グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年4月19日

ドラフトの焦点3 WR/TE

ワイドレシーバー陣は2年連続ドラフト成功のおかげで大きく成長し、NFL2位のパスオフェンスに貢献した。特にグレッグ・ジェニングスは12TDを量産、ドナルド・ドライバーをしのいで事実上のエースといっていい。3巡指名のジェームズ・ジョーンズはプロ1年目で676ydsを挙げ、ショートからミドルレンジで頼りになるレシーバーへと成長してくれそう。三度目のプロボウル出場を果たしたドライバーはチーム最年長の33歳となったが、体作りは万全のタイプなので、これから下り坂になるとしても緩やかなはず。

4番手を争うコーレン・ロビンソンとルヴェル・マーティンまでWR陣5人の粒が揃っているので、今年はオフェンスの中で最も優先順位の低いポジションだろう。トンプソンGMが就任以来3年連続でWRを2人ずつ指名したのはリターナー補強を意図してのことだったが(しかしWR/KRは全員失敗だった)、昨年CBブラックモンとCBトラモン・ウィリアムズがリターナーとして活躍したので、そちらでも重要性は下がった。今年は指名があるとしても3巡以下で1人だけだろう。

タイトエンドでは、昨年575yds・6TDを挙げたドナルド・リーが立派なエースTEに成長したが、層があまりに薄いのでドラフト指名が確実視されている。2番手のババ・フランクスを解雇し、3番手のライアン・クラウスはFA(現在フリーのままなので再契約の可能性も)なので、現在ロースターにいるTEはドナルド・リーとトリー・ハンフリー(足首骨折で昨季を棒に振った)の2人しかいないからだ。

もともとマッカーシーHCは昨年のようにWRばかり4人も5人も投入する隊形よりは、タイトエンドを複数入れて柔軟に活用することを好むタイプ。今年からはQBファーヴの素早い判断能力を頼れなくなるのでなおさらだろう。ドラフトでは遅くとも3巡まで、展開しだいでは1巡でも指名があると予想されている。その上で、ドラフト後にベテラン(めぼしいのは残っていないが)をもう1人補強するかもしれない。

カテゴリ : Draft