過去の記事 |
2008年 >
05月 >
OTA Notebook: DEバジャ=ビアミラが手術
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年5月31日
- 今年のOTAに入って2回目の公開日。この日も練習は屋内練習場で行われ、前半の1時間だけファンの見学が許された。彼らが退場する際には、テッド・トンプソンGMがほとんどのファンと握手をしていた。
- DEカビーア・バジャ=ビアミラが、この日ヒザの関節鏡手術を受けた。このオフシーズンを通してヒザの痛みに悩まされていたようで、復帰まで2ヶ月なので、順調ならトレーニングキャンプ開始にぎりぎり間に合うことになる。「いま手術を受けるのがベストとドクターが判断した。トレーニングキャンプ開始までは復帰できない」とマッカーシーHCは説明している。
- DEバジャ=ビアミラ、DTジョリー、DTハレル、DTコール、DTミューアの5人がフル参加できていないが、攻守ラインマンにとって大事なのはトレーニングキャンプなので、今は無理をさせることはない、というのがチーム側の姿勢。「彼らに関しては我々は慎重に進めている。ディフェンシブラインマンは13人いるが、その全員が元気でトレーニングキャンプを迎えられると予想している。それを目標に慎重にやっているところだ」とマッカーシーHC。
- この日のチーム・ドリルは、主に3rdダウンおよびレッドゾーンのシチュエーション。QBアーロン・ロジャースは11/15とまずまずで、TEドナルド・リーやWRジョーディ・ネルソンにTDパスを通した。しかし、WRルヴェル・マーティンへのアウトパターンのパスをLB A.J.ホークにINTされ、LBデズモンド・ビショップにもINTされそうになるなど不安定な部分も。
- 2番手のQBブライアン・ブロームはチーム・ドリルで4/8。巧みなプレーアクションからFBライアン・パウドレルにTDパスを決めた好プレーもあったが、実戦であればDEキャンプマンにサックされていたプレーも。
- 3番手のQBマット・フリンは3/3で、右にロールアウトして同じ7巡指名のWRブレット・スウェインに6ydsTDパス。しかしショットガンスナップのファンブルもあった。
- この日も1stチームOLのガード陣はLGアレン・バーバーとRGジェイソン・スピッツ。クリフトンが休養のため、左タックルにはオーリン・トンプソンが入っている。OTトニー・モールは先週少しヒザをひねったようで、今週は休んでいる。うまくいけば来週には復帰できるとのこと。
- この日はLBバーネット欠席のため、1stチームLB陣はストロングサイドがブレイディ・ポピンガ、ミドルがデズモンド・ビショップ、ウィークサイドがA.J.ホークという布陣。
- リハビリ途上で先週休んでいた選手の中では、LBアブドゥル・ホッジが練習にフル参加し、2ndチームのミドルLBに入っている。NFL3年目の今年はいよいよがけっぷちで、トレーニングキャンプでの控えLB争いが彼にとってのレギュラーシーズンのようなもの。「今は本当に興奮している。ヒザの痛みを気にせずにただラインナップし、ボールに向かって走り、自分の身についた嗅覚のままに動くことができる。何の制限もなくなり、ただフィールドに出てプレーするだけだ」と本人。
- CBチャールズ・ウッドソンが今週は出席しているが、CBアル・ハリスはまだ欠席中でブラックモンもリハビリ途上。1stチームはCBウッドソンとCBトラモン・ウィリアムズが入り、ニッケルバックにはジャレット・ブッシュが入っている。来週出席するかは不明、とウッドソン。
- 新ロングスナッパーの座を争うトーマス・ギャフォードは、スペシャルチーム練習でほぼ完璧なロングスナップを見せている。
- RBライアン・グラントは契約問題のため、引き続きフットボール関連ドリルは見学。
- DEアーロン・キャンプマンが会見を行い、先日のアイオワ竜巻災害への義援金の呼びかけを行った。詳しい送金先はこちら。現地での活動を切り上げて帰ってきた理由については、「保険会社の査定担当者など、いろいろな人が現場を見なければならないから、いま僕らができることはあまり多くない。だから僕らは引き上げてきたわけ。庭の掃除ぐらいはできるかもしれないけど、ブルドーザーで取り壊すかもしれないし、あまりこまごまとしたことを今やっても意味がなくて」
- 2時間の練習と記者会見を終えたDEキャンプマンは、アイオワ州パーカーズバーグの復興にむけ、救世軍などと義援金募集の打ち合わせに没頭している。「僕はいつも自分の(スター選手としての)地位を自分のために利用しないよう心がけているけど、今回のような場合は、大事な人たちを助ける活動に役立てることができる。こうした目的のために、自分は(神に)この地位に置かれているのだ、と感じるんだ」
- テッド・トンプソンGMの発案で、ブレット・ファーヴの使っていたロッカー(写真)を切り離して、球団からファーヴへのプレゼントとすることが決まった。この日地元メディアが1週間ぶりに入室すると、先週と違ってファーヴのネームプレートが取り外されている。全米メディアがあれこれと報道したので、つまらない憶測を避けるため取り外したようだ。
- ファーヴのロッカーについてテッド・トンプソンGM。「適当な時期を見計らって、ロッカーを切り離してブレットに贈ることを我々は決めていた。『ブレットのロッカー』 として保存できるようにね。まだ実行していなかったのは、メンテナンス・スタッフが仕事のしやすいミニキャンプとトレーニングキャンプの間が適当と考えたからだ。私がタイミングをしくじってしまい、正直いって自分自身に少々失望している。(ロッカーがそのまま残っていることを)世間がこれほど騒ぐとは思わなかったのだ。もう少し目立たぬようにするつもりだったが、見てのとおり、この話題が独り歩きする結果になってしまった」