカーシーHC。「敵地では自分たちのプレーをしなければ勝てないが、我々は敵地に乗り込んで、アグレッシブにプレーした。それは明らかだったと思う。大きなプレーをいくつか決めることができた。しかし2つのターンオーバーと4つのサックが大きかったし、それは相手も賞賛しなければならない。我々は大事なところでいいプレーを決めることができなかった。それが重要なところだ」
- 最後でディフェンスがスタミナ切れになったのでは?という質問にマッカーシーHC。「私はそのようには分類しない。試合の最後に、勝利に十分な働きができなかっただけだ。むこうは(ラン主体で)スローダウンしたテンポの試合運びをして、こちらはアップテンポのオフェンスをした。選手たちのコンディショニングは問題ではなかったと思っている」
- CBチャールズ・ウッドソン。「僕らはいいチームだ。しかし現実には4勝4敗。今日の試合での教訓は、僕らは大接戦にできても勝利には十分じゃなかった、ということだ。チームの本当の力を試し、自分たちに何ができ、何ができないかがわかる、今日はそういう類のゲームだった。僕らはいいチームだけど、今はまだ障害を乗り越えるのに十分な力がない」
- LBブランドン・チラー。「延長戦のコイントスで勝っていれば、試合結果は違っていたかもしれない。言い訳はしたくないが、そういうものだよ。もう一度彼らと対戦してみたい」
- QBアーロン・ロジャース。「(全勝の強敵だから試合に負けても)精神的な勝利、なんてものはないよ。僕らは5勝3敗になりたかった。すごくいい、非常にアグレッシブなゲームプランができたと感じていたのに、自分が望んだようなパスが投げられなかったのが残念だ。こちらのディフェンスは勝利に十分なプレーをしてくれたのに、僕にはそれができず、2つもターンオーバーを犯してしまった。自分のプレーに失望している。しかし僕らには強い意志があるし、グリーンベイに戻って来週のヴァイキングスとのビッグゲームに備えたい」
- QBロジャースは敵陣35yds地点から投げたインターセプトで3点のチャンスを失い、次のシリーズでは敵陣深くでのファンブルロストから3点を失った。「あのファンブルで3点を与えてしまった。それが勝ち負けの差になった。やってはいけないことだ。自分に失望している」
- WRグレッグ・ジェニングス。「フロントラインはいいプレーもあって、強力なディフェンシブライン相手に、しっかり走らせることができた。でも僕らはエンドゾーンまで行かなければ。フィールドゴール・チームじゃダメなんだ。あんなチームが相手では楽には勝てない。今日は本来の僕らじゃなかった。こちらの思ったようなプレーができなかった」
- 急きょ欠場したLTチャド・クリフトンは、試合直前に薬の副作用を起こしたのだという。これまでと違った抗炎症薬を服用したところ、アレルギー反応を起こして全身の腫れと目まいが出てしまった。「異常事態だった。午前10時30分にアクティブ登録リストを提出しなければならないのに、クリフトンのことがわかったのは10時28分だった。2分間で決断をしなければならなかった。ドクターの素早い処置のおかげで後半には出場できたかもしれないが、我々は先発のメンバーで続けることを選んだ」とマッカーシーHC。LTクリフトン本人は、「同じ薬ばかり続けているとやがて効かなくなる、と言われて薬を替えたんだ。今回のは3年ぐらい前に飲んだことがあると思っていたんだけど、体はそうは感じなかったようだ」
- LGダリン・カレッジは2年前のマイアミ戦でも急きょクリフトンの代役として左タックルを務めたことがある。そのときはDEジェイソン・テイラーに圧倒されて2サック・2ファンブルフォース(1ロスト)を許したが、今回はずっと安定した内容だった。「前回は僕のプレーは悪かったけど試合には勝ったんだよね。今日は試合の40分前に突然言い渡されたんだ。かなりいいプレーができたと思うけれど、チームを勝たせるには十分でなかった。僕は左タックルとしては成長してきている。チャドに何かが起きた場合は、これが僕の役目だ」
- クリフトン欠場で3人が入れ替わる形になったオフェンシブラインについて、マッカーシーHC。「あのように直前でラインをシャッフルする場合は、それに配慮して采配しなければならない。ランブロッキングユニットとしては、いい結果を出せたと思う。ビッグランのチャンスも何度かあったように見えたしね。ノーゲインや1ydsゲインが2回ほどあったのはいただけないが、フィルム分析をまだしていないので、ブロッキングのせいなのかRBのせいなのかはわからない。OLたちはまずまずだったと思う」
- わずかパスキャッチ3回に抑え込まれたWRグレッグ・ジェニングス。「CBコートランド・フィネガンは優秀なコーナーだ。彼とはもっと対戦してみたいね。こちらにとってもいいチャレンジになるから」と振り返っている。ダブルチームされているのにQBロジャースがエンドゾーンにロングパスを投げてINTされたプレーについては、「僕らはいつものように呼吸が合っていなかった。彼のせいだとか、僕のせいだとかいうわけではない」
- 3巡ルーキーのTEジャーマイケル・フィンリーはNFL初キャッチを記録したものの、二度の重要な場面でパスキャッチを決めることができなかった。しかし本人は、「働く心構えはできていた。もうプレーする準備はできてる。言ってることわかるかい? それに僕はもっと使われるべきだ」とかなりの強気発言。それを伝え聞いたジョー・フィルビンOCは苦笑して、「それは興味深いコメントだ。興味深い。私はコメントを差し控える」
- 第1Qの4thダウン1のギャンブルで、QBロジャースはTEフィンリーとSクリス・ホープの身長差を利用する意図だったが、パスは肩越しになってTEフィンリーは捕ることができなかった。「練習では何度も成功させているプレーなんだ。ただ彼はもっとパスを浮かせて投げるべきだったと思うよ。正直、いいパスじゃ全然なかった。彼もコーチも僕の得意な部分を知ってるはずだ。僕は走ってジャンプする方で、バックショルダーとかは向いていない。彼らは僕がどういうプレーヤーか知るべきだし、それを活かして使うべきだ」と、これもかなり生意気な発言。いっぽうQBロジャースは(TEフィンリーのコメントは聞いていない)、「もしもう一度投げれるなら、もう少し高く浮かせて彼がジャンプして捕れるようにするだろう。コーチが僕を信頼してギャンブルでのパスを任せてくれただけに、自分の投げたパスに失望している」
- 今回パッカーズは3TEフォーメーションを10回ほど使い、特にランプレーで成果を上げた。RBライアン・グラントの最長ランとなった13ydsと14ydsゲインが、この隊形からのランプレーだった。
- スターターはのDEジェレミー・トンプソンだったが、活躍したのはDEマイケル・モンゴメリーの方で、チーム最多の10タックル、1サック、1ロスタックル、1パスディフレクトを挙げている。試合後半には2人が完全に逆転し、スターター役がDEモンゴメリー、交代要員がDEトンプソンだった。
- 2試合連続で先発したDEジェレミー・トンプソンだったが、相手LTマイケル・ルースに圧倒され、タックルゼロ、プレッシャーもゼロに終わった。「今日はいいプレーができなかったと思う。でも僕はまだ向上の余地が大きいし、成長は始まったばかりだ。たしかにLTルースはすごく優秀だった。フットワークが速く、バランスもいい。それにQBコリンズは早いタイミングでリリースしていたし」
- 昨季プレーオフ以来のDTジャスティン・ハレルは20プレーほど出場し、故郷テネシーでの復帰戦をまずまずの内容で終えることができた。3タックル(うち1つはロスタックル)を記録し、DT陣のローテーションも彼のおかげでラクになった。「フィールドに出てプレーできたのはいい気分だった。反応時間とかまだ勘が鈍ってるし、もっと素早いプレーをできるようにしないと。腰痛に関しては全く問題なかった。でも試合に負けたことは、ロッカールームの誰よりもがっかりしてる。ただプレーできただけで喜んでなどいられない」
- LBブレイディ・ポピンガは、第2シリーズでRTデヴィッド・スチュワートのヘルメットを叩いてアンネセサリーラフネスを取られ、やらずもがなの3点を献上する結果となった。「むこうが先に僕の顔をパンチしたり、いろいろやってきたんだ。でも冷静さを保って、やり返さないよう我慢しなきゃいけない。でもそれは大変なことだよ。今日みたいなエモーショナルな戦いではね。僕は冷静さを欠いて、あの状況の中で我を失ってしまった。もっと賢くならないと」
- 6試合ぶりに復帰したSSアタリ・ビグビーだが、オープンフィールドでのタックルを何度もミスするなど、本来のプレー内容ではなかった。「全然だよ。本来の自分には程遠かった。瞬間的な加速とか、一歩目の速さといった部分が元通りじゃなかった。いつもなら僕は一歩目がすごく速いだろ? それには程遠かった」
- 脾臓損傷から5試合ぶりに復帰したCBアル・ハリスは、保護のためのフラック・ジャケット等は着用しなかったとのこと。「動き回る分にはいい感じだったよ。ただ、フットボールの動きを取り戻さなきゃいけない」
- 第4Q最後の攻撃でパッカーズは敵陣43ydsまで進んだが、60ydsFGは蹴ることができずに攻撃権を手放した。3rdダウン10でのRBジャクソンへのスクリーンパスが、LGスピッツのブロックミスもあって2ydsしかゲインできなかったためだ。「勝ち越しFGを狙うにはあと3ydsほど必要だった。あの3rdダウンの結果には失望している。率直に言って、相手の選んだディフェンスに対してこちらが選択したコールならね(もっと進んでしかるべきだった)。最初は(4thダウン8の)ギャンブルも考えたが、あれだけ残り時間があるから、やはりすべきではないと思った。パントを選択し、8yds地点に追い込むことができた。あれは正しい選択だと思っている」とマッカーシーHC。
- CBジャレット・ブッシュによると、第4Q最後の相手FG失敗の際には、彼がボールに触れたとのこと。「グラブの先が少しだけかすったんだ。指までは当たらなかった。その接触のせいでボールがそれたのかどうかわからないけど、じっさいFG失敗に終わったんだからね」
- ヒザの捻挫が回復して先週は練習にフル参加したWRジェームズ・ジョーンズだったが、アクティブ登録からは外されてしまった。理由は不明だが、ディフェンスやスペシャルチームを強化する目的だったのだろうか。「ヒザは問題ない。理由は分からない。ほんとに分からないんだ。コーチに聞くしかないよ。僕はコメントできない」
- DEカビーア・バジャ=ビアミラ解雇の理由は、高額サラリーなどではなく、純粋にパフォーマンス上の問題だった、とトンプソンGMは説明している。そもそも「NFL経験4年以上の選手は開幕週にロースターにいればベースサラリーが1年分全額保証される」というNFLの規定があり、途中で解雇してもサラリーキャップ上のトクはない。「チームのこと、また毎週のアクティブロースターの構成を考えると、最終的にはプレー内容とスペシャルチームでの貢献が決め手になる。非常につらい決断だった。彼は素晴らしい人間であり、チームにとってはコミュニティへの素晴らしい親善大使だった。それはこれからも変わらない。我々としては、チームにとって必要な人事をしなければならなかった」