グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年8月31日
開幕ロースター53人枠を賭けた争いもいよいよ大詰めとなったので、各ポジションの現状をまとめてみる。なお、数字を足していくと52人になり、どこか1つのポジションは人数を増やすことが可能となる。逆にQBやLBのように1人減らすことができそうなポジションもある。
- QB (3人) ファーヴ、ロジャースに続く3番手として、ドラフト外のポール・トンプソンが残れるかどうか。このところの練習でも不振のトンプソンはいよいよ苦しくなってきた。最終ロースターカットをクリアできたとしても、他からカットされてきたQBを獲得する可能性は十分ある。目ぼしいのがいなければ2人体制も。
- RB (3人) 2巡指名のブランドン・ジャクソンがスターターで、2番手モレンシー、3番手兼3rdダウンバックがノア・ヘロン。ここまでの3人でほぼ固まっているが、体調万全なのがヘロンだけなのが怖いので、4人枠にするかもしれない。デショーン・ウィンやFB/RBコーリー・ホワイトが残るか、他から補強の可能性も。
- FB (2人) 6巡ルーキーのコーリー・ホールの先発が決まり、あと1人は昨年スターターだったブランドン・マイリーが残るか、他から補強するか。普通なら1人枠にすることも考えられるが、経験の浅いホール1人にしてしまうのは心許ない。
- WR (5人) 上から順にドライバー、ジェニングス、3巡指名ジェームズ・ジョーンズ、ルヴェル・マーティンまではほぼ確定。5番手のカーライル・ホリデイを5巡指名のデヴィッド・クラウニーが追い上げている。ボディフォードが健在であればリターナー兼任で6人枠とする可能性もあったが、彼が戦線離脱したのでやはり5人枠となりそう。
- TE (3人) ドナルド・リー、フランクスの2人は確定。3人目をザク・アルコーンと7巡指名クラーク・ハリスが争っているが、どちらもかなり物足りない。カットされてくる選手またはトレードで補強する可能性は大きく、開幕直前まで目が離せない。
- OL (9人) 先発5人に加えて4巡指名のLGバーバーは確定で、G/Tコストンもほぼ大丈夫。期待された若手のT/Gモール、LTオーリン・トンプソン、G/Cトニー・パーマーの3人がケガで休んでばかりだったのが残念なところで、どこでもこなせる控えOLとして実績あるタイソン・ウォルターにもチャンスが出てきた。昨年の実績からいえばT/Gモールなのだが、最後の2人がどうなるかは予想がつかない。
- DL (9人) DTは最も層の厚いポジションで、トレードに出す余裕がありそう。DEキャンプマン、DEジェンキンズ、DTピケット、DTコーリー・ウィリアムズの先発4人とDEバジャ=ビアミラ、DTジョニー・ジョリー、1巡指名DTハレルまでは確定。残り2つの枠を、DTではコリン・コールとダニエル・ムーアが争い、DEではジェイソン・ハンターとラリー・バーダインが争っている。実績ではコールだが、買い手が見つかればトレードするかもしれない。10人枠にする可能性も。
- LB (6人) 先発はミドルLBバーネット、ウィークサイドLBホーク、ストロングサイドLBポピンガ。控えでは6巡指名のミドルLBビショップ、ウィークサイドLBトレイシー・ホワイト、ストロングサイドLBヘイヴナーの3人が有力になっているが、ドラフト外のローリー・ジョンソンの逆転があるかどうか。2年目のアブドゥル・ホッジはヒザの問題のためインジャリーリザーブ入りしてシーズンを終える可能性が濃厚。5人枠に減らす可能性もある。
- DB (9人) CBハリス、CBウッドソン、FSコリンズ、SSビグビーの先発4人に加え、ニッケルバックのCBブッシュ、リターナーが決定したCBブラックモン、3巡指名のSラウスまでは決定。CB最後の枠をデンディ、フランク・ウォーカー、トラモン・ウィリアムズの3人が争い、昨年と比べてかなりCB陣の底上げができたと見られている。SSマニュエルを見放したとの噂が本当であれば、セーフティ最後の枠をペプラーとカルヴァーが争う。ここも10人枠に増やす可能性がある。
- スペシャルチーム (3人) パンターのジョン・ライアンとロングスナッパーのロブ・デイヴィスは確定し、キッカーを6巡指名のクロスビーと2年目のデイヴ・レイナーが激しく争っている。ここまでの成績ではクロスビーがやや優勢なので、レイナーのトレードを模索するだろうとの見方が有力。