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Packers - Vikings Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年9月10日
- QBアーロン・ロジャース。「ただの1勝に過ぎないし、それは忘れちゃいけないけど、これは重要な1勝だ。僕らはよいフットボールができた。よいフットボールチームを倒すことができた。たしかにただの1勝に過ぎないけど、精神的に大きな勝利だよ。ちゃんと仕事ができるのだと、お互いを信じることができるから。たくさんの変化があった新しいチームではあるけど、ロッカールームには昨季の自信が大きく残っている」
- 反則の多さやミスについて聞かれたマイク・マッカーシーHC。「今夜我々はフットボールゲームに勝った。それが第一だ。優れた相手を倒した。ホームでの開幕戦に勝ち、1-0にできた。それが事実だ。我々はたくさんのミスを犯したし、それは今後修正し、ショートウィークでデトロイト戦の準備をしなければならない。シーズンは長いし、これからたくさん試合がある。しっかり準備し、プランを考えることは、私は約束できる。プランに基いて準備を進め、フィールドでプレーをし、失敗は毎日、毎週修正していく。私はこのチームが気に入っているし、彼らの仕事ぶりも気に入っている。今日はミスがあったし、我々はそれを修正し、失敗から学んでいくだろう」
- LBニック・バーネット。「ものすごくでかい勝利だ。同地区のライバルに勝って1-0になったことは気分がいい。特にあの相手だからね。彼らは今年ディフェンスを強化して、強力なランニングゲームもある。勝てて嬉しいよ」
- QBロジャース。「今夜自分がやりたかったのは、素早く判断し、ボールを持ち過ぎないこと。それがうまく出来たと思う。投げるという点ではいくつか拙いパスがあったけど、全体としてはポケットでよい判断ができた。ラインもいい仕事をして、サックゼロに抑えてくれた」
- QBロジャースの働きについてマッカーシーHC。「まず第一に、彼はしっかりゲームマネジメントができた。特に前半、反則のせいでひどいダウン&ディスタンスになってしまったときにね。しっかりマネジメントし、無理をせず、プレーコールの通りにプレーし、相手の許してくれるゲインを受け入れた。だから彼のパフォーマンスには満足している」
- QBロジャースについてFBコーリー・ホール。「この数週間にここで起きたことによって、彼の肩にどれほどのプレッシャーがのしかかっていたか、想像もできないほどだ。彼はいいパスを投げ、持ち過ぎることなく必要なときにボールをリリースして、素晴らしいプレーもいくつかあった。レギュラーシーズンで先発した経験が全くないのに、フィールドに出てごく自然に振舞い、ゲームをコントロールし、ハドルをコントロールした。彼は素晴らしい仕事をしたと思うよ」
- ジョー・フィルビンOCによると、QBロジャースの唯一の明らかな判断ミスは、第1QにランプレーをWRジェニングスへのクイックパスに変えて、1ydsのロスタックルを喰らったプレーとのこと。
- 完全にヴァイキングスのペースだった試合序盤の流れを変えた、WRグレッグ・ジェニングスへの56ydsパス。こちらのオフェンスは手も足も出ず、FGを決められた直後の1stダウンだった。「ハドルでアーロンが、『何があっても放ってやる。状況がどうだろうとカバレッジがどうだろうと、僕は投げるからな』って調子だったんだ。とにかく(縦に)走らなきゃいけないことはわかった。僕が振り向いたのは30ydsから40yds突っ走ってからだ。じっさいはスコアボードの映像を見上げて、彼がこう斜め上を向いてモーションに入ったのを見て振り返ったんだ」とWRジェニングス。
- FBコーリー・ホールはエンドゾーンでダイビングキャッチを決め、NFL2年目にして初タッチダウン。「練習でずっとやってきたプレーの1つだ。たいていコーナー・ルートかフラット・ルートに通すんだ。アーロンは左にスクランブルして、僕は3番目のリードだった。彼は低くアウトサイドに投げなきゃならなくなったけど、僕はなんとか捕ることができた。タッチダウンも嬉しいけど、勝てたことはもっと嬉しいよ。素晴らしい形でシーズンをスタートすることができた」
- FBホールへのTDパスについて、QBロジャース。「あれは僕にとって重要なパスだった。その数プレー前に、ワイドオープンのドナルド(TEリー)へのパスを失敗して、自分自身にムカついていたから」
- オフェンシブラインは、プロボウラーが並ぶヴァイキングスの強力ディフェンシブラインをサックゼロに押さえることができた。昨季開幕戦はイーグルスに7サック、2006年はベアーズに3サック、2005年はライオンズに4サックを許している。
- 「リーグ有数のプレミア・ディフェンスを相手にそれ(被サックゼロ)ができたのだから、そりゃあいい気分だね。あのようなチームに勝ったんだから、こちらがしっかりやったということだ。うん、僕らは喜んでる」とLGダリン・カレッジ。
- LTチャド・クリフトンはホールディングが2つあったものの、昨季サック王のDEジャレッド・アレンをなんとかサックゼロに押さえた。「バックフィールドで2つホールディングを取られてしまった。最初は不安定だったよ。開幕戦というのは試合前の緊張が違うしね。第1Qは自分のベストには程遠かったけれど、試合が進むにつれて波に乗ることができた」
- RBライアン・グラントは試合を決定付ける57ydsラン(QBロジャースがスニークでTD)で勝利に貢献。しかし試合中にはステイショナリーバイクを漕いでいたことからすると、まだハムストリングが万全ではないのだろう。「キャンプやプレシーズンを休んだけど、試合での出来は心配していなかった。調子はよかったよ」
- RBグラントが57ydsのビッグゲインをしたとき、サイドライン際で一度スピードを緩めてディフェンダーをかわし、内へカットバックしたのは、ドクターの指示でもあったらしい。「最初の試合でやりすぎないようにコントロールしろ、ということだった。メディカルスタッフはあのランの最中、『トップスピードはやめろ』と叫んでたらしいね。そうでもなければ僕はスピードを落とさないよ」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game 図解はRBグラントの57ydsラン。右にダブルTEを置いたIフォーメーションで、WRは左サイドのマーティンだけ。左右両ガードが両DTウィリアムズをしっかり止め、バックサイドのDEアレンは右サイドからTEハンフリーが動いてブロック。LTクリフトンはWLBリーバーをブロック。CスピッツがMLBヘンダーソンをブロックしたことでRBグラントが縦にカットバックする大きなレーンが開いた。全員がしっかり仕事をしたので、リードブロッカーのFBホールは9ydsも前進してようやくFSシャーパーをブロック。ヴァイキングス側からすると、アウトサイドに押し流されたSLBグリーンウェイのミスが痛かったようだ。
- TEジャーマイケル・フィンリーがアクティブ登録されなかったため、ゴールラインオフェンスではFBコーリー・ホールが第3TEとして入るプレーがあった。
- RGトニー・モールの反則(インエリジブル・レシーバー・ダウンフィールド)のため、WRドライバーへの68ydsTDパスが取り消しになってしまった。「プレーコールはランだった。アーロンにはレシーバーがオープンなら投げてよい3通りのオプションがあったんだ。もちろんあれは僕の反則だ。ひどいプレーだったと誰もが言うだろうけど、"ドライブ"(WRドライバー)はあんなのたいしたことない、って分かってくれてる。これからもっとチャンスはあるって」
- 両軍合わせて反則が21回もあったせいで、試合は3時間20分もかかってしまった。DE/DTカレン・ジェンキンズは、「反則で1stダウンをやりすぎだった。リーグ最多になっちまいそうだ。審判に言ってやったんだよ。『うちの子供たちは明日も学校があるんだ。早く家に帰って寝かしつけなきゃいけないのに』って」
- ディフェンスの大きなテーマはもちろん、RBエイドリアン・ピーターソンを止めること。第1Qに34ydsランを許した以外は、18回平均3.8ydsに抑えることができ、後半は10回わずか28yds。「第1Qはかなり走られてしまい、1回平均のヤードを許しすぎた。しかしその後はしっかり踏ん張ったと思う。序盤はピーターソンが外にバウンスして大きくゲインするのが何度かあったが、ウチのディフェンスはいいプレーをしたと思う」とマッカーシーHC。
- DE/DTカレン・ジェンキンズはピケットとジョリーのDT陣の働きを賞賛。「うちのディフェンシブタックルたちは素晴らしいプレーをしたよ。むこうがミドルを走ろうとするたび、1ydsか2ydsゲインに止めることができていた」
- DE/DTジェンキンズはベースディフェンスでもDTに入るプレーがかなりあった。いっぽうDEモンゴメリーがDTに入ったのはニッケル守備だけ。
- RBエイドリアン・ピーターソン相手のラン守備についてLBブレイディ・ポピンガ。「彼はすごいRBだ。ああいう選手になると、そのスピードやクイックネスは練習ではシミュレートできないからね、慣れるまでにアジャストメントが必要になる。ウチのチームは試合中に進歩して、むこうがどう攻撃してくるかが見えるようになった」
- 胸部のケガから約1ヶ月ぶりに復帰したLB A.J.ホークは、無事試合を終えただけでなくチーム最多の10タックルを記録。ハーネスも邪魔にならなかったと、と本人。「もし痛みがあるならば、今日は試合中ずっとキツい状況(ラン守備が大変なので)に置かれていたはずだけど、試合を通してずっと体調はよかった。もう復帰できるという僕の意見を聞いてくれたドクター・マッケンジーにも感謝しないとね」
- 最後にインターセプトでとどめを刺したSSアタリ・ビグビー。「僕はむこうのQBを読んだだけ。自分のいるべき場所を守り、自分の仕事をしただけで、特別なことは何もしてないよ」
- キャリア2回目となる殊勲の76ydsパントリターンTDを決めたCBウィル・ブラックモンは、「ブロッカーのみんなが僕に仕事をさせてくれたんだ」と語っている。じっさいCBブッシュ、CBウィリアムズ、FSラウス、DEハンター、LBホワイトらの好ブロックをうまく使ってのビッグリターンだった。「彼がリターンするときには、僕らにできることってあまりないんだよ。目の前のブロックをしっかり持ちこたえる。ミネソタの来る方向にプッシュし続けるだけ。すると彼がそのすぐ後ろをカットバックしていくんだ」とCBブッシュ。
- 移籍初戦でネット平均42.6ydsと素晴らしい数字を記録したPデリック・フロスト。「ガンナーたちがいいプレーをしてくれた。カバレッジがすごくよかったんだよ。個人的にはもっとしっかりボールをヒットしたい。満足できないパントが2つほどあった。全体としてはまあまあ」
- 前半最後にブロックされた33ydsFGの際は、Kメイソン・クロスビーのキックがやや低かったようだ、とマッカーシーHC。
- 先週からヴァイキング選手たちがメディアを通したトラッシュトーク(たとえば「ファーヴのいないパッカーズなど・・・」)を仕掛けていたことについて、LBニック・バーネット。「オレたちはフィールドに出てプレーするだけ。連中はメディアに対してワーワー言うかもしれないが、こっちはそういうことはしないんだ」
- パッカーズのケガ人は特に報告されていない。今週は中5日のショートウィークだけに、大きなケガがなかったのは何よりだ。
- ルーキー9選手のうち、アクティブ登録されたのはWRネルソン(2巡a)とOTジャコミニ(5巡)とQBフリン(7巡a)とRBランプキンの4人だけで、うちフィールドでプレーしたのはWR兼リターナーのネルソンだけ。CBリー(2巡c)とQBブローム(2巡b)とTEフィンリー(3巡)とDEトンプソン(4巡a)とRGシットン(4巡b)はアクティブ登録から漏れ、そのうちケガが理由だったのはRGシットンだけ。
- マッカーシーHCは就任以来ヴァイキングス相手に5戦全勝となり、逆にヴァイキングスのブラッド・チルドレスHCはパッカーズに5戦全敗となった。この対戦でどちらかが5連勝したのは、1983年から1985年にパッカーズが5連勝して以来。
- パッカーズは球団史上、開幕戦の成績は49勝36敗3分けとなった。マンデーナイトでの開幕戦は3勝0敗。開幕戦でパッカーズより多く勝っているのはベアーズの50勝。
- この試合の入場者数は71,004人でランボーフィールド史上最多。