グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年3月31日

ロック・ガリクソンが最優秀トレーニングコーチ賞

トレーニングコーチのロック・ガリクソンが、Professional Football Strength and Conditioning Coaches Society のコーチ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。NFLじゅうのトレーニングコーチが互選によって毎年えらぶ賞で、昨年のパッカーズが躍進したことに加え、ケガ人が少なく、若手が成長したことを評価されたようだ。大変な名誉ではあるものの、これはチームの成功の結果であり、自分だけの功績ではない、とガリクソンは語っている。

「この2年間はスターターにケガが少なかったが、それはこのトレーニングルームだけで成し遂げられたことではない。休養や回復を重視するスケジュールを(ヘッドコーチが)計画してきたこと。それにペッパー・バラスをはじめとするアスレチックトレーナーやメディカルスタッフが、ケガの履歴をよく考慮して計画を立ててくれること。それに用具担当のレッド・バティが適切な用具を毎日準備してきたこと。そういったこと全ての積み重ねの結果であって、スタッフ全員の功績だ」

現在52歳のロック・ガリクソンはこの道30年の大ベテランで、2006年1月にマッカーシー新HCに請われてパッカーズにやってきた。かつてセインツで同僚だったガリクソンをマッカーシーHCがわざわざ招聘したのは、ウェイトルームを改革するため。これまでマシン主体だったトレーニング方法を、ダンベルやバーベルなどのフリーウェイト主体に変えたのだ。

「3年目の今年がベストイヤーになると思っている。選手たちがこのやり方の有効性を心から信じ、落ち着いて取り組めるようになるまで時間がかかるものだ。今は、1年目・2年目選手が40人ほどやってきてトレーニングをしていて、出席率は申し分ない。彼らは非常に熱心で、先週オフシーズン・プログラムが始まったときも、私が注文をつけたのは 『ちょっとペースを落とせ。ミニキャンプまで9週間もあるのだし、第1週で全てやろうなどと思うな。プランに沿って徐々に進めていけば必ずうまくいく』 ということだけだった」

ガリクソンはセインツ時代の2000年にも、同協会の "Lifetime Achievement Award" を受賞したことがある。「あの時はまだ45歳で、功労賞には若すぎると自分では思ったが、認められるのは嬉しいものだ。この協会ではもう1つ、スーパーボウルの勝者に与えられる "Super Bowl Award" がある。まだ獲っていない私としては、それを受賞するのが最終目標ということになるね」

カテゴリ : Coach/Front Office