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FA Notebook: RBモレンシーにはRFA最低額オファー
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年3月 2日
- 制限つきフリーエージェント(RFA 用語集参照)のRBヴァーナンド・モレンシーとDTコリン・コールの2人に対して、パッカーズ側はテンダーオファーをした。FA解禁前日が期限だったので、実際には28日中に手続きは済んでいたことになる。
- RBヴァーナンド・モレンシーへのオファーは最低額の$927000ドル。最低額オファーのRFA選手の場合、その選手を横取りしたいチームは、入団時のドラフト指名と同じ巡の指名権を譲渡する必要がある。モレンシーは3巡指名入団だったので、わざわざ3巡指名権を手放してまで獲りに来る球団はなく、これで事実上残留が決定。
- DTコリン・コールにはモレンシーより一段階上の$1.4ミリオンのオファーをした。コールがモレンシーより重要な選手だからではなく、ドラフト外入団だったのが理由。ドラフト外入団のRFA選手に最低額オファーだと、他球団からさらわれる時に何も代償がもらえないからだ。DTウィリアムズのトレードにより、コールの重要性が高まったことになる。
- "Exclusive-Rights Free Agent"(EFA 用語集参照)のWRカーライル・ホリデイに対してパッカーズはオファーせず、ホリデイは自動的に無制限フリーエージェントとなった。最低額サラリーをオファーさえすれば引き留められるのがEFAなので、これは実質的に解雇のようなもの。2006年終盤に9キャッチ126ydsを挙げて期待された2007年シーズンだったが、開幕戦でヒザを負傷してインジャリーリザーブ入りしている。
- 正式発表がないのでよくわからないが、ホリデイ以外のEFA選手たち、RBグラント、FBクーン、WRマーティン、TEハンフリー、Pライアンには全員オファーをしたものと思われる。
- DEコーリー・スミス(DET)が来週火曜にパッカーズを訪問の予定。ドラフト外からバッカニアーズで3年、49ersで1年プレーして、2006年途中でライオンズに加わった28歳の控えDE。身長6フィート2(188cm)、体重250ポンド(113kg)とまるでLBのような体格の軽量パスラッシャーで、49ersでは3-4のアウトサイドLBとしてうまく行かず解雇されたらしい。2007年はかなりの成長を見せて初めて16試合に出場し(先発2試合)、27タックル、2.5サックを挙げている。DEバジャ=ビアミラをプッシュできるような選手ではないが、DEモンゴメリーよりは上、といったところか。
- Journal Sentinel紙によると、パッカーズはLBブランドン・チラー(STL)に興味を示しているとのこと。2004年のドラフト4巡指名選手で2年目途中からスターターを務め、インサイドもアウトサイドも経験がある。昨季はストロングサイドだった。パッカーズのLB陣ではストロングサイドのポピンガが弱点なので、そこを強化する目的と思われる。
- パッカーズからFAとなったLBトレイシー・ホワイトは週明けにブロンコスを訪問の予定。スペシャルチームの中核として活躍してきた選手だが、ケガで欠場した際にもLBビショップら若いスペシャルチーマーたちが頑張ったので、LBの底上げのためパッカーズとしては再契約を見送るつもりなのかもしれない。もし先発ストロングサイドLBを新たに補強するのなら、控えに下がるLBポピンガがスペシャルチームで頑張ってくれそう。