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Packers 37 - 26 Lions
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年11月23日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (10-1) |
0 |
17 |
14 |
6 |
37 |
Lions (6-5) |
6 |
3 |
3 |
14 |
26 |
伝統の感謝祭ゲームは地区1位と2位の対戦。序盤は不調のパッカーズだったが、Sラウスのインターセプトから逆転すると、絶好調のQBファーヴが次々とTDドライブを重ねて22点リード。第4Qには気の緩みからか2TDを許して8点差に追い上げられるが、そこで4分50秒のFGドライブを成功させて逃げ切ることができた。
大事な同地区対決に勝って地区優勝を大きく引き寄せたパッカーズだが、数多くのケガ人を出してしまい今後が心配。
第1Q ライオンズはRBジョーンズの13ydsランと13ydsスクリーン、RBダケットのラン、WRカルヴィン・ジョンソンへの13ydsパスなどでレッドゾーンへ。ゴール前からチョップブロックで15yds罰退して3rdダウンはサックに終わり、47ydsFGで先制。パッカーズは最初のプレーでスナップミスからファンブルロストするが、ライオンズは1stダウンを取れず、41ydsFGの3点どまり。パッカーズが3&アウトのあと、ライオンズはRBジョーンズの23ydsランでGB陣に入るが、またも3rdダウンでサックが出てパント。ナイスリターンでGB陣46からのパッカーズだが3&アウト。
第2Q 最初のプレーでSラウスがインターセプトして34ydsリターンし、パッカーズは直後のプレーでWRジェニングスに11ydsのTDパス成功。ライオンズはRBジョーンズのランやRBケイソンへの20ydsパスでGB陣に入るが、FG圏内に入れず。パッカーズはWRドライバーへの38yds、WRジョーンズへの18yds、19ydsパスでゴール前に迫り、最後はRBグラントが5ydsのTDラン。74ydsのビッグリターンでGB陣24からのライオンズだが、またも3rdダウンでサックが出て、45ydsFG成功。パッカーズが3&アウトのあと、ライオンズはラン2回とRBケイソンへの17ydsパスなどでGB陣に入ってパント。残り2分12秒、GB陣20からのパッカーズは、WRジェニングスへの12ys、RBグラントへの13yds、WRジョーンズへの21yds、WRドライバーへの7yds、TEドナルド・リーへの10ydsパスなどでゴール前に迫るが時間がなくなり、20ydsFG成功でハーフタイムへ。
第3Q パッカーズはWRドライバーなどへのショートパス成功を繰り返してフィールド中央に進み、WRロビンソンへの43ydsパスでゴール前に迫ると、WRジェニングスに4ydsTDパス成功。ライオンズはRBジョーンズのランとWRジョンソンへの13ydsパス、WRマクドナルドへの10ydsパスなどでGB陣に入り、52ydsFG成功で12点差に。パッカーズはWRジェニングスへの24ydsパス、パスインターフェア、RBグラントの31ydsランでゴール前5ydsに迫り、最後はWRマーティンに3ydsTDパス成功。ライオンズは3&アウトのあと、パッカーズはアンネセサリーラフネスでハーフラインに進んで最終Qへ。
第4Q パッカーズはWRドライバーへの40ydsパスでDET陣4に迫るがTDならず、20ydsFG成功で22点差。ライオンズはWRジョンソンへの12yds、RBケイソンへの9ydsパスとGB15yds反則、WRウィリアムズへの19ydsパスなどでゴール前に進み、最後はWRジョンソンに5ydsTDパス成功。パッカーズが3&アウトのあと、ライオンズはWRジョンソンへの連続16ydsパス、パスインターフェアでゴール前に進み、RBジョーンズの1ydsTDランで8点差に。GB陣20からのパッカーズは、WRジェニングスへの10yds、WRドライバーへの9yds、WRジョーンズへの20ydsパス、RBグラントの27ydsランでレッドゾーンに進んで2ミニッツ。相手タイムアウトを使い切らせ、26ydsFG成功で11点差。残り1分39秒、DET陣26からのライオンズは反則で1stダウンを取るものの後が続かず、4thダウン失敗に終わる。
- QBブレット・ファーヴは20回連続成功を含む31/41、381yds、3TD、ゼロINTでレーティング128.2とほぼ完璧な出来。ショートとロングの織り交ぜ方も絶妙だった。
- 先発ライアン・グラントは前半わずか3回7回ydsながら、後半はビッグゲインが2回あり、終わってみれば15回101yds(平均6.7yds)、1TD。パスキャッチでも今季最多の6回31ydsとよく働いている。
- グラント以外のRBはラッシングもパスキャッチもなし。FBホールが1キャッチ5yds。
- WRドナルド・ドライバーはまたもTDなしに終わったが、10回147ydsと大活躍だった。第4Qにランブロッキングした際にヒザか足首を負傷して退場。しかし8点差に追い上げられるとケガを押して復帰して貴重な9ydsパスキャッチを決めた。
- その他のWR陣はRジェニングスが5回60yds、2TD。WRジョーンズが5回75yds。WRロビンソンは2回50yds。WRマーティンは1回3ydsのみだが、それがTDパスだった。TE陣ではドナルド・リーが1回10ydsのみ。
- OL陣は先週までと同じくスピッツが右ガード、カレッジが左ガード。序盤はプレッシャーに苦しんだが、早いタイミングのショートパスを多用したこともあり、被サックゼロに抑えた。ラン攻撃は今回もなんとか100ydsを記録。
- トータルオフェンスはパッカーズ481yds、ライオンズ331ydsと圧倒した。
- 3rdダウン成功率は1/7の14%と振るわなかったが、第2Q以降は3rdダウンとなること自体が少なかった。ライオンズは5/15の33%。タイムオブポゼッションは、前半ライオンズがラン主体だったこともあり、パッカーズ25分41秒と劣勢だった。前半はわずか9分14秒で、後半は16分27秒と盛り返した。
- パッカーズの犯したターンオーバーは第1Q最初のファンブルロスト。ファーヴがLGカレッジにかかとをひっかけられて前のめりになり、RBグラントへのエクスチェンジミスとなった。奪ったターンオーバーは第1Q最後のSアーロン・ラウスのインターセプト。完全にライオンズに傾いていたモメンタムを取り戻すビッグプレーだった。
- ラン守備は30回134yds(平均4.5)。最初のドライブだけで47yds走られるなど、前半のライオンズは意外なほどのラン主体オフェンスだった。前半21回113yds(平均5.4)、後半9回21yds(2.3)と極端だった。
- ジョリーを欠くDT陣はピケットとコーリー・ウィリアムズが先発し、控えはコリン・コールだけで、ハレルはアクティブ登録されず。ピケットは第1Qの負傷後すぐに復帰したが、コールが終盤に腕を骨折してしまった。
- パス守備はQBジョン・キトナを19/40、224yds、1TD、1INT、レーティング62.9。
- CBアル・ハリスはエースWRロイ・ウィリアムズをカバーして3回32ydsとほぼシャットアウト。ゴールデンルーキーのWRカルヴィン・ウィリアムズは序盤ミスが目立ったが7回81yds、1TD。
- パッカーズは4サックで、そのうち3つが3rdダウンでのものだった。内訳はDEキャンプマン2回、DEカビーア・バジャ=ビアミラ1回、DTコーリー・ウィリアムズ1回。
- 反則は9回81ydsと多かった。前半はオフサイドの5ydsだけだったが、大量リードすると集中力が落ちたのか第4Qだけで8回76yds。CBウォーカーのホースカラータックルで15yds、CBハリスのフェイスマスク(ゴール前なのでわずか2yds)、SSビグビーの29ydsパスインターフェア、RTモールのホールディング、CBハリスのホールディング。あとは相手PATの際にオフサイド2回。
- Kメイソン・クロスビーは20yds、20yds、26ydsと3回全て成功。相手のKハンソンはキックオフで3回もタッチバックがあったが、Kクロスビーは一度もタッチバックにできなかった。
- パントリターンはCBチャールズ・ウッドソンの1回34ydsビッグリターンのみ。CBウッドソン退場後はCBトラモン・ウィリアムズがリターナーを務めたが、アウトオブバウンズ1回とタッチバック2回でリターン機会なし。
- キックオフリターンはWRコーレン・ロビンソンが3回平均24.3yds、CBトラモン・ウィリアムズが1回33yds。
- キックオフカバーチームは第2QにRBケイソンに74ydsのビッグリターンを許したが、CBトラモン・ウィリアムズが素晴らしいスピードで後ろから追いついてTDを防ぎ、FGによる3点でしのぐことができた。
- Pジョン・ライアンのパントは4回平均43.5yds、ネット38.5ydsとまずまず。
- ケガ人は以下のとおり。
- 最初の守備でDTライアン・ピケットがいったん負傷退場し、DTが2人だけになったがすぐに復帰。
- 第2Q最初にCBチャールズ・ウッドソンが右足つま先を負傷してロッカールームでX線検査を受け、そのまま復帰しなかった。試合後の本人によると、骨折はしていないがかなり痛みはある、レイダーズ時代にいためた箇所で、来週出られるかどうかはまだわからない、とのこと。
- 第2QにDEカビーア・バジャ=ビアミラがサックした際に足首を負傷して退場。厳重にテーピングして復帰の構えだったが結局復帰させないことに。これまでスペシャルチームばかりだったDEジェイソン・ハンターが代役を務めた。
- 第4Qに入ったところでRTマーク・タウシャーを下げ、OTトニー・モールに交代。捻挫していた足首を少し悪化させたようだが、大量リードのため温存したらしい。来週は出場できる、と本人。
- 2試合連続インターセプトを決めたFSアーロン・ラウスは第4Q途中でヒザを少し痛めてSチャーリー・ペプラーと交代。試合後のロッカールームの様子を見た記者によると、たいしたことはなさそうだ。
- WRドライバーは第4Q途中で右足?を負傷するが、8点差に追い上げられたところで強行出場して貴重な10ydsパスをキャッチした。痛みはかなりあるようで足をひきずっているが、本人は来週も出るとのこと。
- DTコリン・コールは試合終盤に前腕を骨折してしまった。
- アクティブ登録から外れたのは、WRボディフォード、TEフランクス、LGバーバー、DTジョリー、DTハレル、DTミューア、CBブラックモン、FSコリンズ。
- パッカーズは前半ラッシングわずか3回7yds。第1Qに一度も1stダウンを取れなかったが、第2Qに入ると調子を上げ、前半終わってみればトータルオフェンス191yds対174yds。それでもタイムオブポゼッションは前半わずか9分14秒だった。
- QBブレット・ファーヴはこれでシーズン3356ydsパッシングとなり、16年連続3000yds以上を達成。ダン・マリーノの通算パスyds記録にあと506ydsと迫った。今季300ydsゲームは7回目となり、1995年と並ぶ自己最高タイ。
- QBブレット・ファーヴが1試合3TDパスを決めたのは通算63回目で、ダン・マリーノを抜いてNFL史上単独1位に。
- QBブレット・ファーヴは第2Qから第4Qにかけて20回連続でパス成功して球団新記録。これまでの球団記録は、QBリン・ディッキー(1983年)とQBドン・マコウスキー(1989年)による18回連続成功。