グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年2月22日

TEババ・フランクスを解雇

かねてからの噂どおり、TEババ・フランクスがパッカーズから解雇された。今年のベースサラリーが$3ミリオンのうえ3月に$50万ドルのロースターボーナスが設定されていたため、すでにスターターの座を失った彼の実力とは見合わないことがその理由。2005年に総額$28ミリオンの大型契約を結んで以来、ケガもあってパフォーマンスは下がる一方だった。

マイアミ大から2000年のドラフト1巡14位でパッカーズに入団したTEババ・フランクスは、プロ2年目に9TDを挙げてブレークし、3年連続でプロボウル出場。ブロッカーとしても着実に成長したが、レシーバーとしてフィールドをストレッチするスピードがなく、相手LBを振り切ることができなかった。最近はケガが増えてきたうえ、昨年はTEドナルド・リーがスターターとして立派な成績を残したため、2番手は安価な若手でよいと判断されたのだろう。

通算114試合に出場して256キャッチ1300yds。32TDレセプションは球団史上10位で、タイトエンドとしてはTEポール・コフマンに次いで球団史上2位。フランクスのキャリア最長のレシービングがわずか31ydsなのに対し、ドナルド・リーは昨年だけで40yds以上が3回もあった。フランクスは通算パスキャッチ256回のうち20yds以上が20回(7.8%)、リーは111回のうち16回(14.4%)。

フランクス解雇によってデッドマネー(用語集参照)が$1ミリオンほど発生するものの、$3.5ミリオンのサラリーがなくなるため、今年のサラリーキャップは$2.5ミリオン節約できたことになる。Journal Sentinel紙によると、前日の時点でパッカーズのサラリーキャップの空きは約$24ミリオン。それにTEフランクス解雇の分を足してDTウィリアムズの$6.363ミリオンを引くと、現時点で約$20ミリオンほど余裕が残っていることになる。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player