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Notebook: ガードは若手の成長に期待
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年4月 7日
- 今年もパッカーズ首脳はガード陣をFA補強する様子はなく、若手の成長に期待しているようだ。「OL全体として、ウチはパスプロテクションのよいチームだ。私がこれまでコーチしたユニットの中でも上位に入る。とくに昨季前半、ランゲーム不振が批判されたために、その長所が見過ごされがちなだけだ。昨年示すことができたように、我々はどんな相手でもパスで攻めることができると大きな自信を持っている。ただ、インサイドのラン・ゲームを向上させる必要がある。ブロッキングの拙かったプレーがたくさんあり、それはテクニックや認識力の問題であることが多かった。言い訳をするわけではないが、ガード陣の若さのせいもあるし、入れ替わってばかりでメンバーが安定しなかったせいでもある」とマッカーシーHC。
- マッカーシーHCによると、昨季後半に最も安定していたガードはRGジェイソン・スピッツで、もし今日試合があれば彼がスターター。また、昨年の4巡指名LGアレン・バーバーが先発争いに加わることに大きな期待を寄せているとのこと。
- 新加入のLBブランドン・チラーがスターターになるというのが大方の見方だが、マッカーシーHCは、「ブレイディ・ポピンガの成長については非常に満足している。1年目から2年目にかけて大きな進歩を遂げた選手の1人だ」と賞賛し、あくまで2人の先発争いを見守る姿勢を強調している。
- 昨季終盤は左ヒザの問題に悩まされて100%のプレーができなかったCBチャールズ・ウッドソンだが、手術の必要はなく、順調に回復してきている、とマッカーシーHC。過去2年とは違い、今年のオフシーズンはグリーンベイで過ごすことが多いようだ。「チャールズはグリーンベイにいることがとても多いね。私がトレーニングルームを覗くと彼がワークアウトしていることが多かった。フィジカル的に非常によい状態にある。ドクター・マッケンジーも、今は完全に回復したと言っている」
- 今夏ラムズがグリーンベイの近くでトレーニングキャンプをする場合、パッカーズと合同スクリメージ練習をする可能性について、両球団首脳が予備的な話し合いをしている。2005年にビルズと行ったときと同様、パッカーズ側の条件はあくまで「相手側がグリーンベイに来てくれた場合」に限られる。相手はもともと本拠地を離れて涼しいウィスコンシン州でキャンプを張っているからよいが、こちらは地元ファンを失望させたくない、というのがその理由。「我々は決してグリーンベイから離れたところで練習を行いたくない、というのが難しいところだ。そういう条件があるので、たとえ合同練習を提案するとしても、(互いのキャンプ地を1年おきに訪問するなどの)互恵関係にはなりえない」とトンプソンGMは説明している。
- ラムズのキャンプ地としてはウィスコンシン大ラクロス校(地図)が第1候補だったが、今は施設の改修中で不可能。ウィスコンシン大ホワイトウォーター校(地図)も施設上の問題がある。そこで現在はウィスコンシン大オシュコシュ校(地図)とウィスコンシン大スティーヴンスポイント校(地図)、それに州都マディソン(地図)周辺を検討している、とラムズのスコット・リネハンHCは語っている。もしオシュコシュならばグリーンベイからわずか80kmしか離れておらず、合同練習実現の可能性はぐっと高くなる。また同じミズーリ州のチーフスは、ミネソタ州境のウィスコンシン大リヴァーフォールズ校(地図)で毎年キャンプを行っている。
- 今回ルール改正された「フォースアウトの撤廃」について、「5年前にそうであればヴァイキングスがプレーオフに・・・」とStar Tribune紙のコラムニストが振り返っている。2003年最終週、プレーオフ争いでパッカーズを半歩リードしていたヴァイキングスはカーディナルスに手痛い逆転負けを喫してプレーオフを逃した。カーディナルスは試合残り4秒でMIN陣28での4thダウン25。QBジョシュ・マカウンからのパスをエンドゾーン右端でキャッチしたWRネイト・プールは、着地前にSブライアン・ラッセルに押し出されたが、審判はフォースアウトと判定して逆転TD成立となった(Play-by-Play)。諦めかけていたところへプレーオフ進出が決まり、ランボーフィールドはまさに歓喜の渦に。