グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年8月 2日

ファーヴ情報: ジェッツを断り$20ミリオンのオファーを検討

マーフィ社長との会談で浮上した$20ミリオンのオファーを馬鹿げた話だと一蹴するかと思いきや、真剣に検討していることをファーヴ自身が明らかにした。昨日いったんはパッカーズの提案を拒否し、その後ジェッツとのトレード話がヒートアップ。しかしファーヴの側が断ってお流れとなり、今は再びパッカーズの提案に傾いているようだ。またPress-Gazette紙によると、代理人バス・クックはバッカニアーズとも話をしているとのこと。

パッカーズ側が提案したのは「今後長きにわたってパッカーズのさまざまな催しに出席し、チームのマーケティング・キャンペーンに協力する」というマーケティング契約のオファー。ダン・マリーノが引退した際にもドルフィンズから同様のオファーがあったらしい。これについて、ファーヴはESPNへのメッセージの中で次のように述べている。

「完璧な解決法というものはないけれど、マーク・マーフィ(社長)は少なくとも努力をしている。彼らの希望は僕もわかっているし、自分の立場もわきまえている。彼の案はたしかに見た目はよくないし、多くの人を動揺させるだろうけど、最終的にはこれがベストなのかもしれない」

「プレーをしたい、グリーンベイでしたい、というのが僕の希望だ。しかし彼らはノーと言う。それでも僕は同ディビジョン内でプレーをしたい、とはっきり球団首脳に伝えた。もしグリーンベイでプレーさせてくれないのなら、グリーンベイと対戦させてくれ。それが僕の気持ちだ」

Wisconsin State Journal紙によると、ファーヴは今でもヴァイキングスでプレーすることを強く望んでいる、と本人に近い筋が明らかにしている。ヴァイキングスでプレーできないなら、ジェッツにもバッカニアーズにもあまり魅力を感じない、というのが本音なのだろうか。球団に近い筋によると、同地区球団へのトレードはあくまで最後の最後の手段であることに変わりはなく、今でもパッカーズ側にとって現実的な選択肢ではないとのこと。

いっぽう球団側の情報筋は$20ミリオンオファーについて次のように説明。地元3紙に似たような情報を漏らしているので、球団側の公式見解のようなものだろう。

このようにパッカーズ側は買収案でないと主張しているが、前述のファーヴのコメントを読めば、本人が「同地区球団を思いとどまるための条件」と見なしていることは明らか。現役復帰と関係ないような話をこのせっぱ詰まったタイミングで持ち出すはずもなく、パッカーズ側の見え透いたごまかし、と言われても仕方のないところだ。もしファーヴがオファーを受け入れれば(こんな話が明らかになっただけですでに大きな恥辱だが)、すでに傷ついた双方の名誉がさらに大きなダメージを受けるのは避けられそうにない。

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