グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年9月23日

RTマーク・タウシャーが契約アップグレード

RTマーク・タウシャーが契約の見直しを行ったことが明らかになった。今後2年間の純粋な昇給であって契約延長ではないので、2009年春にFAとなることに変わりはない。2002年秋に総額$16.5ミリオンの6年契約を結んだタウシャーだが、その後のサラリー相場高騰もあって、現在の年平均サラリーが$2.776ミリオンの彼はチーム14位。そのため代理人が球団側に内々に不満を伝えていた、と情報筋は語っている。

契約内容は、今年と来年にそれぞれ$1.3ミリオンのロースターボーナス、それに来年のワークアウトボーナスが$20万ドル。合わせて$2.8ミリオンの昇給となる。$1.3ミリオンのロースターボーナスは一括でなく細分化され、開幕週の45人ロースターに入った時点で$60万ドル、その後は毎週$43,750ドル(16週でちょうど$70万ドル)ずつを受け取る。ケガによるリスクを軽減するためだろう。

かつてのテッド・トンプソンGMは契約が2年残っている選手との交渉には応じず、不満を募らせたWRジャヴォン・ウォーカーをトレードせざるをえなかったこともある。しかし最近はCBハリスやWRドライバーなど実績あるベテラン選手には、柔軟に対応する姿勢に変わってきた。「新しい労使協約の締結で、NFLを取り巻く状況が少し変化してきたことを認識するのも球団にとって重要だと思う。このような契約見直しは、(サラリー高騰前に長期契約した選手の)空白を埋める方法として、我々が用いているものだ」とトンプソンGM。

最近のNFLでは、安く結んだ契約が選手側の不満を募らせ(トレード要求など)、格安契約がかえって球団側のためにならないことも多い。CBアル・ハリスは、「ロッカールームが、経済的にハッピーで夢中でプレーできる選手ばかりになれば、本当に強いチームができる。ウチのロッカールームに今そういった不平不満は全くないよ。僕の知る限りはね。テッドは(選手のサラリー不満をおろそかにしないと)宣言しているのだと思う。NFLの世界には忠誠心なんてない、と人々は言う。たしかにそういうケースもあるだろう。しかし球団側が歩み寄って自分たちを大事にしてくれることは、選手にとってものすごく意味があることなんだ」と熱心に語っている。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player