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Day 20: 成長著しいDTジョニー・ジョリー
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年8月18日
- 午前・午後の練習はこの日で終了。選手たちはセント・ノーバート大学の宿舎を引き払って、今後はそれぞれ自宅から練習に通うことになる。練習場所が同じとはいえ、2人1部屋の窮屈な暮らし、厳しい門限、長時間のミーティングから解放され、これが事実上「キャンプ打ち上げ」に近い。
- 日曜までは連日30℃を越えていたグリーンベイも、ここ数日は最高気温が25℃前後、最低気温が15℃以下とかなり涼しくなってきている。
- 次のシーホークス戦では先発組に25から35スナップほどプレーさせる、とマッカーシーHC。先発RBのブランドン・ジャクソンには今回も15回(先週は16回)はキャリーさせたいと語っている。先発組といってもかなり差をつけるようで、たとえばCBアル・ハリスとCBウッドソンは第1Qだけとのこと。
- シーホークス戦では先発のQBファーヴが半分ほどプレーし、3番手としてQBポール・トンプソンが第4Qを任されるとすれば、今回はQBロジャースの出番が大幅に減ることになる。
- この日のQBポール・トンプソンは午前・午後を合わせて5回もインターセプトを喫し、マッカーシーHCは渋い顔。
- ケガ続きの7巡指名RBデショーン・ウィン(太もも)はまだ練習に参加できず、来週の復帰を目指している。ブランドン・マイリー(肩)も2試合連続で欠場の見込み。そのため、RB/FB陣は先日のスティーラーズ戦と全く同じ陣容でシーホークス戦を迎えることになる。
- かつては痩せっぽちの長身WRだったルヴェル・マーティンだが、食事法を改善してウェイトトレーニングに力を入れたため、計測するごとに体脂肪を減らしてそれ以上に筋肉をつけてきている。トレーニングコーチのロック・ガリクソンによれば、WR陣ではカーライル・ホリデイに次ぐ筋肉量とのこと。
- 4巡指名のG/Tアレン・バーバーの今キャンプでのプレー内容は期待通りまたはそれ以上で、「すでに(先発5人に次ぐ)6人目のOLかもしれない」と評価する記者も出てきた。この日のパスラッシュドリルでも3人の控えDL相手に完勝を収めた。うち2回は左ガード、1回は左タックルとしてプレー。
- 先発センターのCスコット・ウェルズは今キャンプのパスラッシュドリルではほぼ全勝だったが、この日はDTジョニー・ジョリーのブルラッシュに敗れた。DTジョリーはキャンプイン時こそコンディショニング不足で出遅れたものの、合流後のプレー内容は非常によく、「今夏もっとも成長した選手のひとり」とJournal Sentinel紙は評している。1stチーム同士のチーム練習でも、複数ブロッカーを破ってスクリーンパスに対応し、キャッチしたRBヘロンを即座に止めている。
- ドラフト外ルーキーのLBローリー・ジョンソンが、キックオフリターンとキックオフカバレッジの両方で1stチームに入った。控えLB争いには、今後3試合でのスペシャルチームでの働きが重要になりそうだ。
- 3rdチームでのプレーが多かった3巡ルーキーのSアーロン・ラウスは、この日初めて(少しだけ)1stチームでプレーした。
- この日のキッカー対決は、6巡指名のKメイソン・クロスビーがKデイヴ・レイナーを上回った。28、30、38、43、47、54、54、54ydsの8本のうち、54ydsを2本失敗して6/8。レイナーも同じ距離から蹴って30、38、54、54と4本失敗している。
- 熾烈なキッカー争いをより公正なものにするため、両キッカーともPジョン・ライアンとQBアーロン・ロジャースが半々ずつホルダーを務めている。上記キッキング練習のうち54ydsを全てQBロジャースがホールドしたので、成功率が下がったのはやむをえないかもしれない。
- 「リターナーだけの選手はロースター入りすることはない。リターナーだけでなく、それ以外でも勝利に貢献する必要がある」とマッカーシーHCが明言。パントリターナー候補のCBブラックモンは3番手CBを争っているので開幕ロースター入りは確実だが、キックオフリターナー候補のWRボディフォードやWRクラウニーはレシーバーとしてもっと頑張らないと苦しい。