グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年8月26日
今夏は先発組に長期欠場を要するようなケガ人は出ていないものの、このところケガ人が続出し、開幕戦への不安は大きくなるばかりだ。現在の主なケガ人を以下にまとめてみた。
- 2週間半休んでいたRBライアン・グラント(ハムストリング)が日曜から練習に復帰したのが、今週唯一の明るいニュースか。「頭脳面では準備ができている、とコーチたちも言ってくれている。先週も試合に出る時と同じだけの準備をしたしね。デンバーのスキームを勉強し、ゲームプランもこなした。今週のテネシー戦は出るかどうかわからないが、フル出場するつもりで準備するよ」
- ブロンコス戦を途中退場したWRジェームズ・ジョーンズは、詳しい検査の結果ヒザの打撲ではなく靭帯を捻挫していることが明らかになり、開幕戦出場が難しくなった。どの靭帯かは明らかにされていない。3番手の彼が欠場する場合、ルヴェル・マーティンが3番手、2巡ルーキーのジョーディ・ネルソンが4番手に繰り上がる。マルチプルWR隊形を多用するパッカーズだけに、開幕ロースターには5人枠でなく6人目も残す必要が出てきそうだ。
- ブロンコス戦でヒザを負傷したRGジョシュ・シットンは靭帯の捻挫。どの靭帯を痛めたのかはマッカーシーHCは明らかにしなかった。手術が不要なのであればおそらく内側側副靭帯(MCL)の捻挫で2週から6週というところが普通、とJournal Sentinel紙。OL選手はニーブレースを着けて早く復帰することも多いが、そこまでして新人を強力ヴァイキングスDLにぶつけていいものかどうか。
- 欠場中のCスコット・ウェルズは、左わき腹というよりも左腰を痛めているらしい。専門家の診察を受けたところ、椎間板は悪くなく軟骨組織の問題とのこと。プレシーズン最終戦は欠場するが、なんとか開幕戦には出場できるかもしれない。もし彼が出られない場合、パッカーズOLはかなりの綱渡りを強いられることになる。
- 以下のようにDT陣はケガ人だらけのため、トレードでの補強をトンプソンGMが検討しているとの内部情報あり。
- DTライアン・ピケットはハムストリングを痛めて今キャンプに全く参加できず、開幕戦を目標にリハビリが続いている。できれば今週中に練習復帰、とマッカーシーHC。
- DTジョニー・ジョリーはなんとか出場できているが、でん部の屈筋のケガにはずっと悩まされている。プレー内容が昨夏と比べてかなりダウンしているのは、昨年肩を大ケガしたため上半身の筋力が戻っていないのかも。そのうえ鎮痛剤の不法所持の件で今後裁判があり、出場停止処分の可能性が残っている。
- DTジャスティン・ハレルは前述のようにPUPリスト入りし、第6週終了まで出場できないことが確定した。3月に椎間板ヘルニアになり、4月に手術を受けたものの、6月に再び悪化させてしまった。このたびノースカロライナ州シャーロットで専門家にセカンドオピニオンを求めた結果、PUP入りとなったようだ。
- DEカビーア・バジャ=ビアミラ(ヒザ)はブロンコス戦を休んだものの、今週の練習には参加できている。DT不足のためジェンキンズがDTに回る場面が多くなっているので、彼ら控えDEの働きが重要になりそうだ。
- LB A.J.ホークは胸部のケガで開幕戦に間に合うのかはっきりしない。タックルの際には胸部にかなり強い衝撃を受ける商売だけに心配なところ。
- ホークに代わってウィークサイドに入っているLBブランドン・チラーは、ブロンコス戦で腰を少し痛めた。こちらは今日か明日には練習に復帰の予定。
- CBチャールズ・ウッドソンはヒザの軽い打撲で、プレシーズン最終戦は念のため欠場する。
- SSアタリ・ビグビーはブロンコス戦で足首を負傷し、プレシーズン最終戦の欠場が決定。しかしレギュラーシーズンなら出場できる程度、とマッカーシーHCは話している。
- FSニック・コリンズはブロンコス戦で負った首のスティンガーのため、今週は練習を休んでいる。開幕戦出場は今のところ問題なさそう。
- SSチャーリー・ペプラーはハムストリングを負傷して3週間ずっと休んでいる。キャンプ序盤には進境著しいところを見せていただけに残念だ。セーフティ不足に陥っているいま、彼の復帰を待つ余裕がチームにあるかどうか。
- CBジャレット・ブッシュをセーフティとしても練習させてきたのがここにきて活きてきたかも。最新の公式ロースター表でもブッシュは"CB/S"と変更されている。