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Notebook: スクリーンパス不振
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年12月21日
- スクリーンパスはパッカーズの非常に得意な定番プレーだったのに今年はどうもゲインできず、ラムズ戦でも失敗続きだった。「以前ほど練習で重点を置いていないからじゃないかと思う。たとえば、今はスクリーンよりもエンプティ・バックフィールドの方に多く時間を割いているしね。練習では多くのシチュエーショの準備をしなければならず、時間には限りがある」とQBファーヴ。
- RBライアン・グラントは先発経験が浅いからか、スクリーンパスでタイミングが合わないことがまだ多い。QBロジャースによると、「全てはタイミングだと思う。僕らはタイミングが合っていない。バックスはいつ出るべきか、ラインマンはいつ相手をブロックするべきか、という点でね。ダラス戦では相手の10人が片側に寄っていて、TDも狙えたのに成功しなかった。ラムズ戦でも(RBグラントがファンブルロストしたプレー)、あれはTDにできた。LBブランドン・チラーがラッシュせず下がったのを見て、ラインの左サイドがもっと素早くブロックに行くべきだった」
- 最近のベアーズといえばKRデヴィン・ヘスターが最大の武器。今季すでにリターナーとして5TDを挙げているが、彼がリターンTDを決めた4試合のベアーズ平均得点が32点、できなかった試合が13.8点。「彼に蹴るのは賭けのようなものだ。彼は素晴らしい。私がこれまで見た中で最高だ。彼への戦略としては、パントでもキックオフでも、ミドルには蹴りたくないね」とマイク・ストックSTコーチ。
- 今季第5週のベアーズ戦でパッカーズはヘスターに捕らせないことを選び、キックオフは短く高く蹴った。そのため40yds付近からの相手攻撃が多かったが、一発長打は食らわずにすんだ。「あの試合のフィールドポジションでウチは200yds負けていた。スペシャルチームがもう少しよければ、という気持ちもあるが、オフェンスはターンオーバーが多かったし、ディフェンスもビッグプレーをいくつも許した。だから、スペシャルチームのプランとしては悪くなかったと思っている」とマッカーシーHC。
- 昨年FA移籍してから30試合連続先発を続けてきたDTライアン・ピケットだが、脚の付け根を負傷して、出否は微妙になってきた。「まだ本当にわからない。決めるのはコーチとドクターだ。週の後半まで様子を見る。自分1人で決められるなら、必ず出場するけどね」と本人。もし欠場の場合は、新人のDTジャスティン・ハレルが先発する、とマッカーシーHCは語っている。
- ハムストリングを負傷して2試合休んだQBアーロン・ロジャースは、次も欠場になるかもしれない。「アーロンはよくなってきている。しかし大局を見れば、今週出すことが賢い選択なのかどうか。それは来週もまた検討することになるだろう。我々にとって焦点はプレーオフなのだから」とマッカーシーHC。
- 第5週のベアーズ戦では2回もファンブルロストを犯して敗因を作ったWRジェームズ・ジョーンズ。「もう過去のことだ。そのことは話すことさえしたくない。あの経験から学んだよ。フィールドに出るたびに、しっかりボールを守っている」
- FBコーリー・ホール負傷のためFBジョン・クーンが先発出場する。とはいえクーンはすでにかなりのプレー機会をもらっており、カウボーイズ戦でのRBグラントの62ydsTDランにも大きく貢献している。「先発機会をもらえるのは、自分にとって大きな助けになると思う。僕を信頼して実戦に投入し、さほど心配しないでいてくれることが嬉しい。いい仕事ができる自信はある」
- FBホール負傷のため、今週はプラクティス・スクワッドのFBコーリー・ホワイトがレギュラー組に加わって、相当なプレー回数をこなしている。マッカーシーHCによると、ロースター昇格も検討するだろうとのこと。シーズン半ばごろからダブルFB隊形がまずまずの結果を出しているので、それを続けたいのかもしれない。
- ふくらはぎを痛めてラムズ戦を欠場したCBジャレット・ブッシュだが、「次は必ず出る」と本人。ニッケルバック・ダイムバック争いが熾烈なので、気が気でないはず。
- 惜しくもプロボウルを逃したLBニック・バーネット。「今季はすごくいいプレーができて、チームも素晴らしかっただけに、ちょっとがっかりしている。もっと失望しているのは、チームから4人しか選ばれなかったことだ。12勝2敗のチームなら、4人より多く選ばれるべきだろう。僕にとってプロボウルは大事だけど、一番じゃない。重要なボウルはスーパーボウルだけで、いまその可能性があるんだから」
- LBバーネットの落選についてQBブレット・ファーヴ。「彼が選ばれるべきだったか? もちろんだ。もっと多くの選手が選ばれるべきか? そう思うよ。ただ、これはニックにも言ったことだが、この失望をモーティベーションの道具にするべきであって、プレーに悪影響を与えることがあってはならない」
- 今度こそプロボウルに出るのか、と聞かれたQBブレット・ファーヴ。「僕の今の関心はシカゴだけだ。シーズンの終わりがどうなるかを見るよ」