グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年4月24日

ドラフトの焦点6 CB/S/ST

モックドラフト集で何度も取り上げているように、高齢先発コンビの後継コーナーバック補強がディフェンスの最優先事項なのは衆目の一致するところ。早ければ1巡、遅くとも3巡目までには指名があるのではないか。今年のドラフトはまずまずCBの層が厚いらしい。

31歳のチャールズ・ウッドソンは相変わらず勝負強いプレイメーカーぶりを発揮しているが、プロボウル初出場を果たした33歳のアル・ハリスについては地元メディアの意見が割れている。「プレーオフではWRバレスにやられたが、シーズンを通してみれば決して悪くなく、急激な衰えは考えにくい」という見方がある一方で、「最初のバンプをしくじると相手について行けなくなってきた。今年急激な衰えが来てもおかしくない」とする見方も。ドラフト外出身のトラモン・ウィリアムズが3番手/ニッケルバックとして頑張りを見せたものの、期待の若手ウィル・ブラックモンはケガばかりしていて成長が停滞ぎみ。

セーフティでは、NFLヨーロッパ出身のアタリ・ビグビーが新先発ストロングセーフティとなり、波はあるもののビッグプレー能力のあるところを見せ、スターターの座を固めたといってよさそう。いっぽうフリーセーフティのニック・コリンズはプロ3年目も相変わらず伸び悩んでDB陣のウィークポイントとなっているが、昨年3巡指名のアーロン・ラウスが代役出場で光るものを見せた。FA市場で動きを見せなかったのは、今年はこの2人の先発争いを見守れば十分、と首脳陣は見ているのか。ダレン・シャーパーがプロ4年目でブレークした例もある。

というわけで、よほど魅力的な素材が残っていれば上位指名もなくはないが、指名ゼロもありうる。今年のドラフトではセーフティが不作ぎみらしい。指名するとしたら3巡以降で、ボールスキルに優れたフリーセーフティのタイプが望ましい。

スペシャルチームの課題はロブ・デイヴィスが引退したロングスナッパー。現在ロースターにいるのはNFL出場経験のないトーマス・ギャフォードだけなので、ドラフト外かFAでもう1人獲得してキャンプで競争させることになりそう。トレードダウンなどで6巡や7巡指名権が豊富にあればドラフト指名の可能性もゼロではない。

Kメイソン・クロスビーとPジョン・ライアンは昨年十分な成績を残したので、彼ら若手が順調に成長すれば問題ない。キャンプを乗り切るためにキッカーとパンターは2人ずつ確保するのが常套手段で、パンターはすでにライアン・ドアティ(昨年のドラフト外)を獲ってあるので、あとはドラフト外かFAでキッカーを1人獲る程度だろう。

カテゴリ : Draft