グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年3月17日

オフシーズン・プログラム始まる

この月曜からパッカーズのオフシーズン・プログラムが始まり、1年目・2年目選手のほとんどが参加する。3年目以上の選手は2週間遅れで今月31日にスタート。若手選手たちはこのオフシーズン・プログラムを経て飛躍することが多く、昨年のパッカーズも、WRジェニングス、DTジョリー、SSビグビー、CBトラモン・ウィリアムズといった選手たちがここで大きく成長した。外部からの補強ではなく「内側からの成長」を口癖にしているマイク・マッカーシーHCにとって、この時期の若手育成は非常に重要なもので、NFLヨーロッパ派遣に消極的だったのもそれが理由だ。

「オフシーズン・プログラムは我々のチームにとってカギとなる要素であり、目標を達成するためのスタート地点だ。コーチにとっては、各選手に合わせたペースで教えることができるよい機会なのだ。経験の浅い若手の方が、さまざまな教育を受けることによる成長の幅は大きいだろうが、中堅以上の選手たちも進歩できる」とマッカーシーHC。昨年のLBバーネットの躍進も、春のオフシーズン・プログラムから始まっていたという。

春のうちから体作りやポジションごとのトレーニングを積んでおけば、ミニキャンプやOTAでは新オフェンスやディフェンスのインストールに注力でき、肝心のトレーニングキャンプではロースター争いや試合の準備に集中できる、というドミノ効果が生まれるとマッカーシーHCは言う。「5月のミニキャンプではインストールがより速いペースで進み、そのおかげでトレーニングキャンプでは事実上それを反復練習するだけだ。その時点で勉強することはあまりなく、ポジション争いやチームとしてのまとまりに重点を置くことができる」

オフリーズン・プログラムには労使協約によって厳しい制限があり、ウェイトトレーニングに加えてポジションコーチとの1対1の指導を受けられるが、コンタクト練習は許されず、決して参加を強制してはならない(これは建前で、実績のない若手は拒否などできないのが実情)。それ以外にも、練習は週4日まで、オフシーズンの間に14週間まで、フィールドに出てよいのは1日90分まで、といった制限がある。給料は今年の場合1日$120ドルと定められている。

カテゴリ : Camp, Coach/Front Office