グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2008年2月 8日

ジョー・フィルビンOCのプロボウル日記 1

今年のプロボウルではパッカーズのコーチ陣がNFCチームを指揮することになり、ジョー・フィルビンOCがパッカーズ公式サイトにプロボウルウィークの手記を書いている。

ここハワイに来るまで長い道のりだった。土曜の朝5時に車でグリーンベイからシカゴに向かい、シカゴを飛び立って午後2時ごろL.A.に着いた。4時発のはずがメカニカル・トラブルかなにかでけっきょく8時ごろ出発。ハワイの空港に着いたのが深夜1時ごろだったと思う。長い1日だったが、その甲斐はあった。妻と、6人の子供のうち5人(17歳から6歳まで)を連れた大行列で、誰ひとり欠けることなく到着できたのだから。

日曜はちょっとした観光に出かけた。オアフ島のランドマークであるダイヤモンドヘッド。クレーターの頂上まではちょっとした登山だったが、島ぜんたいが見渡せて、とても楽しかった。

スーパーボウルを全部見ることはなく、ハイライトで何度か見ただけだ。スーパースターが多くはないジャイアンツが、互いを信じて必死で戦って大きなことを成し遂げた、素晴らしい手本を示したと思う。スポーツの世界では、こういったチームの物語を読みたいものだ。優勝チームからプロボウルに1人(DEユメニオーラ)しか来ていないという事実が、かえってあのチームの優れた特徴を示している。

月曜にはパールハーバーに出かけて戦艦アリゾナ(真珠湾攻撃で沈んだ大型艦)を見た。第二次大戦の最後に降伏調印式の行われた戦艦ミズーリや、潜水艦も見ることができた。大きな意味のある場所だし、とても楽しかった。パールハーバー見学は子供たちにとっては少し長すぎたようだが、初日のダイヤモンドヘッドなどはとても気に入ったようだ。他のコーチングスタッフの子供たちと知り合いになって一緒に遊ぶようになり、楽しく過ごしている。まあ学校がないというだけで十分楽しいのかもしれないが。

火曜には初めての練習が行われた。選手全員と話ができたかどうか、とにかく歩き回ってたくさん握手をした。多くの選手とは初対面だったが、とてもよい男たちのようだ。日曜の試合で行うオフェンスについて、選手たちには早いペースで慣れさせなければならない。

この日はノーマルなダウン&ディスタンスをたくさんやった。我々のベースになるオフェンスだ。ゲームプランに関してはかなりボリュームを減らし、できうる限り短い時間で行ったが、初日としてはよい内容だったと思う。実際に相手ディフェンスを置いての練習もできた。選手たちは、どのようにラインアップしてどのようにプレーがコールされるかを学ばなければならないし、我々は全員の呼吸が合うよう努力しているところだ。

ハワイに来る時間がまちまちだったので、他のコーチや選手たちと一緒に過ごす時間はまだあまりない。まだ本当のビーチ・ウェザーではないけれど、だんだん日が照って雲が消え始めたので、もうじきみなでプールサイドに出るチャンスもあるだろう。

今週は短い期間でチームを進歩させるのがとても楽しみだ。みな極めて才能ゆたかな選手たちだ。彼らとともに仕事をして、あと4回の練習でどこまでやれるか見るのは楽しみだし、日曜によいゲームができるよう準備したいと思っている。彼らとフィールドで、そしてフィールド外で知り合えるのも、きっと楽しいに違いない。

なおマッカーシーHCによると、普段と違ってプレーコールはフィルビンOCに任せるとのこと。プレーブックの編纂やゲームプランの作成もフィルビンOCとクレメンツQBコーチなどアシスタントコーチたちに任せたが、出来上がったプレーブックの分量の多さを見て仰天した、とマッカーシーHCは笑っている。

カテゴリ : Coach/Front Office