グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年8月 3日

ファーヴ情報: 進展なし

ファーヴが$20ミリオンのオファーを拒否する方に傾いている、との噂が一部に出ている他は進展なし。コミッショナーが復帰許可を控えているのは両者の話し合いを見守るためだが、もう1つ、今週末のホール・オブ・フェイム(土曜に殿堂入り式典、日曜にホール・オブ・フェーム・ゲーム)をファーヴ騒動が覆い隠してしまうような事態をNFL側が望んでいないかららしい。パッカーズとしても、騒動の再開はできれば日曜のパッカーズ・ファミリーナイトが終わってからにしたいところ。

Press-Gazette紙によると、今回のような引退した名選手との契約は、ダン・マリーノ、ジョン・エルウェイ、ハンク・アーロン、ノーラン・ライアンといった前例があって、さほど珍しいものではないらしい。(現役復帰しない条項があるとすれば話は別だろうが)

またJournal Sentinel紙によると、元NFL選手が球団と(選手としてでなく)契約を結んだ場合、その年の現役復帰が難しくなる規定があるらしい。今春フロント入りした元LSロブ・デイヴィスにも適用されるルールだ。reserve/retired リストに入った元選手が、選手としてではない契約を球団と結んだ場合、第1次ロースターカット期限(80人から75人へ)が過ぎたらその年は現役復帰ができない。NFLスポークスマンもそうした規定が存在することを認めている。今年の第1次ロースターカット期限は8月26日午後3時だ。

この規定により、もしファーヴがパッカーズと「マーケティング契約」を結んだ場合、表向きは「現役復帰も可能」となっていても、果てしなく繰り返すファーヴの変心を予防する効果があることは明らかだ。たとえば有力球団のQBがシーズン中にヒザの靭帯を断裂しても、ファーヴ騒動が再燃することはない。

「そうした契約を結んだらその金額はサラリーキャップにカウントされるはず」という指摘もあるが、それはNFLマネジメント委員会の判断しだいだ、とJournal Sentinel紙は述べている。今年のパッカーズは使い切れないほどのキャップの余裕があるので、少なくとも今年それがネックになることはないだろう。

「現役復帰しない」という条項を契約に加えようとした場合、NFL選手会は強く抗議し、苦情の申し立てをする可能性が高い、と情報筋は予告している。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player