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Notebook: DTジョリーは当分欠場へ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年11月21日
- DTジョニー・ジョリーの肩についての診断は試合直後より深刻で、「少なくとも2週は欠場する。重度の捻挫で、かなりの腫れがある」とマッカーシーHCは説明している。手術が必要かどうかは今後の検査しだいで、場合によっては今季終了となる可能性も残っている。
- DTジョリーはパンサーズ戦最初のシリーズで肩を負傷し、スペシャルチームでのブロッキングで悪化させてしまったらしい。「ジョニーは素晴らしいシーズンを過ごしていた。オフシーズン・プログラムで大きく成長していた。おそらくウチで最も嗅覚に優れたディフェンシブラインマンだろう。進歩しつつある選手だし、今後も長きにわたって活躍してくれるはずだ」とマッカーシーHC。
- DTジョリーが欠場するとはいえ、さいわいディフェンシブタックルはパッカーズで最も層の厚いポジション。ロースターに6人もDTがいて(例年は5人で4人の年も)、DEジェンキンズはDTも兼ねることができる。足首捻挫から回復したDTジャスティン・ハレルがローテーションに加わる見込み。
- 先発回数こそジョリーに劣るコーリー・ウィリアムズだが、最近の調子はジョリーを上回っているので、実力的に大きな落ち込みはないと言っていい。しかし最近は(4人目のDTを含めず)ピケット、ジョリー、ウィリアムズの事実上3人ローテーションになっていたので、ハレルまたはコールをローテーションに加えることによる実力低下や、逆に先発が出ずっぱりになるスタミナ低下が心配。
- RBライアン・グラントの「足首の軽い捻挫」という診断は変わっていないが、「木曜には出場できると期待している」とマッカーシーHCは表現しており、まだ出場確実とはいえないようだ。
- FSニック・コリンズ(ヒザ)とTEババ・フランクス(ヒザ)は今週も欠場の見込み。
- CBトラモン・ウィリアムズは94ydsのパントリターンTDを決めたが、パントリターナーはCBウッドソンのままで行く模様。「チャールズ・ウッドソンには非常に満足している。彼の判断能力は素晴らしいものがあり、非常にシュアハンドだ。しかし、ウィリアムズ起用も我々が話し合っていることではある」とマッカーシーHC。さほどのビッグリターンがあるわけでもないウッドソンだけに、ケガでもされたらどうするんだ、という見方が地元メディアには根強い。
- 前半残り1分06秒でタイムアウトを取って逆にピンチを招いたことについてマッカーシーHC。「後半最初はこちらの攻撃だし、あのままクロックを流すつもりだった。しかし1stダウンでサックしたので、むこうはランで時間を使うつもりだろうと思ってタイムアウトを取った。しかしむこうは元の2ミニッツオフェンスを続けて成功してしまった。ああしてロスさせた後ではタイムアウトを取るべきだと思うし、あの判断でいいと自分では思っている。しかし、シリーズ開始前は時間を使わせてハーフタイムでいいと思っていたのはたしかだ」
- Kメイソン・クロスビーが第1Qに49ydsFGをブロックされたのは、やはりキックが低かったからだとマッカーシーHC。「フィールドからでもはっきりそう見えた。単なる蹴り損ないなのか、軸足がしっかりしなかったからなのかはわからない」
- パッカーズ選手同士が、試合での働きに賞金をかけていたことが明らかとなり、NFL本部の調査を受けている。ESPNの報道によれば、ヴァイキングス戦で「RBピーターソンを100yds以内に抑えればDBたちがDLたちに$500ドルを支払う」というもので、パンサーズ戦でも「相手ラッシングを60yds以内に抑えれば$500ドル」だったようだ。NFLのグレッグ・アイエロ副社長は「球団および選手たちは、特定の試合での自他の働きについてボーナスを授受することを禁じられている」と説明している。
- 上記の問題についてテッド・トンプソンGM。「我々マネジメント部門がその規制を知っていたのはたしかだ。しかし今回かかわった選手たちは知らなかったのだと私は思っている。しっかり伝えていなかった我々の過失であり、最終的には私の責任だ。我々がそういったボーナスを許すことは決してないし、リーグも許さない。しかしもう一度言うが、選手たちは悪いことをしているとは思っていなかったのだろうと思う。我々がルールを伝えていなかっただけだ」
- 高給取りの選手たちにとってみれば微々たる金額。「自分たちもいつもやっていた」と元SSリロイ・バトラーも認めている。「インターセプトした選手への賞金をあらかじめポットに集めたり、バリー・サンダースを抑えたときにオフェンス選手たちが払ったこともあった。チームからサラリーでもらうのと、ブレット・ファーヴやレジー・ホワイトからもらうのでは、同じ$100ドルでも違うんだ。チームメイトが自分の働きを認めてくれるのはインセンティブになる」と語っている。
- なお問題の試合でRBピーターソンを負傷させたのは、CBアル・ハリスによる太もも横からのタックルであり、ハリスはこの好タックルで金銭的には損をしたことになる。