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2007年8月31日

ロースター争いの行方は

開幕ロースター53人枠を賭けた争いもいよいよ大詰めとなったので、各ポジションの現状をまとめてみる。なお、数字を足していくと52人になり、どこか1つのポジションは人数を増やすことが可能となる。逆にQBやLBのように1人減らすことができそうなポジションもある。

2007年8月30日

Day 32: FBコーリー・ホールがスターター昇格

2007年8月29日

Day 31: RBブランドン・ジャクソンは軽い脳震盪

2007年8月28日

Day 30: キッカー争いも佳境に

2007年8月27日

Day 29: QB2人体制の可能性も

2007年8月26日

WRドナルド・ドライバーは大丈夫そう

ジャガーズ戦で足を捻挫して心配されたWRドナルド・ドライバーだが、トンプソンGMは翌日の記者会見で、開幕戦出場はおそらく大丈夫との見通しを示した。「昨日より状態はよくなっているし、ドクターたちもとても喜んでいる。幸運にも、大きな災厄をなんとか避けることができたと我々は感じている。開幕のイーグルス戦にはおそらく出場できるというのが我々の見方だ。何が起きるか分からないので絶対とは言わないが、現時点では楽観している。我々はラッキーだった」 

第1次ロースターカット: 11人を解雇

トンプソンGMは以下の11人の選手の解雇を発表した。75人への第1次ロースターカット期限は28日だが、NFLで最も早くプレシーズン第3戦を終えたこともあり、一足早いカットが可能になったようだ。ロースターにはまだ76人が残っているので、期限までにあと1人解雇しなければならない。なお最終ロースターカット期限は9月1日。そこで75人から53人に絞り込むのが、今回の第1次よりもはるかに難しい作業となる。

解雇リストはおおむね予想通りだが、不振の続いていた昨年の5巡指名QBイングル・マーティンが含まれている。これにより3番手QBはドラフト外のポール・トンプソンとなり、プレシーズン最終戦の出来次第で、QBトンプソンを3番手とするかQB2人体制でシーズンを迎えるか決めることになる。

なお、ここまではNFLヨーロッパ選手をロースター枠(80人)にカウントしなくてよかったが、この第1次カットでその優遇措置の期間も終了。そのため、今回の解雇選手にも3人のNFLヨーロッパ選手が含まれている。

Packers 2007 First Roster Cuts
Pos. Name College Exp. 備考
QB Ingle Martin Furman 2 昨年の5巡指名だが2年目もほとんど成長が見られず不振が続いた
RB P.J. Pope Bowling Green 2 ミニキャンプやOTAまではよかったがヒザのケガに泣く
FB Erryn Cobb Northwestern R 在籍わずか3日で解雇
WR Carlton Brewster Ferris State 1 NFLヨーロッパで活躍したが
TE Joe Werner Wisconsin-La Crosse R 大学バスケで活躍したドラフト外ルーキー
OG Pat Murray Truman State R ドラフト外ルーキー。実力差は大きかった
C C.J. Blomvall Temple 1 NFLヨーロッパでプレーしたスウェーデン人
DE DeVon Hicks Northwest Mississippi R ドラフト外ルーキー。デプスが厚くて勝負にならず
LB Juwan Simpson Alabama R ドラフト外としては評判高かったが期待はずれ
CB Antonio Malone Toledo R NFLヨーロッパでもケガでプレーできず
P Ryan Dougherty East Carolina R ジョン・ライアンを脅かすことはできず

2007年8月25日

Packers 13 - 21 Jaguars

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Jaguars (2-1) 0 0 14 7 21 
Packers (2-1) 0 10 0 3 13 

1stチーム同士で10-0とリードしたパッカーズだったが、第3Qになると2ndチームオフェンスが3シリーズ連続でサックを許し、好フィールドポジションを得たジャガーズが2つのTDドライブを成功させて逆転。第4QにはFB/RBホワイトの活躍でパッカーズが1点差に追い上げたが、逆にINTリターンTDを喰らってダメ押しとなった。

1stチームオフェンスのパス攻撃はよかったが、ランが9回10ydsとシャットアウトされたのが最大の反省点。2ndチームオフェンスはパスプロテクションがボロボロで手も足も出ず、第3Qに逆転される流れを作ってしまった。相手1stチームを無得点に抑えた1stチームディフェンスは今回も好調だったが、後半の2ndチームになるとミスが失点に結びついた。リターナーはCBブラックモン(先発決定)を使わず温存、キッカー対決は今回も互角だった。パッカーズにとっては試合結果よりも、足を痛めて退場したWRドライバーが心配なところ。

第1Q、パッカーズは2回の3rdダウンをどちらもWRジョーンズへのパスでクリアするが、JAX陣40で4thダウン5のギャンブルに失敗。ジャガーズはGB反則とRBテイラーへの9ydsパスなどで得点圏に進むが、こちらも4thダウン3のギャンブル失敗で得点ならず。パッカーズは3rdダウン10でWRジョーンズが14ydsパスキャッチしたが、JAX陣43でファンブルロスト。ジャガーズはRBテイラーの11ydsランなどでGB陣37に進んで第1Q終了。

第2Q、ジャガーズは4thダウン1でRBジョーンズ=ドリューのランが止まってまたもやギャンブル失敗。パッカーズが3&アウトのあと、ジャガーズはWRノースカットへの20yds、WRウィルフォードへの15ydsパスでGB陣に入るが結局パント。パッカーズはTEフランクスへの25yds、TEドナルド・リーへの20yds、WRジェニングスへの14ydsパスで一気にレッドゾーンに進むがTDならず、Kレイナーが22ydsFG成功。ジャガーズがパントのあと、前半残り3分30秒からQBロジャースが登場。WRドライバーへの12yds、WRジョーンズへの23yds、11ydsパスでJAX陣26に進んで2ミニッツ。WRジョーンズへの14ydsパス、RBジャクソンへの11ydsスクリーンパスでゴール前1ヤードに進み、最後はRBジャクソンが1ydsTDラン

第3Q、ジャガーズは3番手RBトーフィールドの7ydsランと13ydsスクリーンなどでフィールド中央まで進むがそこまで。GB陣8からのパッカーズは3rdダウンでQBロジャースがサックを喰らい、GB46からのジャガーズ攻撃はQBギャラードが登場。WRシャロンへの12yds、WRマット・ジョーンズへの26ydsパスでGB陣ゴール前へ。最後はRBトーフィールドが1ydsTDラン。パッカーズ攻撃はまたも3rdダウンでサック。GB陣49からのジャガーズはWRブルサードへの16ydsパス、RBトーフィールドへの13ydsパスなどでGB陣9に進み、スナップミスで16ydsロスして3rdダウン25となるが、WRライスターに25ydsのTDパスが通って逆転。パッカーズ攻撃はまたもサックされて3&アウト。

第4Q、ジャガーズが3&アウトのあと。GB陣18からのパッカーズはQBイングル・マーティンが登場。RBコーリー・ホワイトの6yds、8yds、12yds、7yds、9yds、8ydsランなどで得点圏に進み、Kクロスビーが38ydsFG成功で1点差に。ジャガーズはRBテリーの12yds、8ydsラン、TEスモルコへの7ydsパスのあと、RBテリーへの29ydsパスでGB陣24へ。2ミニッツ明けにジャガーズはRBテリーがファンブルロスト。GB18からのパッカーズはサックのあと、QBマーティンからWRホリデイへのパスがINTリターンTDされて万事休す。

2007年8月23日

Day 25: LGアレン・バーバー好評

2007年8月22日

Sマーヴィール・アンダーウッドを解雇

Sマーヴィール・アンダーウッドが解雇された。昨年夏にヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂した彼は、リハビリを終えてトレーニングキャンプ初日からチーム練習に復帰したが動きは芳しくなく、2ndチームにさえ加わることができないでいた。プレシーズンゲームでも、過去2試合のプレー内容はかなり悪かったらしい。ACL断裂の場合、1年ではクイックネスやアジリティが元に戻らないことも多く、「まだ完全には回復していないのだろう」とマッカーシーHCも語っている。

また、ケガで層の薄くなったFB陣を補強するため、ドラフト外ルーキーのFBエリン・コッブとの契約が発表された。ノースウェスタン大ではTEとFBを合わせたような"スーパーバック"としてプレーしていたとのこと。同大ではRBノア・ヘロンの2年後輩で、コンバインでの40yds走は4.69秒。

Day 24: SSアタリ・ビグビー先発昇格

2007年8月21日

Day 23: ミスも少なくないWRジョーンズ

2007年8月20日

Packers 48 - 13 Seahawks

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Seahawks (1-1) 3 10 0 0 13 
Packers (2-0) 10 28 10 0 48 

フィールド改修後初めてのホームゲームはあいにくの雨となったが、パッカーズは攻・守・スペシャルチーム全てで見所の多い試合を展開し、観客をおおいに楽しませた。QBハッセルベックを欠くシーホークスQB陣に7サックを浴びせて6ターンオーバーを奪い、1stチームおよび2ndチームオフェンスが効率よく得点を挙げて大勝した。

QBファーヴ率いる1stチームオフェンスは、4シリーズで1回しかパントを蹴ることがなく17得点。目標を達成して早めに退くことができた。QBロジャースの2ndチームも2TDパスを決め、先週からの好調をキープ。ディフェンスは先週よりもさらにビッグプレーが増え、サックからファンブルリターンTDが2つもあった。スペシャルチームではCBブラックモンがパントとキックオフの両方でビッグリターンを繰り出し、リターナーの座に向けて大きく前進した。

第1Q、パッカーズがホールディング反則もあって3&アウトに終わると、シーホークス攻撃は3rdダウンでDEジェンキンズがサック。パッカーズはRBジャクソンのランやTEフランクスへのパス3回などでレッドゾーンに進み、Kクロスビーが37ydsFG成功。シーホークスはWRバールソンのランアフターキャッチで55ydsのロングゲインとなり、46ydsFG成功で同点に。パッカーズはWRブラックモンの83ydsリターンと相手反則でSEA陣7からの攻撃となり、RBジャクソンのラン2回でタッチダウン。シーホークスはLBホークとDEジェンキンズの連続サックで3&アウト。パッカーズはRBジャクソンへのスクリーンパスで11yds、WRドライバーへの22ydsパスでレッドゾーンへ。

第2Q最初のプレーでWRジョーンズに16ydsTDパス成功。シーホークスはパスインターフェアなどで得点圏に進むが、DEバジャ=ビアミラがサックしてファンブル、LBバーネットが62ydsのリターンTD。シーホークスが3&アウトのあと、パッカーズはQBロジャースが登場したが、最初のプレーでスナップミスからファンブルロスト。シーホークスはWRラックリーへの13ydsパスのあと、RBモリスが15ydsTDラン。パッカーズはWRジョーンズへの32ydsのロングパスなどでSEA陣7に迫り、最後もWRジョーンズが2つめのTDパスキャッチ。シーホークスはWRハケットへのパス2回などでフィールド中央に進むが、SSビグビーがサックしてファンブル、拾ったLBホワイトが43ydsのリターンTD。次のシーホークス攻撃もQBデヴィッド・グリーンのパスをCBブッシュがインターセプトするが、パッカーズもサックされてファンブルロストとなり得点ならず。前半残り52秒、シーホークスはWRオボマヌへの連続パス成功などで得点圏に入り、前半終了と同時に48ydsFG成功

第3Q、シーホークス攻撃はCBジャレット・ブッシュがインターセプトしてSEA陣9までリターン。しかしエンドゾーンへのパスはアウトオブバウンズでTDならず、Kレイナーが24ydsFG成功。シーホークスが3&アウトのあと、パッカーズは4thダウン2でWRホリデイにパスが通って1stダウン。TEクラーク・ハリスへの20ydsパス、FBホールへの8ydsパスなどでSEA陣6に迫り、WRホリデイへのパスでタッチダウン。好リターンでSEA陣43からのシーホークスは、TEジョプルやWRペインへのパスでGB陣36に進むがけっきょくパント。両者3&アウトのあと、パントリターナーのCBトラモン・ウィリアムズがマフしてシーホークスがリカバー。TEジョプルへの14ydsパスなどでGB陣32に進むが4thダウンギャンブル失敗で得点ならず。パッカーズはQBロジャースが退いてQBポール・トンプソンが登場するが、反則が響いて3&アウト。

第4Q、SEA陣15からのシーホークス攻撃は、CBチャーリー・ペプラーがインターセプトしてSEA陣2までリターンするが、QBトンプソンのパスはエンドゾーンでインターセプト。シーホークスはRBハリスとRBウィーバーのランでフィールド中央に進むがそこまで。パッカーズ攻撃はTEジョー・ワーナーの落球が響いて1stダウンならず。GB陣38からのシーホークスはQBデヴァインが登場したが、3rdダウンでLBホッジのサックが決まって3&アウト。パッカーズはWRクラウニーへの8ydsが通ったが1stダウンならず。シーホークス攻撃はRBハリスのファンブルをLBヘイヴナーがリカバー。パッカーズはWRブリュースターへの10ydsパス、TEアルコーンへの21ydsパスでSEA陣10に進んで2ミニッツ。QBトンプソンはサックされた後またもインターセプトを喫して得点ならず。シーホークスはRBウィークスのラン2回で試合終了。

2007年8月19日

ルーキー採点

地元メディアの評判を元に、各ルーキーの現状を上位指名から順にまとめてみる。3人連続指名だった6巡トリオが(現時点では)3人とも開幕ロースター入りしそうなのが面白い。

2007年8月18日

WRロバート・ファーガソンを解雇

WRロバート・ファーガソンが解雇された。「本人に戦力外の通告を行い、トレード先が見つからなければ解雇する」と木曜にマッカーシーHCが明らかにしていたが、やはりトレード先は見つからず、金曜午前に解雇となった。伸び悩みの続いたファーガソンは数多い若手WRの中でデプスチャートの下位に沈んでおり、開幕のWR5人枠に残ることはすでに絶望視されていた。

こういったクラスの選手の場合、放っておけば解雇されてくるので、わざわざトレードを申し込む球団があろうはずはなく、戦力外と公表された時点で解雇は確実だった。プレシーズン終了を待たず放出した理由としては、本人が再就職先を探すのに早い方が望ましいこと、プレシーズンゲームで若手WRにチャンスを多く与えたいこと、などが考えられる。 

Day 20: 成長著しいDTジョニー・ジョリー

2007年8月17日

メディアとの付き合い方

休日の水曜日、パッカーズはNFL解説者のクリス・コリンズワースをミーティングルームに招き、メディアとの付き合い方について講義を受けた。80年代ベンガルズでプロボウルWRとして活躍したコリンズワースは現在FOX局のNFL解説を務め、独特のダミ声や率直な物言いでも知られている。

取材する側・される側の両方で経験豊富なコリンズワースが強調したのは、キャリアを通じてメディアと良好な関係を保つことの重要性。何気ないコメントがいかにトラブルを招きやすいか、自らの苦い体験をいくつか紹介した。80年代前半の労使紛争期を振り返り、「ファンの立場から見れば、君たちNFLプレーヤーは世界で最も幸せな人々なのだ。年収$2万ドルのファンにとって、$1ミリオンも稼ぐ男が給料に不平を言うことほど興醒めなことはない」と教訓を語っている。

また試合直後の頭に血が上った状態でのコメントがいかに重大な結果を招くか、コリンズワースは2つほど実例を挙げている。RBティキ・バーバー(NYG)がプレーオフでパンサーズに敗れた直後、"outplayed and outcoached" (プレーで劣りコーチングでも劣った)と語ったため、トム・コフリンHC批判として大きく取り上げられる結果に。またQBペイトン・マニング(IND)がプレーオフでスティーラーズに敗れた際、「プロテクションの問題で」と口を滑らした(OL批判)ために、「敗因としてOL陣を責めたわけではない」とオフシーズンを通して弁解し続けなければならなかった。

「試合直後というのはまだ神経が高ぶっている。チームメイトやコーチや対戦相手について語るには危険な時間帯だ、ということを認識しておく必要がある。メディアに関するトラブルなど起こしてほしくないとチーム側は望んでいる」とコリンズワース。メディアは試合直後10分間はロッカールーム入室禁止となっているのだから、その時間を利用して、何をどう説明すれば誤解されずにすむか、頭を冷やして考えることをコリンズワースは推奨している。

2007年8月16日

Day 18: LTクリフトンはパスラッシュドリル全勝

2007年8月15日

Day 17: SSアタリ・ビグビーが1stチームに

2007年8月14日

Day 16: 好調なQBアーロン・ロジャース

2007年8月13日

Packers 13 - 9 Steelers

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (1-0) 0 3 10 0 13 
Steelers (1-1) 6 3 0 0

QBファーヴ率いる1stチームは4ドライブ連続3&アウトと散々な出来だったものの、第2からはQBロジャースやWRジョーンズなどの活躍で盛り返し、プレシーズン初戦を逆転で勝利することができた。2巡指名のRBジャクソンの内容は今ひとつだったが、3巡指名のWRジョーンズは評判どおり実戦に強いところを見せた。

ディフェンスでは、先発両CBが欠場したうえ先発両セーフティが3プレーしか出場せず、若手DB陣に経験を積ませるための試合だったかもしれない。そのわりには、QBバッチに許した2つのビッグプレーを除けば満足のいく内容で、5サックを挙げるなどQBにプレッシャーをかけられたのが大きな勝因。スペシャルチームではKレイナーとKクロスビーが完璧な内容で、キッカー選びはますます難しくなった。

第1Q、パッカーズの1stチームオフェンスは6プレー連続パスだったが、プレッシャーに苦しんで2シリーズとも3&アウト。3つめのドライブで初めてランプレーをコールしたがやはりダメ。4つめはホールディングが響き、けっきょく1つも1stダウンを奪えないままQBファーヴは退いた。スティーラーズ攻撃は2シリーズ連続でパントに終わったところでQBロスリスバーガーが退き、QBバッチが登場。第4シリーズでWRウォルター・ヤングへの20ydsのパスがミスタックルもあって41ydsの先制タッチダウンに(PATはブロック)。パッカーズも第1Q終了直前からQBロジャースにスイッチ。

第2Q、スティーラーズはWRホームズへの49ydsパス成功でGB陣12へ。今度はTDならず、27ydsFGで3点追加。パッカーズは6シリーズ目にしてWRジョーンズへのパスでようやく1stダウンを2回更新。スティーラーズはここでQBバッチが退いて3番手QBセントピエールが登場するが、最初は3rdダウンでDEバジャ=ビアミラのサック、次は3rdダウン1でQBスニークに失敗し、やはりパント。2ミニッツ明けのパッカーズはRBヘロンのランとスクリーンパス、WRジョーンズへの連続パス成功、WRルヴェル・マーティンへの17ydsパスで初めてレッドゾーンへ。WRマーティンの反則でTDは認められず、Kレイナーが32ydsFGを決めて前半終了。

第3Q、スティーラーズ攻撃が3&アウトのあと、QBロジャースからWRマーティンへの連続パス成功とパーソナルファール、WRボディフォードへの18ydsパスでPIT陣7へ。ランを止められて3rdダウンとなったが、最後はWRホリデイへの3ydsTDパスが決まって逆転。スティーラーズがリバースなどで1stダウンを奪うがそこまで。GB陣18からのパッカーズはパスインターフェアとRBジャクソンの15ydsラン、14ydsランでPIT陣33へ。Kクロスビーが52ydsFGを成功させて4点リード。PIT陣21からのスティーラーズ攻撃は、DTハレルのサックが出て3&アウト。GB陣40からのパッカーズは、RBジャクソンの8ydsラン、WRフランシスへの11ydsパスでPIT陣に入るが得点圏には進めず。

第4Q、PIT陣5からのスティーラーズはRBラッセルの10yds、6yds、8yds、19ydsラン、WRヤングへのパスでGB陣32に進むが、DEバーダインのサックが出て結局パント。パッカーズは残り9分21秒から3番手としてQBイングル・マーティンが登場。FB/RBコーリー・ホワイトのランで1stダウンを更新するが、WRボディフォードへのパス成功も1yds足りずパント。残り4分39秒、PIT陣17からのスティーラーズはGBのホールディング反則やWRファウラーへの14ydsパスなどでフィールド中央まで進んで2ミニッツ。しかし4thダウン1はパス失敗に終わって勝負あり。

2007年8月12日

ポジション争いの現状

2007年8月11日

Day 13: WRファーガソンは必死

2007年8月 9日

Day 11: Sアンダーウッドは調子が戻らず

2007年8月 8日

Day 10: WRジェームズ・ジョーンズが好調キープ

2007年8月 7日

WRドナルド・ドライバーがまた契約延長

昨年5月に総額$17ミリオンの契約延長をしたWRドナルド・ドライバーが、新たな契約延長にサインした。Journal Sentinel紙によると、2009年までだった契約を1年延長して2010年までとし、総額約$11ミリオンを上乗せしたとのこと。2年連続の大型契約延長はパッカーズでは極めてまれなことで、他の選手たちの反発を招かぬよう球団は大きく発表せず、ドライバー本人も「ロッカールームのみんなが、彼ならそれに値すると思ってくれるといい」と遠慮がちなコメントをしている。

総額$11ミリオンうち$7.2ミリオンは契約最終年に受け取るもので、35歳となるその年には(契約見直しまたは引退など)実際には受け取らない可能性も高い。となると本当の昇給分は今年から3年間の$3.8ミリオン。今年のベースサラリー + ロースターボーナスが$4.3ミリオン(昇給$1.6ミリオン)、来年が$4.9ミリオン(昇給$1ミリオン)、再来年が$5.9ミリオン(昇給$1ミリオン)となり、$20万ドルずつのワークアウト・ボーナスも設定されている。昨年のCBウッドソンと同じように、ロースターボーナスは一括でなく1試合出場するごとに細かく受け取る内容で、ケガ等のリスクを軽減する形となっている。

現在32歳のドライバーだがここまで毎年成績を伸ばしており、昨季は1295ydsを記録して二度目のプロボウル出場。自己管理能力の高さは折り紙つきなので、急激に衰えるリスクは小さいと球団側が判断したものと思われる。ドライバー本人としても、もう数十ミリオンの大型契約が望める年齢ではなくなってきており、現実的な昇給を手にしつつグリーンベイでキャリアを終えたいという考えなのだろう。

2007年8月 6日

Packers Family Night !

2007年8月 5日

Day 7: FBコーリー・ホールは期待以上の進歩

Pライアン・ドアティと契約 TEハンフリーはIRへ

パッカーズはパンターのライアン・ドアティと契約した。先日インジャリー・リザーブ入りしたデヴィッド・ロニーに代わり、ジョン・ライアンの新しい競争相手となる。ドアティ(Dougherty)はイーストカロライナ大出身のドラフト外ルーキーで、大学4年間の平均で42.7ydsを記録、オール・カンファレンスUSAにも三度選ばれた。また過去2年間はキックオフスペシャリストも務めている。身長6-1(185cm)は普通サイズだが、体重が233ポンド(106kg)もあるのはどうなのか。(写真

いっぽう先日足首を骨折したTEトリー・ハンフリーはインジャリー・リザーブに入り、早くも今シーズンを終えることになった。 

2007年8月 4日

Day 6: DTジャスティン・ハレルは体ができていない

2007年8月 3日

Day 5: 元DEウィリー・デイヴィスがスピーチ

2007年8月 2日

Day 4: 旧シティ・スタジアム跡で特別練習

TEジョー・ワーナーと契約

ハンフリー負傷でTE不足となったため、5月のルーキーミニキャンプにトライアウト参加していたTEジョー・ワーナーと契約した。身長6-6(198cm)の長身タイトエンドで、ウィスコンシン大ラクロス校ではバスケットボール(ディビジョンIII)で大活躍していた選手。高校以来フットボールをしていなかったため非常に荒削りで、「もう少し修業を積んだらチャンスがあるかも」と5月には採用見送りとなっていた。

ワーナーと契約するため、足首を痛めていたPデヴィッド・ロニーをインジャリー・リザーブに入れてロースター枠に空きを作った。これでパンター争いはジョン・ライアンの不戦勝となったが、フリーエージェントを新たに獲得して競争させるのかどうか、まだわからない。

2007年8月 1日

Day 3: RBモレンシーは2週間ほど休み