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Notebook: WRコーレン・ロビンソンの復帰近し
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年10月12日
- 定例記者会見で引退問題について聞かれたQBブレット・ファーヴは、「僕はこの問題をできる限り長く引っ張って甘い汁を吸っているわけだが・・・」と笑わせたあと、「今もプレーを楽しめている。5年前と比べれば身体的な消耗は激しいけれど、これまでのところは申し分ないよ。来年自分がここにいると想像できるか? イエスだ。家にいることを想像できるか? それもイエスだ。現時点では、とても楽しくやっている。5勝0敗ならもっとよかったけれど、とにかく楽しくやっているよ。今後のことは、成り行きを見守るだけだ」
- QBファーヴは出場停止中のWRコーレン・ロビンソンと最近2回にわたって電話で話をしたとのこと。鎮痛剤依存(ロビンソンはアルコール)を乗り越えた過去を持つファーヴは、昨年の入団直後からロビンソンを熱心にサポートしている。「彼がいてくれれば大きな戦力アップになると思う。去年の彼はヒザも悪かったし、フィールド外でたくさん問題を起こした。でも今年は自分の現状をしっかり自覚し、やましいことも何もない。フィジカル的には非常によい状態だと言っていたよ。それより重要なのは、フィールド外の日常生活でもすごくよくやっていることだ」
- 昨年10月に1年間の出場停止処分を受けたWRロビンソンは、今週中にも行われる予定のコミッショナーとの面談で復帰許可を得たい意向。最短で今月17日に復帰可能となるはずで、出場できるのはバイウィーク明けの29日ブロンコス戦からとなる。たとえばFBオバフェミ・アヤンバデージョは、4試合出場停止処分が解けた直後の今月2日にベアーズから解雇されたが、パッカーズは受け入れるものと見られている。
- WRロビンソンは服役を終えた直後の8月半ばに家族でアリゾナ州フェニックスに移り、ファーヴのオフシーズンのトレーナーでもあるケン・クローナーの元でトレーニングを続けてきた。「体脂肪率は最初7.5%だったのが5%となり、体重は206ポンドで非常に締まっている。フットボールへの準備はできていると思う。彼の真摯な態度と努力は賞賛に値する。人間的にも素晴らしく、彼が去ることになったらみな残念がるだろう」とクローナー。QBティム・ラテイ(先日カーディナルスと契約)とともにパス練習も行っていたとのこと。
- WRロビンソンへの期待についてQBファーヴ。「彼はフットボールをプレーするために生まれたきた。彼がフットボールをよく理解していることは、会ってすぐに僕にはわかった。どうやったら相手を出し抜けるか、どんなルートを走るべきか、といったことをよくわかっている。ウチのオフェンスに新たな要素を加えてくれるはずだ。すぐ実戦に投入して20キャッチしてくれるか? たぶんそうはいかないだろう。しかし彼ならやりかねないよ」
- WRロビンソンのような出場停止選手がコーチとの接触を許されず球団施設からも締め出されるNFLのルールについて、QBファーヴは批判している。「僕はコミッショナーじゃないが、(締め出すばかりでなく)出場停止選手のためにもっとポジティブなことをすべきだと思う。僕のひいき目かもしれないが、コーレンは求められた全てのことをきちんとやっている。フットボールのキャリアだけでなく人生を立て直すことができる、という良き先例にしてほしい。フィールドの中でも外でも、彼にできることはまだたくさんある。チャンスをやってほしい」
- RBブランドン・ジャクソン(すね)が約2週間ぶりに練習にフル参加し、インジャリー・リポートからも外れている。RB4人が揃うのは今季初めてのことだ。「珍しいケガだと言われた。すねの筋を痛めるなんて、ただカットバックしただけなのに。信じられないようなケガだったけど、もう復帰できたし、準備はできてる」とジャクソン。しかし出場可能となっても、彼とライアン・グラントのどちらがアクティブ登録されてどちらが外れるのかは不明。
- 今週も例によってWRジェニングス(肩とハムストリング)、LTクリフトン(足首)、CBハリス(背中)、CBウッドソン(足)などは少し練習に参加しただけで、休養を優先している。マッカーシーHCはWRジェニングスの状態について、「私の考えでは、彼のハムストリングはまだ完全じゃない。バイウィーク直前だけに慎重に進めたいんだ。肩のケガもかなりのもので、DR.マッケンジーはハムストリングより心配してる。とにかく金曜の練習に出るのが目標だ」
- 今週さらに気合の入ったボール・ストリップ・ドリルでは、連続ファンブルのWRジェームズ・ジョーンズだけが2回のドリルを命じられ、また彼の時だけ3人のディフェンダーが(うち1人は背後から)ボールをむしろうとしていた。
- WRジェームズ・ジョーンズの連続ファンブルについて、マッカーシーHC。「厳しいコーチングに応える能力という点で、彼は非常に高く評価できる。この経験から学んでくれるのは間違いないし、二度と起きないよう期待している。彼は若手レシーバーとしては非常にキャッチがうまく、体から遠いボールでも手でキャッチできる。これまで見た誰にも負けないほどだ。あとは、ボールを高くタイトに抱えることを、より素早く行うことだ」
- WRジョーンズは第5週終了時点でもルーキー最多キャッチ(23回)の座をキープし、レシービングydsでもドゥウェイン・ボウ(KC)に次ぐ2位につけている。
- RGジュニアス・コストンはこの日の練習で2回フォルススタートを犯してサイドラインに下げられた。代わりにRTマーク・タウシャーが右ガードにスライドし、トニー・モールが右タックルに入ったことが注目される。
- ブラックモンの骨折でCBフランク・ウォーカーが4番手昇格のはずだったが、この日はCBトラモン・ウィリアムズが4番手CBとしてプレー。これまでウォーカーがアクティブ登録から外れる試合が多かったのは、ウィリアムズがリターナーも兼ねているせいだと考えられていたが、CBとしての実力でもウォーカーは最下位転落の危機なのか。