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マイク・マッカーシーHCの総括記者会見
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2008年1月25日
- マイク・マッカーシーHCが、シーズン総括の記者会見を行った。以下はその抜粋。
- もしやり直せるなら、ジャイアンツ戦のゲームプランを変えるか? 「戦略としてはノーだ。ジャイアンツのプレーに関し、我々にとって意外な点は何もなかった。問題はこちらのエクセキューションだった」
- やはり最大の課題はランニングゲームの強化。「ジャイアンツ戦が完璧な実例だ。ウィスコンシン州グリーンベイで1月に勝つには、ランでボールを進められなければならない。アベレージでなはくアテンプト数だ。特に今回の場合、3rdダウンの失敗が大きな要素だったが、ランが効果的に出せなかったことがそれを招いた。だから、その点が今後の焦点になるだろう。このチームのアイデンティティは攻守のラインが常に中心だし、我々はランブロッキングを向上させなければならない。オフシーズンの最大の課題だ」
- ファーヴの引退問題について。「ブレットとは火曜にかなりの時間をかけて話し合った。引退問題への対処については、去年とほぼ同じになるだろう。2、3週間ほど時間をかけ、ポジティブな感情もネガティブな感情もゆっくり鎮めた上で、彼と家族のために最善の判断をするということだ。現役続行すべき理由、すべきでない理由を2人で全て挙げてみた。そういうことをやったんだ。彼はどんな問題でも、自分がどう感じているか常に率直に話してくれる。(これからミシシッピに帰るが)1週間か10日後にまた連絡を取り合おう、と私は言っておいた。これは過去2年と全く同じやり方だ」
- 来季は目標とされる側のチームになることについて。「13勝3敗から進歩することは、今季よりもさらに大きな挑戦となることだろう。我々がこのように優れたチームであることは、ロッカールームの外ではあまり知られていなかったし、我々はシーズンが進むうちに毎週成長していくことができた。来季は対戦相手も、紙の上でだが、より厳しくなるようだ。今季は正午からの試合が多かったのも、若手の教育を安定して進める上でよかった。しかし来季はマンデーナイトやサンデーナイトへの出番が多くなるかもしれない。個々の課題の他に、そういったことも新たな挑戦となる」
- 補強ポイントの購入希望リストはできている? 「まだそこまでは進んでいない。両コーディネーターとの話し合いなど、今週いっぱいは総括の作業を進めていく。人事についての予備的な話し合いはしたが、テッド(トンプソンGM)はシニア・ボウルのため火曜にアラバマへ向かったし、まだその質問に答える準備はできていない」
- RBライアン・グラントは開幕直前の移籍だったため、今年みっちり教えることで、さらなる向上が見込めるとのこと。「Organized Team Activities(OTA)やトレーニングキャンプでの練習量を考えれば、もっとずっと進歩するはずだ。ランブロッキングユニットとの同調やパスプロテクション、パッシングゲームにももっと関わっていけるだろう。細かい点で向上の余地がたくさんある」
- 若いRB陣について。「経験の浅い若いグループだったが、今年はシーズンが進むうちに全員にプレー機会があり、それなりの経験を積むことができた。大きな期待ができるし、我々の強みになってくれると思っている」
- FAとなる予定のDTコーリー・ウィリアムズについて。「再契約できればと思っている。彼は非常によいシーズンを過ごしたし、プロフェッショナルとしてしっかりやったと思う。契約延長できれば素晴らしい」
- 1年目・2年目選手のオフシーズン・プログラムは3月17日にスタートし、それ以外の選手は3月31日から。
- プロボウルでコーチを務めることについて。「みんなで行けるのは楽しみだね。私は1993年シーズンに(チーフスの一員として)プロボウルでコーチしたことがあるが、家族・選手・コーチの誰にとっても楽しい旅行だった。NFLは現地と協力して非常によく運営してくれている。あちらに行ったら楽しむつもりだよ」
- 「5年の契約延長に合意」と先週末に報道されたが、実際はまだとのこと。「まだ合意には達していない。あの報道は正しくない。たしか(プレーオフ最初の)バイウィークで話し合ったきりだと思うが、また今週末に話し合う予定だ。ここまでの進展には喜んでいるし、できれば今週末にまとまればと思っている」
- 後述のエリック・ルイスを除き、他から面談許可を求められたアシスタントコーチはないとのこと。
- ディフェンスの"クォリティ・コントロール"(つまり一番下っ端のコーチ)を2年間務めていたエリック・ルイスはルイヴィル大のセカンダリー・コーチに転出することになった。かつてパッカーズのオフェンシブコーディネーター(1992-99)だったシャーマン・ルイスの息子で、先発CBを務めたサンディエゴ州立大ではDEバジャ=ビアミラのチームメイトだった。