グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年9月 3日

Pフロストと契約 PライアンとLBホッジを解雇

パッカーズは元レッドスキンズのPデリック・フロストおよびLSブレット・グードと契約し、Pジョン・ライアンとLBアブドゥル・ホッジを解雇した。

LSブレット・グードについては昨日の記事を参照のこと。

Pデリック・フロストはNFL5年目(スタッツ)の27歳。ノーザン・アイオワ大から2003年のドラフト外でブラウンズに入団し、2年目からスターターに定着。2005年開幕前に解雇されてレッドスキンズに移り、3年間スターターを務めてきた。しかし今夏は6巡指名ルーキーのPデュラント・ブルックスとの激しい先発争いに敗れ、先日解雇されていた。次はシーホークスでトライアウトを受ける予定だったが、パッカーズはトライアウトなしで契約を決断した。

昨年の成績は平均41.0yds・ネット36.4ydsで、Pライアンの44.4yds・ネット37.6ydsに劣っている。しかし細かなコントロールでは勝っていて、相手20yds以内へのパント成功が多く、タッチバックが少ない。フロストを選んだ理由についてトンプソンGMは、「我々が彼の安定性を気に入ったのはたしかだ。非常に優れたメカニックの持ち主だで、とてもしっかりしたプレーヤーだ。(相手レッドゾーンに落とすのがうまい)ディレクショナル・パンターという部分も重要な要素で、フロストはその点で優れているが、やはり安定性を含めた全体で評価した」

スペシャルチーム2人の入れ替えにより、Kメイソン・クロスビーは新スナッパーと新ホルダーを迎えることになる。Pライアンはかなり優れたホルダーに成長していたがPフロストはどうなの?という質問に対しトンプソンGMは、「フロストは素晴らしいホルダーだと思う。(開幕がマンデーナイトで)ロングウィークなので準備の時間もある」

Pジョン・ライアンは素晴らしい飛距離を持ちながら、先発3年目の今年も不安定さが解消せず、ついにチームを去ることになった。トンプソンGMはPライアンについて、「ハングタイムなども進歩してきたし、とても力強いアスリートだ。私がこれまで見たこともないようなパントを蹴る。しかしゲット・オフ・タイム(手で捕ってから蹴るまでの時間)を含めたテクニックの部分が課題として残っていた。決定的な要素となったのは安定性の問題だ。つらい決断だった」

昨日契約の決まったLSブレット・グードの加入で弾き出されたのは、LBトレイシー・ホワイトでなくLBアブドゥル・ホッジの方だった。トレードに出す努力はしたのか、という質問に対してトンプソンGMは、「解雇することになるほとんどの選手についてそうしたやり取りはしているし、それはごく普通のことだ」

カテゴリ : Contract/Personnel, Player